今月連れ合いは、VOO(バンガード社のS&P500 ETF)を270万円買い増しました。そして、追加購入をしようと考えていて、USMMFを500万円売却してしてUSドル預かり金にしてあります。
野村證券では、今年の2月からインターネット予約でアメリカのETFを購入できるようになりました。ただし、その金額相当分をUSMMFでなく預り金で保有しておく必要があります。以前は、アメリカのETFを買おうとすると、電話で発注し、その後注文が成立するとその相当額についてUSMMFを売却する指示を出さなければなりない手間がありました。私の仕事中に電話がかかってきてOKを出さなければならず、非常に煩わしい手続きでした。それが、解消されたのですが、USMMFとUSドルの預り金の違いは、分配金がつくかどうかという問題があります。USドルは現金ですから分配金がありませんが、USMMFは現在0.6%の利回りがあります。現在は極めて低い利回りなので、USMMFを売却して預り金で置いてもあまり気にならないレベルです。
この結果、連れ合いのポートフォリオには5%の預り金(USMMF)が新登場しました。この預り金で買おうとしているETFはVOOは、2月中旬に310ドル達した後、3月下旬に204ドルまで下がりました。その後は値を戻し、230ドル前後で推移しています。株価は200ドルを割るのではないかと考えていましたが、なかなか下がりません。
日本で見るニューヨークのテレビニュース映像は、感染者数爆発、医療崩壊寸前という感じですが、株式市場関係者はどう思っているのか分かりません。TBSラジオでインタビューに応じているミサコ・ロックス(国際結婚してニューヨークに在住の日本人)によると、日本で流れている映像と現地の受け止め方はかなり違いがあるようです。地下鉄に乗っている人は少ないですが、町の中は落ち着いているそうです。4月1日にミサコ・ロックスが伝えた【ニューヨークの今の状況がわかるイングリッシュ】は以下の通りです。
・ 「 Social-distancing. 」(周囲の者から距離を置くこと!)
・ 「 Please, stay at home. 」(家にいてください)
・ 「We are all in this together. 」(皆 、 一緒に戦っているんだよ)
つい1か月前までは、日本人がマスクをしているとアメリカ人は馬鹿にしていましたが、現在は7割の人がマスクをしているそうです。また、日本に住んだ経験のあるアメリカ人は、家に入る時に靴を脱ぐ風習をアメリカに持ち込んでしますが、その清潔さが良いのではないかと言われています。
連れ合いのポートフォリオは45%が国内株式ETF、45%がアメリカS&P500 の株式ETFと外国株式インデックスファンド、残り10%がMMFと預り金です。連れ合いは60歳代ですから、一般的には株式を減らして債券や現金を増やすべき年代です。しかし、連れ合いには当面現金を必要とする出費の予定はありませんから、長期で見て資産が増える株式ETFを保有するのが効率的なポートフォリオです。
国内のETFは、マーケット全体の実勢を一番よく表すTOPIXのETFである1306一銘柄に絞っています。1306は基本的に特定口座で保有していますが、一部をNISAに置いています。しかし2018年から、つみたてNISAを始めたので、NISAは5年の期限が切れると順次1306の特定口座に移管されます。
つみたてNISAについては、2018年の制度発足当初から「野村つみたて外国株投信」で積み立ててきました。しかし、
3月16日(月)より、つみたてNISA専用ファンド「野村スリーゼロ先進国株式投信」が始まりました。信託報酬がゼロ(0円)の、業界最安1となるファンドで、購入時手数料、信託財産留保額についても無料です。
「野村スリーゼロ先進国株式投信」の特色
「外国株式MSCI-KOKUSAIマザーファンド」を通じて、外国の株式を実質的な主要投資対象とし、「MSCI-KOKUSAI指数(円換算ベース・為替ヘッジなし)」の中長期的な動きを概ね捉える投資成果を目指します。実質組入外貨建資産については、原則、為替ヘッジを行いません。
連れ合いが現在つみたてている「野村つみたて外国株投信」は、2017年の投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearで第4位に入賞した素晴らしい銘柄でした。しかし、その後他社商品が相次いで信託報酬を引き下げ、相対的に魅力がなくなって来ました。そこで、野村證券は信託報酬ゼロの「野村スリーゼロ先進国株式投信」という超目玉商品を投入したのです。
私も連れ合いも、この銘柄に乗り換えるようと考えていますが、現在は新型コロナ騒動で手つかずの状態です。よく調べてからスイッチングをしたいと思います。というのは、この銘柄を利用するには、メールアドレス・Web交付サービス・メール交付サービスの3点のサービスの登録が必要なのですが、紙の報告書が全く来ないというのも困りますから、まずはそれを問い合わせようと思います。
外国株式ETFは、SPYとVOOを保有していますが、両方ともS&P500 のETFです。連れ合いが投資を始めた2007年にはまだVOOが発売されていませんでしたのでSPYを購入しました、しかし信託報酬はVOOが安いので、その後の追加購入はVOOにしています。
最近連れ合いは勤めている会社で資産運用のセミナーを受けたのですが、そこっで講師が「S&P500のETF」を勧めていたそうです。当然の推奨だと思います。
今年から、外国株式分配金の二重課税は解消されることになりましたが、それは日本国籍のインデックスファンドだけなので、SPYやVOOなど米国籍のETFは相変わらず二重課税が続くそうです。また、来年も確定申告をして税金を還付してもらわないといけません。