連れ合いのポートフォリオ2020年8月

VOOを300万円購入

8月にVOO(バンガード社のS&P500ETF)を追加で300万円ほど購入しました。319ドルの指値でした。ナスダックは連日最高値を更新しているので、それにつられてS&P500も上昇しています。

豪ドルMMFをUSドルMMFにスイッチング

野村證券では、2020年の2月から電話注文でなくインターネットで外国株式ETFを変えるようになりました。今回は、少しだけ残していた豪ドルMMFをUSドルMMFにスイッチングした後に、それに加えて、もともと保有していたUSMMFも売却し、米ドル預り金にして、原資にしました。それを箇条書きにすると次の通りです。

  1. 豪ドルMMFをUSドルMMFにスイッチング
  2. 下からあったUSMMFも合わせて売却し、米ドル預り金にする
  3. 指値でVOOを購入

半年前に、新型コロナショックでVOOが下落し始めた時、270ドルで購入したのですが、今回はそれよりも50ドル高く買ったことになります。

ロビンフッドのゲーム感覚

現在のナスダックの値上がりは、異常のような気がします。その理由は、アメリカの若い人が、ロビンフッドというスマホアプリを使ってゲーム感覚でハイテク株を買っているのだそうです。また、金融緩和が続くとの安心感もありそうです。

機関投資家もぎりぎりまで後追い

値上がりのを推進しているのが素人の個人投資家だとしても、株価が上昇すれば、機関投資家も黙ってみているわけにはいきません。いずれ、バブルがはじけて株価が暴落するとしても、その直前までは、その波に乗って利益を出さなければ、トレーダーは評価が下がったり、左遷、解雇になるかもしれません。その結果、みんなが一斉に手を引くまでは、バブルが続きます。

ジャクソンホールのグリーンスパン

2002年8月のジャクソンホールでグリーンスパン元FRB議長は、「バブルは、それが破裂して、その存在が確認されるまでは、バブルを明確に確認することは難しかった。」と言っています。現在のアメリカ株式市場の上昇は数週間か数か月で終わるかもしれませんが、数年間続くかもしれないということです。

以前買ったETFは安く買えた

それでも連れ合いは、他のETFは数年前、十年以上前に購入しているので、そちらは高値で買ったということにはなっていないと思います。

余裕資金をどこに投資するか

現在、ETF等の金融商品を買うための資金は、数百万円ありますが、これをどのタイミングで何に投資するのかという問題が残っております。ポートフォリオの大半は日米のETFで、分配金が毎年100万円ずつ支払われています。それをそのまま遊ばせておくわけにはいかないので、1年に1回は何かに投資したいと思っています。更に、NISA口座の1306が今年と来年に満期になるので、それをどうするかを決めなければなりません。今までは満期になると特定口座で受けていたのですが、新型コロナによる将来のインフレが間近に迫ってきた恐れがあると考えると、今まで方法を踏襲してよいか疑問です。

金への投資

具体的には金への投資を始めるかどうかということです。毎年100万円ずつ投資して10年間続けると合計で1,000万円になります。そうすると、10年後にはポートフォリオに占める金の割合が1割程度になるでしょう。

望ましい金投資割合

金投資の割合はどの程度が望ましいかということについては、経済評論家の中でも様々な意見があります。

  • 金は配当金という果実を生まないので、投資ではなく投機だ
  • 世界的に見て安全な資産はアメリカのドルだから、USMMを保有していれば良い
  • 金はポートフォリオの1割程度にした方が良い。何かあった時に最も頼りになるのは金だ
  • リーマンショック、コロナショックで各国通貨の信認が大きく損なわれているので2割、3割を保有していた方が良い

バフェットは金を勧めず

ウォーレン・バフェットは、自分の死後、1000億円の相続財産の9割をS&P500、残り1割を短期国債で保有することを推奨しているので、金は勧めていません。ただし、最近カナダの金鉱山会社のバリック・ゴールドの株式2,090万株、5億6,360万ドル(約600億円)相当を取得していて、金を重視しているのかとのうわさも出ました。

特定口座へ自動移換

色々な考え方があって、個人の投資家は悩むところですが、プロも悩んでいるのでしょう。今年いっぱい考えて1306のNISA分をどうするか決めることになるでしょう。その時までに結論が出なければ、1306のNISA分は、自動的に特定口座に移換されます。

つみたてNISAの利益は14万円

つみたてNISAは2018年1月の制度開始当初から、野村證券の外国株式ファンドで積み立てています。現在は約120万になって、14万円の評価益が出ています。野村證券では、今年の2月に信託報酬が無料のスリーゼロという商品を出しましたが、まだあまり広まっていないようです。

S&P500ETF

SPYとVOOはともにアメリカのS&P500ETFで、SPDR社とバンガード社です。SPYの発売は1993年、VOOの発売は2010年で、連れ合いが最初にSPYを買ったのは2007年ですから、まだVOOは発売されていませんでした。

VOOの信託報酬は0.03%

バンガード社は、VOOの信託報酬をどんどん引き下げて、現在0.03%にしたので、最近はVOOを専門に買っています。連れ合いは、徹底した長期保有ですから、低コストという要素は重要です。

日本株4割アメリカ株6割

ポートフォリオ全体としては、42%が日本株ETF、残りが米国株ETFを中心とした外貨投資です。