20代のポートフォリオ

私が家の子供たちは、20代と30代です。

選択制企業型拠出年金、つみたてNISA、一般NISA投信積立で定期的に積み立て、それ以外に余裕資金ができた時は随意で投資信託を購入しています。証券会社はSBI証券で、購入銘柄は以下の通りです。

  1. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  2. <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  3. 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

これらの銘柄が投資しているマーケットは以下の通りです。

  1. S&P500
  2. S&P500 + 米国・日本以外の先進国株式
  3. S&P500 + 米国・日本以外の先進国株式 + 新興国株式(つまり全世界)

また、運用会社は以下の通りです。

  1. SBI
  2. ニッセイ
  3. 三菱UFJ国際

このように、もともとの銘柄が分散投資をしている上に、さらに運用会社、投資エリアを分散することによって一層リスクを低減しています。

更に、私と子供たちは、金融機関、ファンドも分散しています。

  • 私と連れ合いは野村證券で株式ETF
  • 子供たちはSBI証券で低コストインデックスファンド

将来、私と連れ合いの財産が子供たちに相続されるときのことも考えて、できるだけ金融機関、金融資産がダブらないようにして分散させています。現在は低コストインデックスファンドが人気ですが、このファンドは日本国籍なので、将来日本政府が本当に困った時には、アメリカ国籍のETFより危うい立場にある商品だと思います。さらに安全を重視するなら、野村證券ではなく、アメリカの金融機関でアメリカのETFを保有したいた方が良いのですが、そこまでは実現していません。パックンや厚切りジェーソンは、それを実現したうえで、さらに日米に不動産を分散保有しているそうです。

分散投資の話は、これくらいにして、そろそろ、年代別ポートフォリオの話をします。

このブログの9月7日の記事で、マネックス証券で紹介している40代のポートフォリオを見ましたが、今日は、私の子供が該当する20代のポートフォリオについて考えてみます。 ⇒ は、私のコメントです。


20代の参考ポートフォリオ

20代の方は収入が少ないものの、時間を見方につけて数十年といった長期投資を行うことができる世代です。運用期間が長ければ長いほど、マーケットが大きな調整をしてもリカバリーするチャンスは多いと言えるはずです。リスクを取った積極的な運用で資産形成を行うことができるのも20代の特徴といえるでしょう。
資産運用の基本は「国際分散投資」になりますが、20代はリスクを取ることができる分、ポートフォリオには海外株式への資産配分を高めてもよいでしょう。1銘柄で世界の株式をカバーするETF「上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本(1554)」も上場されていますが、投資家自身が資産配分比率を自由に決めることができる銘柄を選んでポートフォリオを組まれるとよいはずです。

日本を除く先進国株式を投資対象とするMSCI-コクサイ指数に連動する「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680)」へ資産全体の50%を配分してコア銘柄とします。さらに、資産全体の収益率を高めるため中国やインドなどの新興国株式を投資対象とするMSCIエマージング指数に連動する「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)(1681)」に25%を配分します。残り25%は日本株への資産配分とします。セオリーからいえば市場全体に投資するTOPIX連動の銘柄になるはずですが、あえてJPX日経インデックス400指数に連動する「NEXTFUNDSJPX日経インデックス400連動型上場投信(1591)」を選びます。上場市場を問わずROEの高い厳選した優良株に投資され、かつ銘柄の見直しが毎年行われるため、長期投資であればTOPIXよりも高い収益率が期待できるからです。

  • 上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680) 50%
  • 上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)(1681) 25%
  • NEXTFUNDSJPX日経インデックス400連動型上場投信(1591) 25%

⇒ 投資銘柄の選択基準

国別の配分比率は、私のポートフォリオに近いので、問題があるとは思いません。問題は具体的投資銘柄です。

私の投資銘柄の選択基準は、経費率が概ね0.2%以下、純資産総額はETFなら1兆円以上、インデックスファンドなら1000億円以上です。

1591は、純資産総額、経費率とも基準を上回っていますが、1680、1681の両銘柄は基準以下ですから買う気になりません。外国株式に投資する場合、ネット証券の低コストインデックスファンドが有利ですし、ETFなら日本国籍のETFではなく、アメリカ国籍のETF(SPY、VOO等)の方が良いようです。

銘柄(コード) 純資産総額(億円 経費率(%)
上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680) 195 0.24
上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)(1681) 71 0.24
NEXTFUNDSJPX日経インデックス400連動型上場投信(1591) 12,430 0.16
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 3,066 0.0938
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 2,719 0.1144
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 3,158 0.1023