外国株式インデックスファンドの信託報酬値下げ

◎今日のテーマ:外国株式インデックスファンドの信託報酬値下げ

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」で1位、2位を占めた

  • eMAXIS slim 先進国株式インデックス

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

が信託報酬を、0.11772%→0.107892%(税込み)に引き下げます。引き下げ日は、2019年6月25日と27日です。

この2銘柄のうち歴史が古いのがニッセイで、「ファンド・オブ・ザ・イヤー2014年」で 第1位になり注目を浴びました。第1位になった理由は、信託報酬が0.39%(税抜)であることが評価されたのです。今月の引き下げで0.0999%(税抜き)になったので、それに比較すると随分高いということになりますが、つい5年前は、0.4%を切る信託報酬は、度肝を抜くほど低かったのです。その後、iDeCo、つみたてNISAの制度開始、金融庁による徹底した低コスト化の行政指導の甲斐あって、信託報酬が0.4から0.1%にまで引き下がったのでした。

そして、『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』を販売する三菱 UFJ国際投信株式会社が「業界最低水準の運用コストをめざす」ことを宣言したのでした。2018年は、三菱 UFJ国際投信株式会社が先手を打って信託報酬を引き下げ、今年も2社がほぼ同時に引き下げました。

純資産総額は、

eMAXIS Slim先進国株式インデックスが、468億円

ニッセイ外国株式インデックスファンドが、1230億円

で、ニッセイが先行者利益を得ているようです。

三菱 UFJ国際投信株式会社(2018 年 7 月 25 日)の全体の引き下げは、以下の通りです。

ファンド名                 信託報酬率の変更前 変更後
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1095%以内 → 0.1090%以内
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.160%以内 → 0.159%以内
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 0.190%以内 → 0.189%以内

ニッセイアセットマネジメント株式会社(2019年6月27日)の全体の引き下げは、以下の通りです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(年率・税抜)    0.1090%以内→0.0999%以内

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド         0.17%→:0.14%

<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド         0.139%→0.120%

<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド         0.159%→0.140%

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)       0.159%→0.140%

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド         0.159%→0.140%