◎今日のグラフ:VWO分配金2019年1月
最近1年間の分配金は合計で20万円ほど
野村證券から「外国証券分配金支払いのお知らせ」が届きました。銘柄名はバンガードFTSEエマージングETFで、ティッカーはVWOです。一番右の2018年1月8日の配当金は5万円弱で、一番左の2018年1月4日に比べて増加しています。VWOは4半期ごとの支払ですが、期毎にかなり差があります。最近1年間合計で20万円ほどの分配金です。VWOの評価額は、最近の株安でかなり下がって、800万円ほどになりました。従って配当率は2.5%程度です。
最近のトータルリターンは、以下の通りです。
1年トータルリターン -15.98%
3年トータルリターン 12.10%
5年トータルリターン 2.59%
VWOの資産総額 (十億 USD) ( 01/08/2019)は、563億ドルですから、日本円で6兆円です。
新興国株式は買い時か
VWOは新興国株式のETFですから、高いリターンが期待できそうですが、実際はそうでは有りません。最近の世界株式市場は、アメリカの一人勝ちと、言われることが多いですが、現実の数字もその通りで、特に新興国の成績が芳しくありません。このように成績の悪い時こそ買い時だという考え方もあるかもしれません。
中国のシェアは35.2%
市場別保有配分 上位10市場 (%) | |
中国 | 35.2 |
台湾 | 15.2 |
インド | 11.0 |
ブラジル | 7.0 |
南アフリカ | 6.7 |
タイ | 4.2 |
ロシア | 3.9 |
メキシコ | 3.7 |
マレーシア | 3.3 |
インドネシア | 2.2 |
VWOの中で、現在のシェアは、中国が35.2%を占めています。このような高い割合がいつまで続くのでしょうか。ヨーロッパに観光に行くと、どこに行っても中国人が大声で騒いでいます。サイパンのレンタカー店には、ピンク、黄色、赤、金色のオープンカーがずらりと並んでいます。中国人が、そのオープンカーを借りて、記念写真を撮り、それを中国にいる知り合いに見せることが流行っているそうです。オセアニアでも、中国人の傍若無人の行動に地元の人は辟易としていますが、観光でお金を落としてくれているので、我慢しているそうです。最近、中国は、周辺国、観光地、アメリカだけでなく、経済的つながりの強いドイツや英国からも、敬遠される傾向が出てきています。
今後は、インドと東南アジアが有望か?
一方で、今後インドや東南アジア諸国のウエイトが高まることが有力視されています。そのように判断した場合、現在のVWOをそのまま保有していいのか、それとも、インド・東南アジアのウエイトの高いファンドに乗り換えた方が良いのか、悩むところです。今のところ、そのようなETFは販売されていないようです。