お金の素人は専門家に相談すべきか 保険会社

◎今日のテーマ:お金の素人は専門家に相談すべきか 保険会社

③ 保険会社

団体定期保険

生命保険会社の部長さんたちが入る生命保険は、自分の勤めている会社の福利厚生で導入している団体定期保険(掛け捨て)だけだそうです。それ以外の、例えば医療保険、がん保険、所得補償などには入らないのですが、その理由は損をするからです。保険という商品を販売するには、広告宣伝費、人件費などのコストがかかります。それらのコストのばかばかしさを知っているから、部長クラスともなるとそれらの保険を利用しないのだそうです。一方で、掛け捨ての団体定期保険は、人事部のルートで販売促進と取りまとめをしてくれますから、販売促進費や人件費がほとんどかかりません。つまり、支払った保険料が保険金として返ってくる還元率がとても高いのです。

還元率

ちなみに宝くじの還元率は5割以下ですから、宝くじはぜひ買わないことをお勧めします。競馬の還元率は7割ほどですが、これは楽しみという側面もありますから、3割を趣味にかけるお金と考えるかどうかは、それぞれの人の嗜好だと思います。私は、そういう志向がありませんから競馬はやりません。

がん保険

なお、保険の中でも、還元率が特に悪いものとして「がん保険」があります。街中でがん保険のティッシュペーパーを配ったり、がん保険専門の店舗を構えたり、派手なテレビコマーシャルを長期間流していることを考えれば、どれほど高い広告宣伝量と人件費を払っているかが分かります。その結果、還元率は極めて低いのです。従って、私はがん保険に入りたくないのですが、実は入っています。がん保険については、やめるべきだと繰り返し連れ合いに談判したのですが、その度ごとに返り討ちに合いました。そこで、これ以上は交渉することを止めようという結論になったのです。どれほどの無駄になるとかいうと、1年間の保険料が4万円で、他の保険に比べると1万円ほど高い水準です。この1万円は、連れ合いの趣味の経費だと割り切れば、「仕方ないか」、という金額です。なお、私の知り合いで、このがん保険に入った直後にがんが見つかり、300万円の治療費が全額支払われたという珍しい例がありました。確率的には0.3%という極めて低い確率で、とても運が良い結果となりました。

50歳代ですべて解約

それ以外の生命保険、医療保険については、50歳代の半ばですべて解約してしまいました。子供が大学を出る年になれば、基本的に保険に入る必要はないと思います。治療費で100万円、200万円を払えない人なら入る意味があるかもしれませんが、手元の資金でその金額を払えるのであれば、保険会社の人件費と広告宣伝費を負担してあげる必要はないと思います。