私の運用実績の資産運用益は、元本の79%です。

◎今日のテーマ:私の運用実績の資産運用益は、元本の79%です。

このグラフは、2010年から2016年までは1年1回、2017年は3か月1回、2018年以降は毎月プロットしてあります。従って、最近の折れ線グラフはギザギザしていて、2010年代前半は比較的直線が多くなだらかです。

1980年代

私は、1980年頃から財形貯蓄を始め、1989年の資産バブルの時も毎月毎月コツコツと給与天引きで積み立ててきました。その頃は現在のような、低コストで優良なインデックスの投資信託はありませんでした。

1980年代の投資信託はやってはいけなかった

山一証券に勤めている人に、「株式の勉強をしたいけど、何をしたら良いか」尋ねたところ、「投資信託だけは止めた方が良い。あれは、証券会社だけ儲かって投資家は損をするから。」と言われました。その理由は、購買手数料と信託報酬が高いからだと思います。

場立ち

当時は、ワープロが発売されたばかりで、エクセルなどの表計算ソフトもインターネットもない時代です。株式の売買は、「場立ち」と言う証券マンが行っていました。場立ちとは、手のサインを使って売買注文を伝達する証券マンのことです。例えば、左手の人差し指、中指、薬指を立てて、右手でその3本をコスト、「三越」と言ったジェスチャーを使っていました。

利率は5%、10%

財形貯蓄の利率は5%を超え、生命保険会社の扱う一時払い養老保険は10%近くの利回りでした。連れ合いは、日本興業銀行のワリコーという商品を1000万円買ったことがありました。5年間で年率9%の利回りでした。しかし、その後、高い利回りだった公社債投信も低利回りになり、一般の人にとって魅力的な商品が無くなってしまいました。

つみたてNISA、iDeCo

2010年代の半ばになると、NISA、つみたてNISA、iDeCoがスタートし、それに呼応して低コストのインデックスファンドがどんどん登場しました。インターネットの普及や、ネット証券の登場も低コスト化を推進しました。

現代は一般庶民が投資できる時代

1980年代の資産バブルは、富裕層が踊らされた時代でしたが、現代は一般庶民が堅実な投資信託をコツコツと積み立てる時代です。私も以前勤めていた会社の退職金などをもとに、2010年から5年かけて、今のポートフォリオを実現しました。2011年の円高の時代には、評価益がマイナスになり、2015年のチャイナショックでは1か月で3000万円の評価損が発生しましたが、売却することもなく持ち続けた結果、1億円近い評価益が出ています。

ETFがいい

Buy and Holdバイ&ホールドは大事な原則です。ただし、Holdし続けるためには、良い商品を選んで買わなければなりません。私はコストの安い内外のETFを買っていて、その考え方は正しかったと思っています。このブログのURLは、etfgaeですが、その意味は 「ETFがいい」です。