◎今日のテーマ:VWO 分配金のお知らせ2019年6月
バンガード
バンガード FTSE エマージンクETF 分配金支払いのお知らせが野村證券が届きました。野村證券の履歴を調べると過去1年半という中途半端な実績しか出てきません。もう少し長期間のデータを載せてほしいものです。
年間分配率 2.58%
VWOは新興国のETFです。分配金は3か月毎に年間4回支払われます。最近1年間の分配金の合計は2.58%ですから、日本やアメリカの配当率より少し高めです。
配当率 | |
18年1月 | 0.50% |
4月 | 0.21% |
7月 | 0.65% |
10月 | 1.12% |
19年1月 | 0.61% |
4月 | 0.19% |
6月 | 0.66% |
ここで、VWOの基本的な内容を確認しておきます。私の使うデータは、
FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・イン
デックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
経費率
経費率は、 0.12%です。アメリカのS&p500のETFは、0.03%ですから少し高いように見えますが、新興国をカバーしているので0.12%は結構低コストに抑えているという印象です。
純資産総額
ETF純資産総額は、 638.00億米ドルですから7兆円以上です。
設定日は 2005年3月4日。
トータルリターン
期間 | トータルリターン |
1年間 | -6.80% |
3年間 | 9.85% |
5年間 | 3.60% |
15年間 | 8.63% |
設定来 | 6.32% |
新興国は経済成長が顕著ですから、トータルリターンも高い思いがちですが、アメリカのETFには敵わないようです。
構成株式銘柄数 4,726
株価収益率 13.4倍
市場別保有配分 上位10市場 (%)
中国 35.8
台湾 13.7
インド 11.5
ブラジル 8.0
南アフリカ 6.4
タイ 3.8
ロシア 3.7
マレーシア 3.0
メキシコ 3.0
インドネシア 2.3
中国のシェアが35.8%と非常に高いのですが、アメリカは大きくなり過ぎた中国をたたきたいと思っているようです。十数年後には、インドが中国を人口だけでなく経済力でも逆転するのでしょうか。それにしても台湾のシェアが13.7%もあるというのは驚きです。台湾の人口は23百万人ですから日本の5分の1しかありません。
保有上位10銘柄と純資産総額に占める割合
Tencent Holdings Ltd. | 4.70% |
Alibaba Group Holding Ltd. | 3.8 |
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. | 3.5 |
Naspers Ltd. | 1.8 |
China Construction Bank Corp. | 1.4 |
Ping An Insurance Group Co. of China Ltd. | 1.1 |
Reliance Industries Ltd. | 1.1 |
Industrial & Commercial Bank of China Ltd. | 1.1 |
China Mobile Ltd. | 1 |
Petroleo Brasileiro SA | 0.9 |
純資産総額に占める上位10銘柄の割合 | 20.40% |