ついにVOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)が、VTI(アメリカバンガード社の全米株式ETF)を抜いて３位になり、上位３銘柄をS＆P500が独占しました。数年後にはSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を抜いてトップになりそうな勢いです。VOOはウォーレン・バフェットの推奨銘柄です。取引量はSPYとQQQ（アメリカ・ナスダック指数のETF）が飛びぬけています。

全米ETF　純資産総額ランキング

ティッカー	銘柄	純資産総額(百万ドル)	1日当たり取引株式数(3か月）
SPY	SPDR S&P 500 ETF Trust	368,448	90,252,641
IVV	iShares Core S&P 500 ETF	300,121	4,533,444
VOO	Vanguard S&P 500 ETF	277,987	4,084,954
VTI	Vanguard Total Stock Market ETF	275,045	3,517,851
QQQ	Invesco QQQ Trust	169,215	56,818,594

VTIの翻訳

世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめたので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。

---

マネジメントスタイル

• インデックス：アセットクラス
• 国内株式 – 一般
• カテゴリー：ラージブレンド
• リスクとリターンの尺度：4
• 経費率：0.03%　　2022年04月29日現在
• 30日SEC利回り：　1.58%B　2023年02月28日現在
• 市場価格（MP）：$195.69　2023年3月23日現在
• NAV価格：　　　 $195.78　2023年3月23日現在

概要

主な内容

• IOVのティッカーシンボル：VTI.IV
• CUSIP：922908769
• マネジメントスタイル：インデックス
• アセットクラス：国内株式 – 一般
• カテゴリー：ラージブレンド
• 開始日：05/24/2001
• ファンド番号：0970

製品概要

• CRSP USトータル・マーケット・インデックスのパフォーマンスへの追従を目指します。
• 大型株、中型株、小型株をグロースとバリューのスタイルに分散して運用する。
• パッシブ運用、インデックス・サンプリング戦略を採用。
• ファンドは完全に投資されたままです。
• 低コストのため、正味のトラッキングエラーを最小限に抑えます。
• ファンドの運用：バンガード・エクイティ・インデックス・グループ

レーティング：リスクとリターンの尺度

少ない　—————-–4—–高い　

ファンドへの投資は、短期間あるいは長期間に渡って損失が生じる可能性があります。ファンドの株価やトータルリターンは、株式市場全体の変動と同様に、広い範囲で変動するものとお考えください。

パフォーマンス＆フィー

トータルリターン

	1年間	3年間	5年間	10年間	2001年5月24日設定以来
VTI(市場価格)	-8.19%	11.71%	9.34%	11.82%	7.67%
VTI(基準価格)	-8.23%	11.67%	9.35%	11.82%	7.67%
Spliced Total Stock Market Index (ベンチマーク)	-8.22%	11.69%	9.36%	11.83%	7.69%

経費率

• VTI：　　　　　　　　　　  0.03%
• 類似ファンドの平均経費率：0.78%

特徴　2023年02月28日現在

ファンダメンタル　　　　　VTI　　　ベンチマーク
銘柄数 　　　　　　　　　　3945 　　3924
時価総額の中央値 　　　　$114.3 B 　$114.3 B
利益成長率 　　　　　　　17.6％ 　　17.7％
短期積立金　　　　　　　　―　　　　―
P/E レシオ　　　　　　　 19.1x 　　　19.1x
PBR（株価純資産倍率） 　3.4x 　3.4x
離職率（2022年12月31日決算） 3.4% 　―
自己資本利益率 　　　　　20.9% 　20.9%
外国人持株比率 　　　　　0.6　　　―
ファンドの純資産総額 　　$1.2 T 　　―
株式クラスの純資産総額　275.6億ドル　―

中程度～積極的なファンドに伴うリスク

中程度～積極的と分類されるバンガードのファンドは、株価が大きく変動する可能性があります。これは、実質的にすべての資産を普通株式で保有しているために起こることです。

一般的に、このようなファンドは以下のような投資家に適しています：

• 長期投資（10年以上）を考えている、
• 資本の成長を第一の目的としています、
• 株式市場で起こりうる株価の下落に耐える覚悟を持っています。
• 株価の変動は、普通株式が提供し得る潜在的な高いリターンのトレードオフである。

このカテゴリのファンドが生み出す経常利益のレベルは、中程度から非常に低いものまであります。

加重平均エクスポージャ　2023年02月28日現在

セクター	トータル・ストック・マーケット ETF	CRSP US Total Market Index (ベンチマーク)
素材	2.30%	2.30%
一般消費財・サービス	14.20%	14.20%
生活必需品	5.50%	5.50%
エネルギー	4.90%	4.90%
金融	11.90%	11.90%
ヘルスケア	13.60%	13.60%
資本財・サービス	13.70%	13.60%
不動産	3.30%	3.40%
情報技術	25.10%	25.00%
コミュニケーション・サービス	2.40%	2.40%
公益事業	3.10%	3.10%

保有内容　2023年02月28日現在

銘柄	割合
Apple Inc.	4.67%
Microsoft Corp.	2.05%
Amazon.com Inc.	1.39%
Tesla Inc.	1.36%
NVIDIA Corp.	1.35%
Alphabet Inc. Class A	1.29%
Berkshire Hathaway Inc. Class B	1.17%
Alphabet Inc. Class C	1.14%
Exxon Mobil Corp.	1.12%
UnitedHealth Group Inc.	1.12%