支出を減らす

支出を減らすにはいくつかの有効な方法があります。

効果の高いものは◎、少しだけ効果のあるものは〇を付けました。

◎ 保険

日本には高額療養費制度がありますので、民間の医療保険は基本的に不要です。生命保険は子供が学校を卒業するまでは必要ですが、社会人になったら不要です。生命保険は、自分の勤めている会社の福利厚生で扱っているものが最も低コストでお得です。生命保険の部長さんは、医療保険に入らず、福利厚生の生命保険しかかけないそうです。不要な保険の掛け金は、数百万円かかりますから、それを運用すれば、1000~2000万円貯めることができます。

◎自動車

東京23区内に住んでいる人に自動車は不要です。23区内で自動車を保有すると、自動車代、維持費、駐車場代、出かけた時の余分な経費で、年間合計100万円かかります。30年で3000万円、それを運用すれば9000万円貯めることができます。東京23区だけでなく、地方在住者でも可能な方法があります。このブログで過去に紹介したアメリカのミリオネアは、中古のトヨタを100万円で購入し、大事に使っています。

◎社宅

社宅は、狭い、汚い、近所付き合いが大変だと言うデメリットもありますが、年間数十万円節約できますから、多少の不満は耐えることができるかもしれません。

その他にも、以下のように少額の支出削減の方法はいくつかあります。

〇 衝動的な多額の無駄遣いを減らすため、100円均一でストレス解消する。

〇 一駅歩いたり、自転車を利用すれば、健康に良いし支出も減らせます。

〇 サブスクの見直しで、不要な支出を抑える。

〇 パソコンが2台あれば、マイクロソフトオフィスを2台インストールできるカードを購入すれば、低コストに抑えられる。

〇 買い物をするときポイントが付く商品は、元々の価格が高いことが多いので、現金で買う店、ペイペイで買う店、クレジットカードで買う店を区分けする

上記以外の支出抑制方法として、外食をしないことが有効です。旅行した時、出先では外食になりますが、それ以外では、旅行先から夜遅く帰って来て、外食で済ませる時しか、我が家は外食をしません。

アメリカでも、外食をしないことが支出削減策として有効なようです。2022年8月5日のUSA TODAYの記事で確認しましょう。以下は拙訳です。

支出を減らそうとしていますか?外食の回数を減らすことで、大きな効果を得ることができます。

最近、出費が多いという方に、個人金融コラムニストのミシェル・シングレタリーが役立つヒントをひとつ紹介します。彼女は、外食を減らし、家にある食料品をすべて使うことに集中することを勧めています。

簡単なことですが、外食や飲み会によく行く人は、外食を控えることで家計が大きく助かることがあるそうです。シングレタリーさんは、この方法で月に1,000ドル以上節約している家庭もあると言っています。

外食費を減らすために、大きな変化を起こす必要はありません。ほとんどの場合、あちこちを少し調整するだけで、生活の質を下げることなく、より多くのお金を自由にすることができるのです。

なぜ外食は節約に適しているのか

シングレタリーは、家庭の予算と経済状況を改善するために活動しています。モトリー・フール・マネーのポッドキャストで、彼女は、外食は多くの人々の予算の中で3番目に大きな支出であると述べました。一般的には、住宅費や交通費に次いで、退職金や子どもの大学資金よりも多額だそうです。

数字で見ると、シングレタリーさんによると、外食をやめた人は月平均500ドルから600ドルの節約になったそうです。通常の範囲は数百ドルから1,000ドルで、中には月に1,500ドルも外食に費やしている家庭もあったそうです。

支出の習慣は人それぞれですが、外食は間違いなく使いすぎになりやすいものの一つです。友人とレストランやバーに行くことが多い場合、特に大都市ではそのツケがすぐに回ってきます。私はロサンゼルスの物価に慣れているので、よくわかります。素敵なレストランに行きたいけど、毎週末何百ドルも使うのはちょっと…という葛藤があります。

はっきり言って、外食すること自体は悪いことではありません。あなたが食通で、レストランにお金を使うのが好きなら、それは素晴らしいことです。重要なのは、そのような出費が、退職金の貯蓄や借金の返済など、他の経済的目標の妨げになってはいけないということです。また、外食好きの方には、外食代がより多く還元されるクレジットカードをお勧めします。

外食費を減らすには

外食費を減らしたいなら、月末の銀行口座にもっとお金が入るようにする方法がたくさんあります。

シングレタリーは、「21日間断食」と呼ばれる経済的な挑戦を勧めています。その3週間は、必要なものだけにお金を使うのです。つまり、外食はせず、スーパーで必要なものだけを買うのです。また、食料庫にある缶詰や冷凍庫の奥にある鶏肉など、家庭に眠っている余分な食料品をすべて使うようにと、彼女は言います。

それも一つの方法ですが、もしそれがちょっと無理なら、もっと手軽な方法もあります。私は最近、食費に気をつけているのですが、一番効果があったのは、高価な食事の一部を(すべてではありませんが)もっと手頃な代用品に変えることでした。

例えば、毎回夕食をとるのではなく、時にはランチをとったり、カフェでコーヒーとケーキを食べたりします。また、フル・ディナーとドリンクの代わりに、カクテルだけの日もあります。また、ハイキング、美術館巡り、映画鑑賞など、外出時の他のアクティビティにも目を向けています。変化をつけると気分転換になりますし、費用も安く済むことが多いです。

また、1ヶ月の外食予算をいくらにするか考えておくとよいでしょう。ベストな結果を得るためには、上限を決めて、それを超えないように支出を追跡する方法が必要です。予算管理アプリはその手助けになります。

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