<改訂版>10代・20代~40代の投資 5:お金に関する基本的な考え方

<このページは、私の子供たちが社会人になった時に教えた内容です。>

若い人(10代・20代~40代)が持つべき、お金に関する基本的な考え方

① 自分の勉強の教材、講習などに必要なお金は、最優先で使う

② 金融機関の勧める商品には警戒する

銀行:預金口座は給与振り込み、クレジットカードの決済などで必要だが、それ以外の利用はできるだけしないことが肝心。特にクレジットカードは、絶対にリボ払い、分割払いを利用しないようにする。リボ払いの金利は15%。

証券会社:インデックスファンド、iDeCo、NISA、ETFの購入には証券会社が必要、あるいは有利。SBI証券、楽天証券などのネット証券に口座を開設する。

生命保険会社:生命保険会社の商品で利用する価値があるのは、自分が勤めている会社が福利厚生として導入している団体定期保険だけ。医療保険(高額療養費制度があるので不要)、通院・入院保障、がん保険、財形(利回りが低い)は加入しない。(生命保険会社の部長は団体定期保険しか加入しない。他の保険は割高で損。)

③ できるだけ自動積立を利用する。銀行からの自動振替は無料。

④ インデックスファンドとETFを中心に貯めて運用する。個別株には手を出さない。債券は低利だから基本的に駄目。バランスファンドは債券を含むのでダメ。

⑤ インデックスファンドとETFは価格が下がっても決して売らない。数年で必ず回復する。

⑥ 実印は複雑なものにする。複雑なのは、詐欺に遭わないようにするため。

⑦ 今の100万円は、7.2%複利計算で10年後に200万円、20年後に400万円、30年後に800万円、40年後に1600万円。

⑧「iDeCo」、「NISA」は外国株式かオールカントリーのインデックスファンドに絞る。

⑨ 住宅、教育費などは投信積立から支払う。つまり、課税される口座で優先的に払い、NISA口座はできるだけ手を付けない。

⑩ 借金、リボ払い、カードローンはしない、使わない。リボ払いする人とは結婚するな、と言われている。

⑪ 従業員持株会は、個別株式なので持たない方が良いが、やむを得ず持つときは最小単位にする。毎月1000円。

⑫ 高層ビルには住まない。子供が無気力で成績が伸びなくなる恐れがある。(自然の刺激がない。友達と遊ばない子に育ってしまう。)

⑬ 給与明細はファイリングしておく。日本年金機構はでたらめ、いい加減なので、証拠書類を自分で確保する必要がある。

⑭ お金を貯めるコツ

  • 自動車を持たない
  • 外食しない
  • コンビニで買わない
  • 証券会社の積立は、銀行からの自動引き落としにする

自動車を持たない

自動車を持つと、自動車本体価格、カーローン、維持費、ドライブに伴う食事・宿泊費・お土産代などで年間100万円の余分な出費となります。その分を貯蓄すると、37年間で3700万円ですが、年率8%リターンの低コストインデックスファンドで運用すると、2億円になります。

30分以内なら自分の足で歩いた方が健康に良いですよ。お笑い芸人の厚切りジェイソンは、15㎞程度なら余裕で歩くそうです。

年齢 支出合計(円) 8%で運用した場合の資産額(円)
1 1,000,000 1,000,000
2 2,000,000 2,080,000
3 3,000,000 3,246,400
4 4,000,000 4,506,112
5 5,000,000 5,866,601
6 6,000,000 7,335,929
7 7,000,000 8,922,803
8 8,000,000 10,636,628
9 9,000,000 12,487,558
10 10,000,000 14,486,562
11 11,000,000 16,645,487
12 12,000,000 18,977,126
13 13,000,000 21,495,297
14 14,000,000 24,214,920
15 15,000,000 27,152,114
16 16,000,000 30,324,283
17 17,000,000 33,750,226
18 18,000,000 37,450,244
19 19,000,000 41,446,263
20 20,000,000 45,761,964
21 21,000,000 50,422,921
22 22,000,000 55,456,755
23 23,000,000 60,893,296
24 24,000,000 66,764,759
25 25,000,000 73,105,940
26 26,000,000 79,954,415
27 27,000,000 87,350,768
28 28,000,000 95,338,830
29 29,000,000 103,965,936
30 30,000,000 113,283,211
31 31,000,000 123,345,868
32 32,000,000 134,213,537
33 33,000,000 145,950,620
34 34,000,000 158,626,670
35 35,000,000 172,316,804
36 36,000,000 187,102,148
37 37,000,000 203,070,320

外食しない

外食すると、値段の8割は人件費です。自分で作れば、頭にも良いし、体も使って健康的です。

コンビニで買わない

コンビニの商品をスーパーで買えば、3分の2の値段で買えます。厚切りジェイソンは、コンビニに入ることをしないそうです。

⑮証券会社の積立は、銀行からの自動引き落としにする

余ったお金を貯めるのではなく、最優先で貯蓄し、残ったお金で生活するのです。

⑯ 投資は油絵の具が乾くのを見て待つようなもので、成果が出るには時間がかかる

⑰ お金を増やす要因の順位

稼ぐ > 自分への投資 > 貯める(毎月自動的+まとまった金額) > 無駄をしない > 資産運用

⑱ 貯蓄・投資を始めるは今日から

貯蓄投資を始めるのに1番良い日は、昨日でした。2番目に良い日は、今日です。

<元本1.5億円をほったらかして5億円に増加>

最後に私たち夫婦の金融資産実績をお見せします。現在5億円を超えました。

私達の元本、約1.5億円はすべて、給料、退職金を貯めたもので、相続財産は有りません。個別銘柄を売買して増やしたのではなく、低コストインデックスファンド、株式ETFを買って、ほったらかしにしただけです。娘、息子にも同じ方法で貯蓄、運用をさせています。