DCの評価額2019年4月

◎今日のテーマ:DCの評価額2019年4月

DC

確定拠出年金DCは、自分で資金を拠出するのではなく、勤めている会社がDC制度を導入している場合に会社が資金を拠出してくれて、社員が運用方法を指図するシステムです。私の場合は、勤めていた会社が元々税制適格年金制度を導入していて、2000年初頭に確定拠出年金に制度変更しました。会社の拠出金は600万円ありました。

年金全体の中での位置づけ

私は全額を外国株式インデックスファンドで運用しました。DCの運用商品を決定するにあたっては、自分の年金全体の中でDCをどのように位置づけるべきかを考える必要があります。具体的には、基本ととなるのが国民年金を含む厚生年金です。私の場合、それ以外に、勤めていた会社の確定拠出年金と確定給付年金、財形年金があります。これは確定拠出年金以外は、給付額の見通しが立ちますから、確定給付年金的な性格を持ちます。

DCはハイリスクハイリターンの商品を選択

従って、バランス的には、リターン・リスクとも高い商品を確定拠出年金では選択すべきと考えました。従って、外国株式インデックスファンドを選びました。

信託報酬の高い商品しかない管理運営会社はダメ

ところで、現在のDC管理運営会社は野村證券ですが、昨年の4月まではみずほ銀行でした。みずほ銀行で信託報酬の一番安い商品は0.5%ですが、野村證券なら0.2%で済みます。そこで、管理運営会社をみずほ銀行から野村證券に移管することにしました。そして、2019年4月はDCの評価額が過去最高の209(当初掛金600万円を100とする指数)まで上昇しました。

どのような商品を選ぶべきか

DCの運用商品としては加入者はどのような商品を選んでいるのでしょうか。長期で運用することになるのですから、私なら、第一候補は外国株式型、第二候補は国内株式型とします。しかし、それぞれ6.9%、12.5%しかありません。しかも、商品の中にはアクティブも含まれていると推測されます。(少なくともみずほ銀行のDC運用商品には複数のアクティブ商品が含まれます。)私なら、アクティブではなくインデックスファンドを選びます。そうすると、私と同じインデックス型の株式投資信託を選ぶ人は、1割以下しかいないでしょう。

外国株式インデックスファンドを選んだおかげで、2倍に増加

私は、現在運用益が600万円以上ありますが、預貯金を選んだ35.6%の人達は運用益はほぼゼロです。保険商品は具体的な内容が分かりませんが、金融機関に多額の手数料を支払ってDC加入者の運用益を減らしていると思われます。次のバランス型は、現在のように金利の低い時代にはDCの制度を十分に生かしているとは思えません。債権については、国内は金利が極めて低いですし、外国も為替リスクを負っている割には低金利だという欠点があります。

信託報酬は0.3%以下の商品を選ぶ

年代別の商品は、高年齢ほど預貯金にしていますが、私は60代半ばで全額投資信託です。DCの中だけで商品を考えるのではなく、年金全体の中、あるいは金融資産全体の中で考えるべきだと思います。ところで、20代が最も預貯金が多いのは、いかなる理由によるものでしょうか。知識が無いので不安なのでしょうか。できるだけ、運用管理費用(信託報酬)の安い外国株式インデックスファンドがDCの長期投資に適していると思います。0.3%を超えたら、高すぎると思われます。

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