ファイナンシャルプランナーが顧客から感謝されたお金のコツ

お金の増やし方

私はファイナンシャルプランナーではありませんが、企業の人事部門で、確定拠出年金、確定給付年金、従業員持ち株会制度の責任者を担当し、さらに、厚生年金基金で役員を務めたこともあります。また、自分の金融資産も、過去10年間で2倍に増やした経験もあるので、連れ合い、子供達、知り合いに、お金の貯め方、増やし方を無料でアドバイスして、今のところ感謝されているようです。

アドバイス内容

私のアドバイスは、シニア向けとそれより若い人向けに分けています。ポイントは以下の通りです。

  • シニア向け:野村證券かSBI証券でSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、VOO、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))など、内外の株式ETFを買って10年間持ち続ける
  • 若者(主に20~50代)向け:SBI証券で<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などを積み立てる
  • 確定拠出年金(個人型(イデコ)、企業型の両方)、NISAをできるだけ利用する

金融機関に関しては、以下の通りです。

  • 銀行:銀行の商品(外貨預金、投資信託、保険など)は買わない
  • 生命保険:自分が勤めている会社の福利厚生の掛け捨て団体生命保険以外は基本的に買わない

アメリカのファイナンシャル・プランナーが、顧客から感謝されるアドバイスもあるようです。INSIDER誌の2021年9月18日の記事で勉強しましょう。以下は拙訳です。

ファイナンシャル・プランナーが顧客から感謝される、5つのお金のコツ

  • 顧客はお金に関する少数のコツによって最大の価値を得るとファイナンシャル・プランナーは言います
  • その知恵は、近い将来のためにどう貯蓄するか、ぴったりの生命保険をどう選ぶかを含みます
  • マーケットに入るタイミングより、マーケットにいる時間の方が重要だし、健康貯蓄口座を利用することです
  • 自分の望む人生を構築するのに役立つ投資アドバイスを手に入れるには、バンガード・パーソナル・アドバイザー・サービスを確認することです

個人のお金を管理することに関して、たくさんのアドバイスが身の回りにあふれています。友人にコツを尋ねたり、何時間も記事を読んだり、あるいは、SNSをスクロールしてお金に関してお気に入りのインフルエンサーの言っていることを見ます。

私はお金のことを学んだり、自分のポートフォリオを最適なものにして、さらに良くすることによって、有意義な時間をたっぷり使ったりします。私がファイナンシャル・プランナーやアドバイザ―と話をするときには、良い情報にあふれた結果、圧倒されていることに気づきます。そこで、顧客が繰り返し感謝するちょっとした情報を顧客に質問することによって、ファイナンシャルプランナーが顧客に与える最良のコツを見つけようと決めたのです。顧客の話した内容は以下の通りです。

遠い将来のためだけの貯蓄をしない

多くの人が今一所懸命はたらいて、将来の退職後のために貯蓄しています。しかし、ファイナンシャル・プランナー兼アドバイザーのジェイク・ノースラップは、年をとった時のためだけに貯蓄するのでは十分ではなく、近い将来のためにも焦点を当てるというノースラップの戦略に感謝しています。

「一生を通じて融通性を持ってお金を使えるように正しい方法で貯蓄する必要があり、ほとんどの税引き前口座の不利益が無くなる59.5歳まで待ち続けることは無い。」

彼はさまざまなバケツに貯蓄することを勧め、0~5年、5~15年、15年以上という投資戦略を作るのです。

「単に401(k)の貯蓄するだけのために生涯を通じてお金を使って楽しむ能力に手錠をかける人がたくさんいます。Roth IRAと証券口座に貯蓄するだけで、人生のもっと早い段階でお金を利用できる柔軟性を得ることができる」とノースラップは言います。

ファイナンシャル教育を受ける

もし私が自身のファイナンスの旅で学んだことが一つあるとすると、それはその過程で個々人に適したアドバイスを探さなければならないということだ。お金を計画する過程で個々人に適した教育を受けることで、その後に大いに感謝されることがあると、ファイナンシャル・プランナーの子ディ・ギャレットは言います。

「ほかの人が何をすべきかを教えるお金のアドバイスとは違って、教育は家族が十分に情報を持って決断するための、明快さと自信を与えることができます。退職を迎え、それを過ごすの道のりをこなす不確実性とお金の変化を考えると、お金の状況を明確に把握することと計画を改良するための重要な行動は、本当に重要な意味があります。」とギャレットは言います。

どんな生命保険が必要か

ファイナンシャル・プランナーやアドバイザーとの作業の大部分は、自分の必要とする保険のタイプを明らかにする手伝いをしてもらうことです。ファイナンシャル・プランナーのチャールズHトーマスⅢは、将来発生する大事な状況のためにプラン作成を手伝うときに、それがとても大事になる、と言います。

「子供たちを守る生命保険が必要だとはわかっているが、どこから始めたら良いか、どれほど必要かが分からない家族と作業することが良くあります。大学の費用や老後の代替所得など将来の負担を家族と一緒に確認すると、決定するときに大きなストレスや不確実性を取り除くことができます。」とトーマスは言います。

医療貯蓄口座を長期投資勘定として扱う

最高のアドバイスの中には、あまり明確でない戦略も含んでいるでしょう。

ファイナンシャル・プランナーのケビン・マホニーは、最も役に立つアドバイスの一つは、強力な長期投資勘定などの医療貯蓄口座を扱うことだと気づきました。

マホニーは言います。「私が会ったミレニアル世代の多くは、医療貯蓄口座が全体の投資戦略の中でどのように適合しているかを考えたことがありません。この口座を持っている同世代の人たちは、同一の課税年度に掛け金を使ってしまい、医療貯蓄口座の投資選択肢を利用しません。しかし、医療貯蓄口座には三つの税制優遇措置があるので、今日低コストで分散化されたファンドに掛け金を投資することによって、退職時期がやってくるとき(そして医療費が多額になるとき)までには、かなりの大金に成長しているでしょう。

マーケットに入るタイミングより、マーケットにいる時間の方が重要

マーケットへの投資に関しては、様々な考え方があります。マーケットにいる時間の方が、マーケットに入るタイミングよりも重要なのだということを、思い出させてくれると、顧客はそのことに関して感謝するとファイナンシャル・プランナーのキース・オントは言います。

オントは言います。「今は、次の再投資を期待して、売り、現金化する時期なのかどうかを知りたがい、聞いてくることがいかに多いか分からない。マーケットのタイミングを常に計測できる人はいませんし、顧客が期待する方向等は逆にいくことも良くありました。もっと重要なことは、自分の目標に向かって計画対象期間を思い出すことです。」