年頭の決心を持続させるために

自分のためだけの貯蓄

貯蓄をしようと思っても、なかなか思い通りに貯まるものではありません。特に、自分のために貯蓄しなければならないと言うだけの理由だと、自分へのご褒美だとか、責任は自分がとるのだから明日からでも構わないなど、安易な方向に流れがちです。

家族のために働く

昔、ある中学生が、休みもとらず趣味も持たない父親に対して、「何が面白くてそんなに働いているんだ。趣味も持っていないなんて情けない。」となじりました。しかし、自分が結婚して子供を持つと、父親と同じように休みもなく働く生活を送るようになりました。自分のためでなく、家族のため、人のためにすることは長続きするようです。

フォックス・ビジネスに、年頭の決心を長続きさせる記事がありますので勉強しましょう。以下は2022年1月7日の記事の拙訳です。

新年のお金の決意をどう維持するかを専門家に聞きました

お金の管理に関して短期と長期のゴールを一致させる3つの方法

ホリデーシーズンを気ままに過ごした後、新年は白紙状態です。ペカン・パイを一切れ余計に食べたり、クリスマスのエグ・ノグを一杯余計に飲んだり、最高の贈り物をするためにあまりにお金を使い過ぎたかどうかにかかわらず、休暇気分が抜けずに自分のゴールを見失いがちです。

ダイエットや運動のアドバイスはフィットネスのトレーナーに任せるのが一番ですが、2022年の消費習慣を改善させたい消費者にとっていくつかのヒントを、バンク・オブ・アメリカの広報パーソンのマリー・ハインズ・ドロエシュが教えてくれます。200人以上のアメリカ人を対象にしたBofAの新調査によると、消費者はお金に関する新年の決意をしました。

  • 貯蓄を増やす:        40%
  • 緊急時資金を作る:      26%
  • クレジット・カードを返済する:26%
  • 旅行または休暇:       24%
  • リタイヤのために積み立てる :23%
  • 新車を買う:         19%
  • 家を買う:          15%
  • 大学費用のために貯蓄する:  12%
  • 学生ローンを返済する:     9%

新年のお金の目標を達成するための方法にかんして、専門家のヒントを続いて読みましょう。

お金の決意を友人と共有する

個人のお金は、たとえ愛する人どおしの間であっても、個人的すぎて話し合えないと感じることもあるかも知れません。それでも、支出を減らして貯蓄を増やすと言うように、お金のゴールについてオープンになると、責任が加わります。「お金について誰か信頼する人とオープンに話し合うと、ゴールに対して責任を持つのに役立つ」とドロエシュは言います。「あなたと同僚が外食ではなくお弁当を詰めたり、あるいはあなたと友人が土曜の夜の活動を一定金額以下に抑え、あなたを励ましてくれるパートナーがいれば簡単にやる気を維持できます。」

もし目標が2022年に貯蓄を増やすことなら、高利回り貯蓄口座を開設すれば、長い間に高利回りによってお金が増えます。それに加えて、ダイレクト・ディポジットによって給与から自動積立するのです。そうすれば貯蓄目標額に合わせる心配はいりません。

コロナウイルス・パンデミックの間は、多くの人々が自分を見つめ直すことに多くの時間を使い、精神と肉体を大事にすることを優先しました。消費者は、全体として健全であるために、お金の同じように見るべきです。

「お金の健康はしばしば個人の健全性の一部として見過ごされますが、予算管理は他のものと同様に自己管理できるルーチンです」

予算管理

予算管理は暑い風呂で瞑想したり、とても必要な休憩に自分をいざなうような楽しいものには思えないかもしれませんが、必ずしも恐ろしい仕事ではありません。スマートホンにはたくさんの無料予算管理アプリがありますから、自動的に支出を把握でき、ソーシャル・メディアと同じくらい簡単に予算管理できます。

「規則的に予算管理に気を配れば、特に優先順位が変わっても、それに応じて不安に対処して長期の成功に向けて進んでいける」とドロエシュは言います。

定期的にクレジット・スコアをチェックする

クレジット・スコアの点数が良いと他のお金の目標達成に役立ちますから、お金の健全状態の指標としてクレジット・ヒストリーに注視しておくことは重要です。アメリカ信用調査連合会から、クレジット報告書を無料で取り寄せることができます。「クレジット・スコアは、賃貸借契約や自動車購入のように、生活の多くの部分に影響するので重要だ」とドロエシュは言います。「残高は期限を守って満額を支払うなどの健全な習慣に心がけることです。」

60%のアメリカ人は、請求額を期限通りに満額支払っていますが、4人に一人はクレジットカードの負債を返済する決意をまだしているのです。もし、2022年にリボ払いをやめるのが目標なら、借金整理のためのローン(高利のローンを完済するためにする別のローン)の利用を考えるべきです。この借金返済方法なら、低金利で計画的に決まった額の借金返済を早急にできます。