ユーロMMFと日本のMMFは繰り上げ償還
私は現在USMMFオーストラリアMMFという、2種類の外貨MMFを保有しています。保有目的は、投資ということではなく、
- ETFを購入するための資金
- ETFの分配金として受領している
の二つです。私の外貨MMFはすべて野村證券のもので、かつては6種類ありましたが、ユーロMMFが超低金利政策によって2016年5月25日、 繰上償還になってしまったので、現在は5種類だけです。日本のMMFについても、2016年8月31日に償還、つまり、終了しました。
利回りの良かった外貨MMF
私は10年近く前、野村證券で6種類の外貨MMFを保有していて、その金額は以下の通りでした。リーマンショック前は、オーストラリア、ニュージーランドは5%、6%の利回りだった時代も有り、投資対象として外貨MMFはかなり魅力的でした。
外貨MMF | 金額 |
USMMF | 26百万円 |
ユーロMMF | 13百万円 |
オーストラリアMMF | 10百万円 |
カナダドルMMF | 4百万円 |
NZドルMMF | 5百万円 |
合計 | 58百万円 |
現在私が保有しているUSMMFと豪ドルMMFの利回りの推移を2008年のリーマンショック以前から見てみましょう。
年月日 | USMMF | 豪ドルMMF |
2020/7/31 | 0.202% | 0.088% |
2019/12/27 | 1.203 | 0.397 |
2018/12/28 | 1.883 | 1.383 |
2017/12/29 | 0.902 | 1.076 |
2016/12/30 | 0.461 | 1.272 |
2015/12/25 | 0.337 | 1.619 |
2014/12/26 | 0.127 | 2.140 |
2013/12/27 | 0.134 | 1.950 |
2012/12/28 | 0.139 | 2.595 |
2011/12/30 | 0.249 | 3.951 |
2010/12/31 | 0.207 | 4.266 |
2009/12/25 | 0.166 | 3.251 |
2008/12/26 | 0.324 | 3.982 |
2008/4/11 | 2.065 | 6.543 |
景気の良かったオーストラリア
USMMFは2.065%、豪ドルMMFは6.543%ありました。リーマンショック後、USMMFは0%の時代が長く続き、豪ドルMMFは緩やかに下落していきました。オーストラリアは、鉄鉱石などを中国に輸出していたので、中国が好景気の時には、オーストラリアも好調でした。オーストラリア以外の、カナダ、ニュージーランドについても低調ですから、現在外貨MMFで保有する魅力はありません。
紙の運用報告書
野村證券から外貨MMFの運用報告書が届きましたので、その内容を確認したいと思います。現在は電子メールで送られてくるのですが、以前は、紙の報告書しかなく、それを受け取ってからでないと、取引ができない時代がありました。今から思うと随分無駄なことをしていましたし、当時も、ばかばかしいと思っていました。
交付運用報告書
作成対象期間:第28期(2019年1月1日~2019年12月31日)
ルクセンブルグ籍/契約型/追加型外国投資信託
ルクセンブルクは、人口576,249人の小さな国ですが、投資信託残高はアメリカに次いで第2位であり、日本の6,870億ドルの約4倍の26,210億ドルです。
なぜこれほど、巨額の資金を流入することができるのでしょうか。主な理由は以下の通りです。
- 法律、税、会計に関する専門家が十分にそろっている
- 投資信託に関する法制度が整備されているので、投資家にとっては安心感が高い。
- 税制上の優遇措置がある
- 英語を中心とした言葉の壁がない
- 政治情勢が安定していてカントリー・リスクが少ない
東京がアジアにおける金融センターを目標としていますが、上記のうち達成されているのは、安定した政治情勢だけだろうと思います。
それでは、再びノムラ外貨MMFの現状確認に戻ります。
純資産総額は、USMMF36億ドル、豪ドルMMF26億ドルです。
1口当り純資産価格 | 純資産総額 | 騰落率 | 1口当り分配金額合計 | |
USMMF | 0.01米ドル | 3,551,672千米ドル | 1.71% | 0.000168190米ドル |
豪ドルMMF | 0.01豪ドル | 2,558,509千豪ドル | 0.86% | 0.000084690豪ドル |
◇費用の明細
◎ 管理報酬 :トラスト全体について年間15,000米ドル ファンドの投資運用業務、管理事務の監督およびモニタリング、およびファンドの信託期間中の管理全般に関する業務への対価(ファンドの投資運用業務、管理事務の監督およびモニタリング、およびファンドの信託期間中の管理全般に関する業務への対価)
⇒ トラスト全体で1万5千ドルですから微々たるものです。
◎ 投資顧問報酬:各ファンドの日々の純資産総額に対し以下の年率の投資顧問報酬が支払われました。(ファンドに関する投資判断等の運用業務およびこれに付随する業務への対価)
- US MMF:年率 0.150%
- 豪ドル MMF:年率 0.150%
豪ドルの利回りは0.088%まで下がりましたから、これ以上下がると繰り上げ償還になる恐れがあるかもしれません。
◎保管報酬:各ファンドの日々の純資産総額に対し年率0.04%以下(ファンド資産である金融商品およびその他資産の保管業務、ならびにこれらに付随する業務への対価)
◎代行協会員報酬:トラストの日々の純資産総額に対し年率0.10%以下(ファンド証券の純資産価格の公表、目論見書および運用報告書等の販売会社への送付、ならびにこれらに付随する業務への対価)
◎販売会社報酬:各ファンドの日々の純資産総額に対し年率0.40%以下(ファンドの販売業務・買戻しの取次業務、運用報告書の交付業務、ファンドおよびそれに関連する投資環境に関する説明および情報提供等の業務への対価)
◎その他の費用・手数料:0.03%(コルレス銀行報酬、法務報酬、現金支出費、専門家報酬、年次税、海外登録費用、印刷費・公告費、設立費償却、その他の費用)
<明日に続く>