国民健康保険証と高齢者インフルエンザ予防接種の案内が役所から送られてきました

1.国民健康保険証

私は現在国民健康保険に加入しています。保険証の有効期限は令和3年9月30日までだったので、10月1日以降の新しい国民健康保険証が世帯主あてに簡易書留郵便で送られれてきました。

有効期限が切れた保険証の返還は不要で、令和3年10月1日以降、ハサミやカッターなどで細かく切断するなどして自分で確実に処分します。なお、役所に返却することも可能です。

保険証の有効期限について

短期保険証の人以外の有効期限は、次の人を除き、令和5年9月30日です。基本的に2年間です。

  • 令和5年9月30日までに75歳になる人は75歳の誕生日の前日です。誕生月の前月下旬までに後期高齢者医療費保険証が送られます。
  • 外国人は令和5年9月30日(短期保険証の人は令和4年3月31日)までに、在留期間の満了日を迎える人は、在留期間の満了日の翌日です。

会社の健康保険に加入した人は、国民健康保険を止める手続きが必要です。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けた人は国民健康保険料の減免を受けられる場合があります

対象となる要件は、次のいずれかに該当する人です

・新型コロナウイルス感染症により世帯の主たる生計維持者が死亡、または重篤な傷病(新型コロナウイルス感染症にり患し、約1か月以上の治療が必要と認められる場合)を負った世帯
・主たる生計維持者の事業収入等が、下記1~3のすべてに該当する世帯

  1. 事業収入等のいずれかが、前年中の額の10分の3以上減少
  2. 前年中の所得の合計額が1000万円以下
  3. 減少が見込まれる次長収入等の所得以外の前年中の所得合計額が400万円以下

マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになります

  • 10月からマイナンバーカードの保険証として利用できる医療機関や薬局が順次拡大されます。
  • マイナンバーカードを保険証として利用するには事前に登録が必要です。登録手続きは、パソコンまたはスマートフォンでマイナポータルから、自分で行います。

臓器移植

健康保険証と一緒に臓器提供意思表示欄保護シールが同封されていました。臓器移植について勉強しましょう。

脳死者からの臓器摘出について、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどは、本人の意思が不明の場合は家族が提供を承諾すれば可能としています。 また、スペイン、フランス、ベルギー、オーストリアなどは、本人が臓器提供を拒否する意思表示をしていなければ、臓器提供が可能という法律を制定しています。

アメリカでは、年間約1万2000人が死後に臓器提供し、3万件を超える臓器移植が行われています。また、イギリスやドイツ、フランス、スペインなどの先進国でも、臓器移植は一般的な医療として定着しています。

一方、日本では、国内での移植に限ってみると、脳死後、心臓が停止した死後の件数を合計すると、1997年から2019年12月までの約22年間に5,680件の移植が行われています。このように、日本の臓器移植件数は、アメリカやヨーロッパの諸外国と比べて格段に少ないのが現状です。

その理由として日本では、法改正後も脳死後に臓器を提供する場合に限定して脳死は人の死とされますが、世界のほとんどの国では、臓器提供とは無関係に、脳死は人の死として認められていることや臓器移植に関するガイドラインの厳しさが大きく影響しているものと考えられています。

それに対し、アメリカ、ドイツ、イギリスなどでは、本人の生前の意思表示または、家族の同意のどちらかがあれば、脳死後の臓器提供が行われます。また、オーストリアやフランス、スペインなどでは、本人が生前、臓器提供しない意思を示しておかない限り、臓器提供するものとみなされます。

こうして大きな開きがある海外と日本の臓器移植の件数ですが、改正臓器移植法施行から10年経ち、ガイドラインの改訂や国民の意識の変化などを通じて徐々に縮めていくことが期待されています。

2.高齢者インフルエンザ予防接種の案内

高齢者インフルエンザ予防接種は、インフルエンザの発症やインフルエンザに罹った時の重症化を防ぐことを目的に行われます。私は昨年、初めて打ちましたが、その時は無料だったと思います。今年は2500円かかるそうです。

私は、生まれてからインフルエンザに罹った記憶がありません。昨年は、新型コロナとインフルエンザの両方が蔓延する恐れがあったので、私も受けましたが、今年はどうすればよいのでしょうか。

インフルエンザの予防接種を受けるべきかどうかについての情報は昨年ほど多くありませんが、医師がホームページで意見を書いているので、それを勉強しましょう。

Q.成人のワクチン有効率は?

A.成人には60%の有効率です

ワクチン接種なし 30/100人 インフルエンザ発病率30%
ワクチン接種   24/200人 インフルエンザ発病率12%
→ ワクチン有効率={(30-12)/30}×100=60%(厚労症HPより)

60%という数字は、発熱・咳などの「発病を抑制する」効果です。
ワクチンには「発病抑制」以外にも、発症後の肺炎や脳症等の「重い合併症を予防する」効果があります。

Q.A型にもB型にも効きますか?

A.はい、ワクチンにはA型2種類、B型2種類が入っており、A型にもB型にも対応できます。

結論:新型コロナ感染者の数も急減しているので、もう少し様子を見ることにします。