私と連れ合いの投資の違い

◎今日のテーマ:私と連れ合いの投資の違い

私と連れ合いの資産運用は、約10年前に始まったのですが、現在までのところ大きな差ができました。現在、私の運用益は高級車14台分、連れ合いは中古のコンパクトカー1台分に相当します。元金自体は、私の方が多くて、2倍近くありますが、それ以上に大きく差が開きました。その理由は何なのかについて、長期・積立・分散という資産形成のキーワードの観点から検討します。そして、この分先によって、何が大事かが分かるかもしれません。

1.長期

長期という言葉で何を意味するかということは、難しい問題です。例えば、2017年から始まったiDeCoや、2018年から始まった、つみたてNISA、のようにな制度を利用する場合には、10年、20年、コツコツと積み立てて行くのが「長期」が分かりやすいと思います。しかし、私たちの場合には、数年に分けてスポット買いしたので、積立投資では有りません。投資した商品を、短期で売らないで保有し続けたことが、長期運用だと定義できるのではないかと思います。つまり、Buy and Hold の方針を貫いています。連れ合いは、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を10年以上前に初めて買って以来、どの商品も売ったことはありません。私は、生活費補填のために少しだけ売ったことはありますが、それ以外は、連れ合いと同様に Buy and Holdを徹底しています。つまり、利益確定とか、損切をしたことはありませんでした。従って、連れ合いも私も、「長期」ということは徹底していたということになり、二人の差はありません。

2.積立

私も連れ合いも、定期的に定額を購入するという方法は取っていません。私は1306を2012年初めに購入し、SPYとVGK(ヨーロッパのETF)をまとめて買いました。連れ合いは、最初に買った1306がリーマンショックで半額になったことで、投資意欲を失い、しばらくは追加購入しませんでした。2013年ごろから1306の投資を再開し、そして、SPY、VOO(バンガード社のS&P500のETF)を追加購入しています。二人とも、数回にわたってスポット買いを行ってきましたが、積立というわけでは有りません。この「積立」に関しても、二人の差はありません。しかし、連れ合いより私の方が、タイミングよく買えたという運の良さがあったと思います。また、連れ合いは、買い時だった2009年~2012年に買わなかったということが言えます。こつこつと機械的、自動的に購入を続けていれば、良い成果が得られたでしょう。

3.分散

従業員持株会株式の行く末が、大きな差となって表れたと思います。私の持株会株式は元金1000万円でしたが、株価が上昇して2000万になり、それを全額売却して1306に買い替え、現在4500万円になりました。一方、連れ合いの元金400万円の株式は、倒産によってゼロ円になってしまいました。個別株式は、上がるものもあれば、倒産するものもあります。分散投資が大事だと思います。

まとめ

私と連れ合いの違いは、長期、積立ではなく、分散と運の善し悪しだと思います。しかし、大事なことはこれからです。エグゼトラストの川田重信さんによると、「米国株式は高値で買っても大丈夫!」だそうです。

最悪のタイミングで買っても大丈夫!

① 1987年のブラックマンデー → 今まで持っていれば、年率9.4%

② 2000年のITバブル崩壊直前 → 今まで持っていれば、年率5.0%

③ 2007年金融危機の直前 → 今まで持っていれば、年率7.0%

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