税制適格年金から企業型確定拠出年金へ移換
私の確定拠出年金は、個人型(イデコ)ではなく、企業型です。2001年に確定拠出年金制度が始まってすぐ、私の勤めていた会社が確定拠出年金制度を導入しました。私は全額を外国株式インデックスファンドに投資しました。私の勤めていた会社は、もともと税制適格年金制度を導入していたので、そこに積み立ててあった、私の分の資金をこの外国株式インデックスファンドに順次移換したのです。
9割が銀行預金を選択
私の勤めていた会社の社員は、9割が銀行預金を選択し、私のように外国株式インデックスファンドを選択した人は少なかったはずです。しかも、積み立てていた資金全額を集中的に投資したのですから、当時としては稀有な選択方法だったと思います。しかし、投資は、確定拠出年金という一つの分野だけ見るのではなく、厚生年金、確定給付年金、自分の金融資産全体の中の一つの資産としてバランスよくみる必要があります。
確定拠出年金は年金全体の中のほんの一部
厚生年金や確定給付年金は変動リスクがほとんどなく、極めて安定した収入になりますが、インフレには弱いというデメリットも有ります。その点をカバーしてくれるのが外国株式インデックスファンドだと考えています。しかも金額的に見れば、厚生年金は今後死ぬまでに数千万円を受給するのですから、確定拠出年金はできるだけリスク・リターンの高い銘柄を選ぶべきです。その結果、今のところ、評価額は元本の2倍以上に増えていて、今後10年間そのままにしておけば、更に2倍になるという皮算用をしています。
リーマンショックで4割減
移管した資金は、約600万円でしたが、移換を終えたころにリーマンショックに襲われ、400万円まで下落しました。その後世界の株式相場が向上したために、私の確定拠出年金の評価額も上昇しました。
管理機関をコストの観点から変更
管理機関はみずほ銀行のままだったのですが、その商品は信託報酬の高い銘柄しか扱っていないので、3年ほど前に、野村證券に移換して、外国株式インデックスファンドを選択しました。私のように、定年などで退職して、自由に管理機関を選択できるようになった人は、信託報酬の安い銘柄を提供してくれる機関に移管するのも有効かもしれません。
野村證券の確定拠出年金銘柄
野村證券は下の表の通り18銘柄あります。
私の選んだのは、13番目の 外国株式 パッシブ 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI[野村DC外国株式インデックスF] で、信託報酬は0.15%ですから低コスト銘柄です。パッシブというより、アクティブと言った方が、かっこよく思えるかも知れませんが、個人の長期投資では、アクティブは無駄なエネルギー消費、つまりお金の無駄遣いですから、パッシブ、インデックスを選ぶようにしましょう。
商品 | 商品名 | 信託報酬(税込) | ||
1 | バランス型 | アクティブ | 野村DC運用戦略ファンド(マイルド)[野村DC運用戦略Fマイルド] | 0.66% |
2 | バランス型 | アクティブ | 野村DC運用戦略ファンド[野村DC運用戦略ファンド] | 0.88% |
21 | バランス型 | パッシブ | マイターゲット2030(確定拠出年金向け)[マイターゲット2030野村DC] | 0.37% |
22 | バランス型 | パッシブ | マイターゲット2035(確定拠出年金向け)[マイターゲット2035野村DC] | 0.37% |
23 | バランス型 | パッシブ | マイターゲット2040(確定拠出年金向け)[マイターゲット2040野村DC] | 0.40% |
24 | バランス型 | パッシブ | マイターゲット2045(確定拠出年金向け)[マイターゲット2045野村DC] | 0.40% |
3 | バランス型 | パッシブ | マイターゲット2050(確定拠出年金向け)[マイターゲット2050野村DC] | 0.40% |
25 | バランス型 | パッシブ | マイターゲット2055(確定拠出年金向け)[マイターゲット2055野村DC] | 0.40% |
26 | バランス型 | パッシブ | マイターゲット2060(確定拠出年金向け)[マイターゲット2060野村DC] | 0.40% |
4 | バランス型 | パッシブ | マイバランスDC30[マイバランスDC30・野村] | 0.15% |
5 | バランス型 | パッシブ | マイバランスDC50[マイバランスDC50・野村] | 0.15% |
6 | バランス型 | パッシブ | マイバランスDC70[マイバランスDC70・野村] | 0.15% |
7 | 国内株式 | アクティブ | リサーチ・アクティブ・オープン(確定拠出年金向け)[リサーチアクティブO野村DC] | 1.12% |
27 | 国内株式 | アクティブ | ひふみ年金[ひふみ年金(野村DC)] | 0.84% |
8 | 国内株式 | パッシブ | 野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX[野村DC国内株式インデックスF] | 0.15% |
9 | 国内株式 | パッシブ | 野村日経225インデックスファンド(確定拠出年金向け)[野村日経225インデF野村DC] | 0.28% |
10 | 国内債券 | パッシブ | 野村DC国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合[野村DC国内債券インデックスF] | 0.13% |
11 | 外国株式 | アクティブ | キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)[キャピタル世界株式F野村DC] | 1.56% |
12 | 外国株式 | アクティブ | フィデリティ・グローバル・エクイティ・オープンB(為替ヘッジなし)(確定拠出年金向け)[フィデリティGO・B野村DC] | 1.74% |
13 | 外国株式 | パッシブ | 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI[野村DC外国株式インデックスF] | 0.15% |
14 | 新興国株式 | パッシブ | 野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け)[野村新興国株式インデックスF] | 0.62% |
20 | 外国債券 | アクティブ | 野村DC・PIMCO・世界インカム戦略ファンド(為替ヘッジあり)[野村PIMCO世界インカム戦略] | 1.10% |
15 | 外国債券 | パッシブ | 野村DC外国債券インデックスファンド[野村DC外国債券インデックスF] | 0.15% |
16 | 新興国債券 | パッシブ | 野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)[野村新興国債券インデックスF] | 0.61% |
17 | 国内REIT | アクティブ | 野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)[野村J-REIT・F野村DC] | 1.05% |
18 | 海外REIT | パッシブ | 野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)[野村世界REITインデックスF] | 0.36% |