好調のアメリカ株式市場の恩恵
日本株は最近停滞気味ですが、アメリカの株式は最高値更新を続けています。そのおかげで、約半分をアメリカ株に投資しているので、その恩恵を受けています。
6年で2倍
2015年にSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を約5,000万円購入して現在は、約1億円になりました。6年で約2倍に増えたことになります。それ以外に分配金を約100万円受け取っています。現在はVOOでS&P500を購入していますが、2007年に連れ合いにSPYを勧めた以上、私も同じ銘柄を買わなくてはいけないと思って、購入しました。なお、私のポートフォリオの元金は、すべてサラリーマン時代の給与、退職金で、親からの相続財産は一切ありません。
資産が増えるだけではないSPYの歴史
この銘柄は、私にとって単に資産を増やしてくれただけではなく、28年以上の歴史を持っていて、株価が上昇することを確認できるので、アメリカ株に投資する自信を与えてくれる銘柄です。
S&P500
アメリカ株には、個別銘柄以外に、ダウ平均、ナスダック、S&P500というインデックスがあります。この中で通常の個人投資家が投資する対象はS&P500が一番多いようです。
先進国株の7割はアメリカ株
また、先進国株に投資する場合の具体的な投資信託としては、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドなどがありますが、この銘柄の7割以上はアメリカ株で、その動きはおおむねS&P500と同様です。
世界株の57%はアメリカ株
更に、世界株に投資する場合についてもVT(バンガード社のETF)も57%がアメリカ株です。
分散投資のS&P500
つまり十分に分散して世界に投資するためには、S&P500が中心になり、その中で最も歴史のあるファンドがSPYなのです。発売された1993年には43ドル台でしたが、2021年8月末現在は451ドルになりました。29年弱で10倍以上になったのですから、ものすごい成績です。この銘柄や類似のファンドに投資しているのはほとんどがアメリカ人で、多くの日本人は、S&P500やSPYという言葉を知らずに、銀行や郵便局でコストの高い商品を交わされ続けているのが実態ですから、極めて残念であり、悲しくなってしまいます。SPYは世界最大のETFで、現在の時価総額は約45兆円ですから、十分に安心して投資できる銘柄です。
日本でも1557で購入可能
SPYは、東京証券取引所において、同じ銘柄が銘柄コード1557で売買されています。以前は取引量が少なくて、大量に購入することは難しかったのですが、下のグラフで示しているように、10年前に比べると最近は取引量が増えてきましたので、ある程度の金額までなら買うことができるようになりました。
SPY/1557を販売しているSSGAについて確認します。以下はホームページからの引用です。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)について?
ミッション / 使命:責任ある投資を通じて、経済の繁栄と社会の進歩に貢献します
ETFとインデックス運用の先駆者として、ステート・ストリート・コーポレーションの資産運用部門を担い、投資における新しい世界を切り拓いています。過去40年以上、当社を頼って下さる金融プロフェッショナルの皆様が投資目標を達成出来るよう、様々な資産クラスにおけるアクティブとインデックス戦略を資産運用サービスをご提供しています。
概要
- 運用資産残高 :$3.05兆ドル
- 顧客:400+
- DC加入者: 2,100万
- 顧客:62カ国
- 運用拠点:10
- グローバル・トレーディング体制:24-hr
歴史
低コストのインデックス運用や米国で初めてETF(上場投資信託)を提供したパイオニアとして、また、アク ティブクオンツ運用草創期からのリーダーとして、お客様の投資課題の解決のため、私たちは40年以上にわたり進化し続けています。
1978年:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの創設
機関投資家に株式インデックスとキャッシュを中心とした資産運用サービスを提供するため、ステート・ストリート・コーポレーションによりステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが創設され、米国と世界の株式で運用するインデックス・ファンドを設定して運用を開始しました。
1984年:新たなアクティブ・クオンツ株式戦略を導入
ポートフォリオ運用に体系的なアプローチを取り入れ、リターンの向上につなげるという顧客のニーズに応えるため、インデックス運用に加えて、新たにアクティブ・クオンツ株式戦略を導入しました。
1993年:米国初のETF – 今や世界で最も歴史ある最大のETFに成長
アメリカン証券取引所と共同で、米国初のETFであり、今もなお世界最大規模を誇るSPDRを設定しました。これにより、投資家は、より幅広くかつ効率的に資本市場にアクセスできるようになりました。
1998年:業界初のセクター別ETF
米国でセクターSPDRを設定しました。業界初のセクター別ETFシリーズとして、さらに多くの投資家に戦術的アセット・アロケーション戦略を提供できるようになりました。
1999年:日本を除くアジア初のETF
香港政府と協力し、日本を除くアジア初のETFとして、現地市場への新たなアクセス手段を提供する、トラッカー・ファンド・オブ・ホンコンを設定しました 。
2004年:米国で現物裏付けのある金ETFを初めて設定
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)と提携し、現物裏付けのある金ETFを米国市場で初めて設定しました。設定から僅か2カ月間で20億ドルを超える資金が集まりました。
2019年:当社初のESGマネー・マーケット・ファンドの設定を発表しました。このステート・ストリートESGリキッド・リザーブ・ファンドは、企業の財務上重要なESG(環境・社会・ガバナンス)要因の評価スコアを運用に取り入れることを目指しています。購入時点でESG基準を満たす銘柄のみで構成されるポートフォリオを提供する初のマネー・マーケット・ファンドです。