お金のかかる節約習慣

節約

投資をするためにはお金が必要ですから、常に節約の意識はあった方が良いのは当然です。しかし、節約しても、それが報われないこともあります。the ascentの2021年10月3日の記事をもとに、節約について考えてみましょう。以下は拙訳です。

お金のかかる4つの「節約」習慣

節約しても割に合わないこともあります。

節約は良いことです、ほとんどの場合。なんといっても、クレジットカードが借金に陥ってしまう危険があるので、不必要なお金の使い方はしたくないものです。また、貯蓄をするというお金の目標を達成することが難しくなるかもしれません。

しかし、ちょっと目には節約に見えても、長い目で見るとお金がかかることがあります。4つの例をあげましょう

1.クーポンを使って不要なものを買う

クーポンや大売り出しは節約する好機であるように見えますが、それが無くても買ったはずの物を買うのであれば、それは良い節約です。

どんなに良い買い物であっても、買おうと既に計画したものでないものを買う気になってはいけません。もし買ってしまえば、マーケティングの仕掛けにはまって、節約のために買うのだという気にさせられ。単に衝動買いをしただけなのです。

クーポンや大売り出しによって自分の買うものを決めるのではなく、あらかじめ買う必要のあるものを決めてからその品物の割引セールを探すのです。

2.家庭菜園

自分で食べ物を育てるのはスーパーで買うよりも安く思えるかもしれませんが、実は種、苗、土、除草剤を買って菜園を始めるためにたくさんお金がかかります。そして園芸が上手でなければ、家庭菜園に事前に使ったお金を正当化するだけの収穫物を得られないでしょう。

家庭菜園を始める前に、その投資が採算の取れるものかどうかを計算しましょう。それよりも過剰なら譲ってくれるような、無料か低コストの野菜を探しましょう。

3.数ペンスを節約するために長距離を運転する

特定のお店やガソリンスタンドが少しだけ安い値段でガソリンやほかの商品を売ることがあります。しかし、もしこれらの商品を買うために長距離を運転するのなら――つまり、最低価格で買うために複数のお店まで運転時間をかけるのなら――節約した分以上にガソリンを使い自動車を摩耗させることになってしまうかもしれません。

たくさん運転して時間とお金を使うのではなく、買うもののほとんどに良い値段をつけてくれそうなお店を見つけて、そのお店に絞るのです。

4.いつも一番安いものを買う

最後に、最低価格の品物を選ぶことが、必ずお金を節約する最良の方法になるとは限りません。代わりに、もしよく使うものを買おうとしているのなら、もっと長持ちさせるために高品質の物を買うために、あらかじめ少し高めの物を買う価値はあるかも知れません。

靴はこの良い例です。安い靴を買うと、結局は長持ちしないので早々に履き替えなければならないかもしれません。代わりに、もし何年も長持ちするような丈夫な靴にグレードアップすることを選ぶのであれば、例え最初に高いお金を払っても、結局はもっと節約することになります。

以上が記事の翻訳でした。

これらのうち、いくつが実体験をお話しします。

1.クーポンで無駄なものを買う

我が家では、新聞を取らなくなって1年経ちます。我が家のテレビは地上波だけでなく、BS等もありますから、新聞の必要性をあまり感じません。新聞で有意義なのは人生相談や、読者の意見だけかもしれません。新聞には織り込みチラシが入っていますが、そこにはクーポンも良くついています。我が家は必要なものも、時間をおいてから買うようにしているので、あまり無駄な買い物をしていないように思います。

2.家庭菜園

家庭菜園で野菜の支出を節約できることはあまりありません。一番高いのは地代でしょう。我が家では一坪200万円の土地を15坪使っていますので、金利が2%としても、200万円✖15坪✖2%=60万円かかりますから、ものすごく高価な野菜になります。しかも、天候が良いと、キュウリが300本もとれる年もありますが、今年のように長雨だと30本で終わってしまうこともあります。また、遠くまで自動車に乗って行けばガソリン代もかかります。我が家の家庭菜園は節約ではなく、完全な趣味です。趣味にはお金がかかるものです。しかし、季節ごとに様々な野菜・果実が収穫できますから、家庭に話題と潤いを提供してくれます。

3.安いものを買いに遠くまで行く

我が家には自動車がありませんから、安いものを買いに遠くまで行くことはありません。しかし、池袋、新宿、渋谷まで自転車で1時間以内なので、天気の良い日には気分転換と運動を兼ねて自転車で、これらの大きな町まで買い物に行くことがあります。しかも、これらの町には最近駐輪場ができて、2時間以内なら無料で駐輪できます。

4.最も安いものを買う

この件で失敗しがちなのは、電気製品の省エネ化です。特に、エアコンや電気ポットは少し高くても省エネの製品を買った方が、5年、10年単位で考えると電気代も含めて得な場合が多いのです。ただし、あまり使わない部屋のエアコンは、年間で数十時間しか使いませんから、安いものの方が節約になります。

これ以外で気を付けた方が良い事例をお話しします。

数年前に、あるガソリンスタンドのガソリンが他よりも安かったので給油しに入ったのですが、そこに入ったとたん、オイルを交換した方が良いとかいろんなことを言い始めたのです。しかも、一人の店員だけでなく、複数の店員が波状攻撃をしかけてくるのです。後でトヨタの人に確認したところ、オイル交換はする必要がないとのことでした。このスタンドのエッソは現在ENEOSになりました。一見安くても、様々な手で儲けようとしますから用心が必要です。現在の銀行も、昔の信頼感を元に高いものを売りつけようとしていますから用心が必要です。