富裕層2:日々の生活

◎今日のテーマ:富裕層2 日々の生活

私の40年間の変遷

私が40年前に大学を卒業して会社に入った時には、当然マス層でした。入社直後から給与天引きの財形貯蓄をはじめ、十数年後にアッパーマス層に、更に十数年後に純富裕層になりました。資産の大半は財形貯蓄でした。50歳の時に自宅用の土地を買い、家を建てましたので、ストンとマス層に落ちました。不動産は金融資産には入りません。その後、財形貯蓄、退職金などで富裕層にギリギリ入るまで上昇しました。

退職後の資産運用

退職後約10年間で、株式、外貨MMFなどで、その資産が1.9倍になりました。しかし、最初から現在のようなポートフォリオで運用していたわけではなく、銀行預金や外貨MMFで保有していた期間が長かったので、実質的な運用期間は5年程度だと思います。もし、10年前のスタート時点から今のようなポートフォリオで運用していたら、おそらく3倍程度になっていたと思いますが、スタート時点では現在のような知識も、胆力も、将来見通しも有りませんでした。

身近な超富裕層

ところで、超富裕層に該当する人は、周りにいるのでしょうか。不動産で10億円持っている人は、私の親戚には数人いますが、金融資産で保有している人は、あまりいないと思われます。不動産に関しては、東京都内で昭和30年代まで農家だった親戚が数名いて、その人たちは、農地を売って10億円ほど保有していたようです。しかし、相続人である子供が複数いますし、相続税もかかったので、超富裕層の基準の5億円の金融資産というのは難しそうです。

日本人とアメリカ人の金融資産の違い

日本人の場合、金融資産は現金・預金で保有する割合が高く、52.5%です。富裕層の場合にどのような資産割合になっているかは分かりません。一方で、アメリカは株式等で保有する割合が多く36.2%、投資信託が11.8%です。

アメリカ政府は株式相場を重視

アメリカでは1993年からの26年間で、株式相場が6倍以上に上昇しています。家計の中で、これだけ大きなウエイトを占めるようになると、アメリカ政府も株式の動向には敏感にならざるを得ません。日本では、株式や投資信託は、一部の金持ちや、ギャンブル好き、投機の対象のように考える人もいますが、アメリカでは日本のような考え方までは無いようです。

プライベートジェット、クルーザー

アメリカの富裕層は、ニューヨーク、ロサンゼルス、マイアミに住まいを構え、プライベートジェットやクルーザーを所有している人も多いようです。フロリダのフォート・ローダーデールに観光で行ったときに、クルーザーのフェスティバルがありましたが、一艘数億円から数十億円もしそうなクルーザーがたくさん出展されていました。

スポーツのスターは破産する人が多い

一方で、大学卒業後にアメリカンフットボールの選手契約を結ぶ人たちは、5億円、6億円で契約しますが、引退後には6割の人達が破産するそうです。お金を持っている人の周りには取り巻きが集まり、むさぼり取っていくようです。破産した人たちは、お金の貯め方、運用の仕方、使い方を知らないのでしょう。

トヨタ、ベンツ、BMW

日本の純金融資産1億円以上の保有者のアンケート調査によると、保有自動車は、トヨタとメルセデス・ベンツが同票1位、3位BMWだそうです。我が家はコンパクトカーの中古を大事に使っています。