私の運用実績2020年5月:評価益は港区南青山の81㎡新築マンションに相当

長期で見れば高原状態

日米の株価はかなり下落しているというニュースが多いのですが、私の運用資産評価額は今年に入って最高水準を維持しています。日米の株価は下がっていますが、ドル高円安が進んだために、アメリカ株式価格の下落分を円安がある程度穴埋めしてくれました。

個人投資は長期投資

半年、1年の短期で見ると、現在の株価下落が大きいと受け止める人がいるかもしれませんが、2割程度の下落は5年に1回、3割程度の下落は10年に1回、5割の下落は数十年に1回やってくるので、あまりびっくりしないことです。私の連れ合いは、2007年に1,000万円を日米の株式ETFに投資し、リーマンショックで5割以下に下落しましたが、売らずにそのまま持ち続けて、現在はテスラ自動車6台分の利益が出ています。

投資で大事なことは以下の通りです。

  1. 買うこと:買うなければ絶対に増えません。
  2. 分散投資すること:株式ETF、低コストインデックスファンドによりリスクを分散します。
  3. 売らずに持ち続けること:私は投資を始めた1年後に評価額がマイナスになり、連れ合いは7年間マイナスでしたが、二人とも売らずに持ち続けました。その結果、私は元本の2.5倍、連れ合いは1.6倍になりました。

上記1と3は、バイ・アンド・ホールドBuy and Holdです。それを上記2の分散投資で実行します。2の株式ETFと低コストインデックスファンドは、信託報酬が0.2%以下ですから、アクティブファンドを買わないように気を付けることが必要です。

外貨中心に運用

昨日、このブログで紹介した豊島逸夫自身の個人投資は、金融資産の半分以上を金と外貨で運用しているそうです。あまり日本円に重心を置かない方が安全なのかもしれません。

厚切りジェイソン

ところで、このブログでも消化した厚切りジェイソンの「お金の増やし方」が上半期1位になりました。日刊スポーツの記事を確認してみましょう。


お笑い芸人の厚切りジェイソンが昨年11月に出版した「ジェイソン流お金の増やし方」(ぴあ株式会社)が、「オリコン上半期BOOKランキング2022」で1位を獲得したことが29日、分かった。累計で34・3万部を売り上げた。

同作は、15年に「Why Japanese people?」のフレーズで人気となったIT企業役員でもある厚切りジェイソンが、初めてお金についてつづった書籍。徹底した節約術から、ジェイソン流投資術まで明かされている。

1位を獲得し、「単純にうれしいです。多くの人にとって、お金や投資まわりのことは、今から少しずつやっていくことで将来が明るくなるものだと思っています。こうして多くの人の将来にいい影響が与えられたってことは、つまり社会に貢献できたのではないかと思っております」とコメント。

物価上昇などが続く日々だが、「今持っているお金をどう使っているのか意識していないのなら、それはお金に困ってしまいますよね。せっかく頑張って稼いだお金を大事にしましょう、という点が一番伝えたいポイントです」とアドバイス。「同じお金であっても、使い方によって人生の豊かさが全然変わってくると思います。投資をする前に、まずはお金の大切さ、自分の目指す生活水準などいろいろ踏まえてから、将来に向けてどう行動するか考えるべきですね。現状を把握しましょうというのが第1歩です。『現状を把握すること』にリスクはまったくありません。今の収入は何に使っているのかを把握するだけで、損をする可能性はゼロです。意識した方が良いので、そこがはじまりだと、一番伝えたいです」とした。


この本のポイントは、「米国株式全体をカバーする投資信託を、長期、分散、積立投資していただけ。」で、具体的には以下の通りです。

  1. 銘柄は、全米株式市場に投資できる「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(通称:VTI)」。あるいは、『楽天・全米株式インデックス・ファンド (楽天VTI)』か『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』なら、日本人向けだし、つみたてNISAも利用できる
  2. 低コスト(信託報酬の安い銘柄)
  3. 積み立て(ドルコスト平均法の利用)
  4. 価格が下がっても狼狽売りせずに持ち続ける
  5. 3か月分の生活費以外は全額投資

(注)ジェイソンは、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)を保有しているそうですが、彼が投資を始めた、15年前には、私やウォーレン・バフェットの推奨するVOO(バンガード・S&P500ETF)は発売されていませんでした。また、ジェイソンは日本人初心者に、

  • 『楽天・全米株式インデックス・ファンド (楽天VTI)』
  • 『SBI・V・全米株式インデックス・ファンド』

を勧めていますが、これらもVTIを日本人向けに投資信託にした商品です。一方、私(江戸庄蔵)は子供達にVOOを日本人向けに投資信託にした

  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

などの商品を勧めているので、非常によく似ています。

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