2008年3月の連れ合いのポートフォリオ:ETFで資産運用する理由

今日のグラフ:連れ合いのリーマンショック前のポートフォリオ

2008年9月15日に米国投資銀行のリーマン・ブラザース・ホールディングスが倒産しましたが、その直前の連れ合いのポートフォリオです。

インフレ対策のために、銀行預金からETFへ移すべき

私の連れ合いが保有する金融資産は、自分の勤めていた会社の持株会から引き出した株式以外はすべて銀行預金でした。そこで、今後日本はインフレになる可能性が高いのでこれからは銀行預金で置いておくのではなく、ETFで資産を保有するべきという私の勧めで、2007年に1306(TOPIX連動型上場投資信託)を買いました。2005年には1100円台だったのですが、2006年、2007年には1700円、1800円台まで上昇していました。

リーマンショック前のピークの時にETFを購入

つまり、一番高い時期に買ってしまったということになります。加えて、当時好調だったSPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)、金利の高かったニュージーランドドル建ての欧州投資銀行債も併せて買いました。2007年は、世界的なバブル期で、翌年にはリーマンショックがやってくるという最悪の時期に投資を始めたというわけです。

日米最大のETFである1306とSPY

1306、SPY、ともに、当時も現在も日米における最大のETFですし、信託報酬も約0.1%ですので、商品自体は文句のつけようがありません。問題は買ったタイミングが悪かったということになります。しかしながら、時期を分散して少しずつ買った最初の年が悪かったと考えれば、ドルコスト平均法の中の一つの形態に過ぎないとも言えます。ただし、リーマンショックによるダメージがあまりに大きかったため、その後の数年は投資を休んでしまったのでした。これから長く苦しい時代が延々と続きますが、今後お話ししていきます。

今日のテーマ:ETFで資産運用する理由

私も連れ合いも、1306(TOPIX連動型上場投資信託)、SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)を中心に、ETFで資産運用していますがその理由はいくつかあります。

①資産の分散化は必要でも債券の利回りは低く、株しか魅力なし

30年以上前から、資産運用の新聞記事などを見ていると、内外の株式、内外の債券に分散投資する方法が出ていて、その成績が良さそうだということです。このうち、国内の債券については国債をはじめとして、ほとんど金利がゼロという状態が続いています。債権も投資すればリスクはありますので、ほぼゼロ金利の商品に、あえてリスクを冒してまで投資するメリットは有りません。一方で外国の債券と言えば代表的なものは米国債ですが、これも2%台で、為替リスクをかけてまで投資すべきかと言えば、その気にはならないと思います。それでは何%なら米国債に投資する気になるかと言えば、5%か、それに近い金利水準だと思います。というのはSPYの利回りが現在10%程度なので、それと比較すると、債券もある程度の金利水準を期待してしまいます。このように内外の債券という選択枝が当面ないとなると、残りは株式ということになります。

②銀行預金と財形の金利は落ちる一方

昭和の時代に5%を超えていた財形(勤労者財産形成)貯蓄の金利が、平成の時代に入ってからどんどん落ちて、1.5%になりました。また、銀行預金の金利はほぼゼロですから、退職金などのまとまったお金をこのまま銀行預金においておくわけには、いかないと思っていました。

③日米で素晴らしいETFが登場

①で述べた通り、株式は資産運用としては利回りが高いため魅力的な商品です。しかしながら、個別株式は倒産の可能性があるので、リスクが高いという問題点があります。そんな中で、1993年には米国でSPY、2001年には日本で1306、という素晴らしい商品、ETF、が登場しました。しかも現在1306は日本で6兆円、SPYはアメリカで30兆円を超える大商品になったので、安心して買えるようになりました。ETFは個別株式と違って、価値がゼロになることが有りませんし、長期間保有しても、信託報酬は0.1%程度と、極めて低いコストしかかかりません。

④インフレ対策

日本もいつかはインフレになるかもしれません。もしインフレ率が2%になって、それが10年続けば、円の価値が複利で22%損なわれることになります。オーバーシュートして、それ以上になったり、国債残高が増大して一層高いインフレになるかもしれないので、私自身も個人的に何らかの対策をしなくて良いのかと考えるようになりました。

⑤ETFで5%以上の利回り期待が可能

仮にインフレ対策を考えないとしても、真っ当な資産運用として、1306とSPYを半分ずつ所有すると5%以上の利回りを期待できます。それを長期で持てば株式投資によるリスクも減るということが分かってきました。

ETFの購入には、特別の才能も知識もタイミングも不要

特に、④のインフレ対策と⑤の資産運用が一致したことで自信を持って実行した。そして、相場が悪くなっても、ETFを売らずに、じっと我慢することが大事だと学びました。1306とSPYを5年に分散して購入し、それを売らずに持ち続けるだけなので、特別の才能も知識も経験もタイミングを選ぶ必要もないと思います。ETFが登場したからこそできる方法だと思うのです。

その結果、2017年現在、良好な成績を収めています。

詳しくはこちらをご覧ください → ETF・インデックスファンドを買いたくなるグラフ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です