私のポートフォリオ 2021年3月

私のポートフォリオは、つみたてNISAを33,000円購入した以外は、新規購入、売却はありません。

余裕資金500万円の投資先

昨年1月に自宅の修繕のために、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を240万円売却して以来、何も減っていません。一方、購入に関しては、余裕資金が500万円に増えてきたのですが、VWOの価格が高くなったので、躊躇しています。また、バイデン政権が中国に対して厳しい態度をとっているのも気になるところです。南沙諸島海域における人工島建設、新疆ウイグル自治区問題、チベット自治区問題などがありますので、アメリカの動きは理解できますが、個人投資家としては、その動きをどうとらえてよいのか迷うところです。

内外の低コスト株式インデックスファンド

私のポートフォリオには、様々な資産、銘柄が並んでいるように見えますが、簡単に言うと、内外の低コスト株式インデックスファンドです。1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))やSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)は、ETFではありますが、低コスト株式インデックスファンドでもあり、それが上場されているだけです。

非上場インデックスファンド

野村つみたて外国株投信(つみたてNISA)とDC(確定拠出年金)は、外国の低コスト株式インデックスファンドです。

外貨MMF

USMMFと豪ドルMMFは、投資対象ではなく、ETFの分配金を受け取っているだけで、いずれ近いうちにETFに再投資する予定です。財形年金の受け取り期間は6年ですから、間もなく終了します。DB(確定給付年金)は20年間で受け取りますが、年リターンは2.5%の予定です。

ポートフォリオ以外が重要

私のポートフォリオで重要な部分が、この円グラフにはあらわされていません。それは、厚生年金と怪しい金融商品です。

厚生年金

現在受け取っている厚生年金は年間約280万円です。280万円を今後20年間受け取るとすると、5,600万円になります。しかも、このお金は元本が保証が保証されていますから、表面的な金額ではなく、もっと大きな価値、例えば2倍くらいの意味があるかもしれません。

可処分所得の年金は少ない

ただし、この280万円は、自由に使えるものではなく、国民健康保険に60万円、固定資産税に40万円、召し上げられてしまいます。それ以外にも数十万円の税金がかかりますから、年金だけでは生活ができないでしょう。私と連れ合いは、ずぼらなので、家計簿をつけておらず、詳しいことはよくわかりませんが、おそらく、今後も少しずつ1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を売却していかないと、生活費が不足するだろうと思っています。

特別支給の老齢厚生年金

私は61歳から64歳まで、特別支給の老齢厚生年金を毎年160万円ほど受け取っていました。年金の支給は複雑ですから、自分にとって有利な制度を利用するために、良く調べることが必要です。

怪しい商品がない

私のポートフォリオには、無い商品があります。具体的には、アクティブファンド、保険商品、個人年金保険、外貨預金、ラップファンドなどです。ここに挙げた商品は、すべて余計なコストを金融機関に支払う商品です。

一昨日の「個人の投資方法は単純な方が良い」のチェック項目を見てみましょう。

⇒ は、私の意見です。

・退屈なポートフォリオの勝利

『退屈なポートフォリオでは、S&P500株式インデックスとブルームバーグ・バークレイズ米国総合債券インデックスだけに投資します。10年を過ぎて、この退屈な手法は、20以上のアセットクラスを保有する、もっと複雑なポートフォリオより、リターンは多く、リスクは少なかったのです。』

日本は超低金利なので、債券に投資するメリットがあまりありませんが、アメリカは日本より債券の金利が高いので、債券インデックスが有効だったのでしょう。株式については、私もSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)とVOO(バンガード社のS&P500のETF)だけで、全体の44%を占めています。

・TDF(ターゲット・デート・ファンド)

⇒ 日本には同様のファンドが無いようです。気を付けなければいけないのは、似たような商品で、コストの高いものに引っかかってしまうリスクです。私の場合は、厚生年金、確定給付年金、確定拠出年金、財形年金で普段の生活を賄い、もし不足する場合には、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を一部売却する予定です。

・インデックス・ファンド

「もしTDFが気に入らなければ、次善の策は、低コストのインデックスファンドか、上場投資信託、つまり、ETFです。」

⇒ 私は、まさしく、このアドバイス通りの運用をしています。

・自動化による単純な貯蓄

「給与振込口座から個別の貯蓄口座に、毎週、2週ごと、毎月送金する自動引き落としを設定するのです。」

⇒ 現在は、私の子供が、つみたてNISAで利用しています。昭和の時代には、財形貯蓄で利用していました。

・生命保険は単純にし、終身より定期を選ぶ。

生命保険は、子供ができたら団体定期保険に入れば十分です。団体定期保険以外の保険は、すべて高いコストを保険会社に払うことになります。生命保険会社の部長さんは、団体定期保険以外の保険には入らないそうです。

以上をまとめると、ETFと低コストインデックスファンド以外の金融商品には手を出さないことです。そして若い人は、自動引き落としで、コツコツと毎月積み立てるのが大事なのです。