世界のETF2

◎今日のテーマ:つみたてNISAの対象とする株式指数と連動ETFの例

金融庁資料によるETF

金融庁の提示したETFについて、2018年9月の運用管理費用(信託報酬)と純資産額を表示しました。このうち、私の保有しているETFは、SPY、VOO、VWOだけです。昨日は全世界を対象としたETFを検討しましたが、今後順番にETFを検討します。ただし、純資産額があまり小さいものは省略して、代わりのETFを入れる場合があります。

つみたてNISAの対象とする株式指数と連動ETFの例 ティッカーコード 運用管理費用(信託報酬) 純資産:億ドル
全世界MSCI ACWI Index ACWI 0.33% 90
全世界 FTSE Global All Cap Index VT 0.09% 126
全世界FTSE Developed Index VEA 0.07% 717
先進国FTSE Developed All Cap Index VE 0.20% 2
先進国S&P500 SPY 0.09% 2,792
先進国S&P500 IVV 0.04% 1,657
先進国S&P500  VOO 0.04% 1,052
先進国CRSP U.S. Total Market Index VTI 0.04% 1,069
先進国MSCI World Index URTH 0.24% 5
先進国MSCI World IMI Index ACIM 0.25% 1
新興国MSCI Emerging Markets Index EEM 0.71% 308
新興国FTSE Emerging Index VWO 0.14% 587
新興国FTSE RAFI Emerging Index PXH 0.49% 11

米国を除く先進国と全世界

今回取り上げるETFは、米国を除く先進国と全世界です。

ETF                        ティッカーコード

  • バンガード®・FTSE先進国市場(除く米国)ETF                VEA
  • バンガード®・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF     VEU

VEA:米国を除く先進国

VEAは、FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスに連動して、カナダ、欧州地域の先進国市場、および太平洋地域の先進国市場に投資します。

VEU:米国を除く世界

VEUは、FTSEオールワールド(除く米国)インデックスに連動をして、 米国を除く全世界の先進国株式市場および新興国株式市場に投資します。

分散化とコスト

VEAは先進国だけなので運用管理費用(信託報酬)が0.07%と低くなっています。リスクを下げるためには、新興国などにも投資をして分散化を図った方が良いかも知れませんが、コストは余計にかかります。

両銘柄とも8兆円規模

VEAとVEUは、約700億ドル、8兆円と比較的大型のファンドです。

米国を除く世界は、最近1年低調

リターンは、どちらも同じ動きを示しています。アメリカは最近株価が高騰していますが、この2銘柄ともアメリカの株式を除いてありますので、リターンは少し低めになっています。VEUは発展途上国を含んでいますが、発展途上国の株式相場は、アメリカや他の先進国ほど高騰していないので、VEUが成長しているということではありません。

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