VOO分配金支払いのお知らせが来ましたので内容を確認します。
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単位当たり分配金:0.3009ドル
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分配率:0.41%
今回は昨年より分配率が下落しました。新型コロナウイルスの影響だと思われます。
二重課税と還付
現地源泉税率:10% ⇒ アメリカで10%源泉徴収され、日本でも普通に20.315%源泉徴収されるので、10%がダブル課税になります。そこで、翌年の確定申告で還付してもらう手続きを取ります。今年もその手続きを行い、還付金は約30万円でした。日本国籍の投資信託は、今年から自動的に還付されることとなったので、このような手続きを取らなくてもよいのですが、VOOなど外国国籍のファンドは自動還付の対象にならないので、毎年確定申告する必要があります。それなら、外貨ETFより外国株式に投資するインデックスファンドの方が良いではないかと思われる人もいるかもしれませんが、私は基本的に日本政府をあまり信用していないので、できるだけ距離を置いた方が安全だと考えています。このため、日本国籍の投資信託より、アメリカ国籍のETFのウエイトは落としたくないと思います。
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支払適用レート:103.32円/ドル
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源泉徴収適用レート:103.05/ドル
支払適用レートと源泉徴収適用レートには、少し違いがありますが、その理由は円の換算日が1日ずれているからです。現在は109円/ドルですから、わずか3か月足らずで6円の円安になりました。
10年強で3.6倍
ところで、VOOの株価の状況はどうなっているのでしょうか。2010年の設定来のチャートです。101ドルだったものが現在は362ドルまで上昇しました。3.6倍になりました。
このグラフを見た日本人は、どのような印象を受けるでしょうか。自分の見方がおかしいか、いかがわしい商品か、たまたまうまくいったアクティブファンドではないだろうか、などの印象を持つのではないでしょうか。
銀行の支店長でも8%リターンを信じない
以前、知り合いの銀行支店長に、S&P500のETFの平均リターンが8%だといったところ、「そんなことはあり得ない。72の法則があって、年8%のリターンなら、10年で2倍になる。おかしい。」と言っていました。ほとんどの日本人は、10年で2倍になることを信じませんが、アメリカ人で堅実に投資したり、確定拠出年金をしている人たちは、10年で2倍になることは常識だし、実感しています。
S&P500、ダウ平均、ナスダックについて確認しましょう。
S&P500種指数 (エスアンドピーごひゃくしゅしすう)
米国株式市場の動向を示す株価指数のひとつ。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シーによって算出される、時価総額をベースにした指数です。工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されていて、採用銘柄は約40業種に及んでいます。ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表す指標として機関投資家などに広く利用されています。
ダウ平均
ダウ平均とは、米国のダウ・ジョーンズ社によって開発された米国株の代表的な株価指数のこと。ニューヨーク株式市場の工業株を主体とした代表的な30の優良銘柄で構成されている平均株価指数です。たった30社しかないのは驚きです。
ナスダック総合指数
ナスダック総合指数とは、米国の代表的な株価指数のこと。NASD(全米証券業協会)が開設・運営している電子株式市場「NASDAQ(店頭株式市場)」に上場している、米国内外の3,000以上の銘柄を対象に、時価総額加重平均で算出しています。
このように、正確に書くとかえってわかりにくくなってしまいます。私の理解では、ダウ平均が古くからある企業、ナスダックがハイテクを中心とした企業、S&P500が古い企業もハイテク企業もバランスよく分散した企業、という感じです。そして、ウォーレン・バフェットが、自分の死後、相続財産の9割をS&P500で運用することを公開している遺言に書いています。ですから、私のような素人は、S&P500に連動するVOOやSPYで運用するのが一番良いだろうと考えています。
S&P500の特徴を確認します。
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経費率 0.03%
⇒ 経費率は、0.1%程度の低コストのインデックスファンドより、はるかに低い水準です
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1年トータルリターン:62.17%
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3年トータルリターン:14.43%
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5年トータルリターン:16.50%
⇒ 1年トータルリターンが62.17%と異常に高いのは、2020年3月は新型コロナショックで急落していたからです。3年、5年のトータルリターンは、少し高すぎて、スピード違反という印象です。いずれ調整(つまり下落)があるかもしれません。しかし、ないかも知れません。将来のことはわからないのです。
投資信託組入れ上位銘柄 ⇒ 上位6社をGAFAMT(ガーファエムティ)が占めています。
名称 | ファンドの割合(%) |
アップル |
6.73 |
マイクロソフト |
5.60 |
アマゾン・ドット・コム |
4.36 |
フェイスブック |
1.98 |
テスラ |
1.92 |
アルファベット(議決権あり) |
1.75 |
アルファベット(議決権なし) |
1.70 |
バークシャー・ハサウェイ |
1.40 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) |
1.37 |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー |
1.25 |