私の投資の特徴 2

昨日に続いて、私の投資の特徴の4番目から説明します。

  1. 親からの相続財産はなく、すべて自分で稼いだ給与、賞与、退職金で投資
  2. バブルで増えたのではありません
  3. 基本的に株式ETFに投資しています
  4. ウォーレンバフェットのアドバイスに沿っています
  5. 分散を図っています
  6. 基本的に買いっぱなしです
  7. 買うタイミングは意識しません
  8. 誰でも、いつでも、すぐにでも始められる方法です
  9. ネット証券は利用せず、すべて野村證券

4.ウォーレンバフェットのアドバイスに沿っています

ウォーレンバフェットは以下のように語っています。

「プロでない投資家には、私の遺言と同じことをアドバイスします。『10%を短期国債に、90%を非常に低コストのS&P500(バンガード社を勧めます。)のインデックスファンドに投資することです。』」

そして、最近20年間は、 ウォーレン・バフェットが会長・CEOを務めるバークシャー・ハザウェイの業績がS&P500に負けているのです。

S&P500が17勝6敗

下の棒グラフはグレーの色がバークシャー、緑の色がS&P500です。リターンがプラスの時はS&P500が13勝3敗、リターンがマイナスの時はS&P500が4勝3敗、全体としてはS&P500が17勝6敗です。

バークシャーハサウェイ保有株の評価損益リスト - アメリカ株への投資を簡単に理解できるブログ

バークシャー・ハサウェイ

バークシャー・ハサウェイは、アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハに本社を置く持株会社で、もともとは綿紡績事業でしたが、戦後に原料価格が下がり世界中で競争が起こったため、ウォーレン・バフェットの判断により保険業を足場とする機関投資家へ転換しました。

S&P 500の上昇率140倍、バークシャー20,000倍

バフェットが、1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから2015年までの約50年間に、S&P 500の上昇率が約14,000%(140倍)だったのに対し、バークシャー・ハサウェイの株価は約200万%(20,000倍)という桁違いの上昇をみせました。それでも21世紀に入ってからは、S&P 500に勝てないのです。

アメリカの代表的ETF

アメリカにはS&P500を指標とするSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、IVV、VOO以外にも、VTIやQQQがあります。

VTI

VTIは、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market ETF)で、米国籍のETF(上場投資信託)です。CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資 成果を目指し、あらゆる時価総額規模の米国株式を保有します。米国株式市場全体を投資対象とし、3500以上の銘柄を保有し、時価総額ベースでウエートを算定します。

QQQ

QQQは、インベスコQQQトラスト・シリーズ1で、米国籍のETF( 上場投資信託)です。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指します。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映しています。

バフェットはS&P500のETFを推奨

この5銘柄が、アメリカの時価総額上位5銘柄です。このうち、QQQはハイテク分野に偏っているので、安泰感が乏しいのですが、VTIは、中小企業も含めて、あらゆる時価総額規模の米国株式を保有しているから、分散化を図る意味でも、望ましいファンドのように思えますが、バフェットは勧めていません。その理由は私にはわかりません。しかし、バフェットがS&P500のETF、特にVOOが良いと言っているので、それに従っています。

5.分散を図っています

アメリカの株式に関しては、SPY、VOOを保有することによって、全米500社に分散させていますが、日本に住む日本人としては日本株にも分散させたいのです。また、日米だけでなく、ヨーロッパなどの先進国や、中国などの新興国にも分散を図りたいのです。したがって、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))、VGK(ヨーロッパのETF)、VWO(新興国のETF)、ASX200(オーストラリアのETF)も保有して分散を図っています。

6.基本的に買いっぱなしです

株式投資は、バイ・アンド・ホールドBuy and Hold、つまり買いっぱなしが最も有効であると言われています。特に野村証券のように売買手数料を片道約1%もとる証券会社では、なおさらです。逆に言うと、買いっぱなしを実行するためには、売買手数料の安いネット証券よりも、売買手数料の高い野村証券の方が抑止力が働いてよいのかもしれません。

7.買うタイミングは意識しません?

こう書きましたが、本当は安い時に買いたいのです。しかし、もっと安くなると考えているうちに買う機会を逸してしまい、結局は、考えたり、悩んだりすることが面倒くさくなって、ある時点でやむを得ず買うことが多い状況です。こんな風に高くなってから買っても、その数年後には、「あの時買っておいてよかった」と思うことも多いのです。

8.誰でも、いつでも、すぐにでも始められる方法です

私の投資方法は、会社の財務を分析したり、テレビの経済ニュースを見たり、日経新聞に目を通したり、東洋経済の会社四季報で情報を収集する必要がありませんから、だれでも、いつでも、すぐにでも始められます。買うタイミングはいつが良いかを考える必要もありません。1割、2割高い時に買ってしまっても、10年後には2倍になっているのですから、多少高いと思っても気にせず買えばよいのです。

9.ネット証券は利用せず、すべて野村證券

野村證券で買うと販売手数料を1%取られますが、ネット証券の口座開設に手間取って2か月経つと、逸失利益は2%になります。10年経てば、100%のリターンを期待できるのですから、販売手数料を1%払っても気にすることはないのです。