今月も、評価額は最高を更新しました。
私のポートフォリオは、言ってみれば、日本株が少し多めのオルカンです。
オルカンか、あるいは、S&P500かと言う問題がありますが、ウォーレンバフェットはS&P500派です。
過去15年間だけ見ると、S&P500の結果が勝っていました。
しかし、2000年から2010年の10年間だけ見ると、オルカンが買っていました。
今後の10年間、15年間を見るとどちらが良いのかは分かりません。
ただし、オルカンにしても、その構成要素の7割はS&P500ですから、極端な差は出ないかも知れません。

ドル円乱高下
ドル/円相場が歴史高値圏で乱高下しています。8月3日には一時155円23銭と5月6日以来およそ3カ月ぶりの安値圏まで急落する場面がありました。23日に記録した39年8カ月ぶり高値の163円99銭から、わずか7営業日で5.3%もの急落です。
2026年8月3日のロイターの為替に関する記事を読んで見ましょう。
日米協調介入、自力では円安を防げなくなった日本
日米の通貨当局がこれほど手の込んだ手法を用いて緊密かつ頻繁に為替介入で連携した事例は記憶にない。「口先」、「実弾」どちらの介入手法を用いるにせよ、日米両国が協力して行う「協調介入」の方が、日本だけが行う「単独介入」に比べて強いシグナル効果を発揮することは言うまでもない。
歴史的な円安による輸入コスト増に苦しむ国内企業に対し、最大4%近く安くドルを買う機会を与えた政府の手法は見事だった。この先しばらくの間、為替市場では日米協調介入への期待と警戒が入り交じり、日本政府による円安阻止の防衛線と目されている1ドル=160円界隈の水準が、目先のレジスタンスとして意識されそうだ。
ただ、もう少し長い目線で今後のドル/円相場の展開を考えた場合、日米両国による為替介入が放つシグナル効果だけで円安の進行を止め続けたり、趨勢(すうせい)的なトレンドを円高に転換させたりするのは困難だろう。以下、そのように考えている理由を4つ上げておきたい。
第一に、昨今の円安進行の一因となっている日本の財政赤字拡大懸念を根本から払拭しない限り、為替介入という対症療法による円安抑止に永続的な効果は期待できそうにない。日本の一般政府総債務残高の名目国内総生産(GDP)比は近年改善基調にあるとはいえ、依然として200%前後と主要通貨圏で突出して高い。このため、恒久的な財源の裏付けがない飲食品への消費税率の引き下げ、民間投資への財政支援、国防予算の増額などは日本の財政規律の弛緩(しかん)懸念を引き起こし、日本国債や日本円に対する売り圧力の発生源になり易い。
国際マクロ経済学の基礎的理論であるマンデル・フレミング・モデルによれば、国境をまたがる資本移動を自由化している国が財政出動に動くと「良い金利上昇」とセットで通貨高圧力が発生するはずだ。日本でそれが起きずに「悪い金利上昇」と通貨安圧力が高まるのは、国内外の市場関係者が政府の財政規律を疑っている証左だと思われる。
第二に、「中央銀行の独立性」という観点から近年の政府と日銀の関係を俯瞰(ふかん)すると、7月下旬に閣議決定された「骨太の方針」の本文に、2013年1月に締結された「共同声明」への言及が盛り込まれていた点が注目される。同声明の第1項には政府と日銀が「一体」となって政策連携に取り組むと明記されており、日銀がこれに同意した時点で政府からの「独立性」は揺らいだとみることも可能だ。
第三に、近年の日米の金融政策に目を転じると、24年3月のマイナス金利解除を皮切りに日銀はこれまで5回も利上げした一方、米連邦準備理事会(FRB)は24年9月以降に6回も利下げを決定している。この間、両国の政策金利差は合計11回も縮んだが、市場の一部で信奉されていた「日米金利差縮小によるドル安・円高ストーリー」は実現せず、日本政府が24年中に15.32兆円、26年も5月までに11.73兆円ものドル売り介入を行ったにもかかわらず、39年8カ月ぶりの円安進行は阻止できなかった。
第四に、ドル/円相場の短中長期の変動を司っている売買注文の出し手の動きに着目すると、近年の日本で139円台までの円高が進んだのは、シカゴ通貨先物市場などで短期売買を繰り返す投機筋がドル空売りの領域に踏み込んで円買いポジションを膨らませていた時期に限られている。24年の夏から秋に観測された円高局面は米国の利下げ開始期待によるドルの先安観が高まっていた時期であり、25年の春は米中関税戦争激化による米景気下振れ懸念が盛り上がった時期だった。
投機主導でドル弱気の売りポジションが膨らむ局面において、流動性の高い円は一時的にはドル売りの受け皿になるものの、短期の利益獲得を目的に売買を繰り返す投機筋は、最初から「値上がりしたら売る」つもりで円を買っており、どこかで必ず反対売買を実施するので円高は長続きしない。投機筋のポジション変動は数週間から数カ月程度のドル円相場の振幅には強い影響を与えるが、中長期のトレンドへの影響は中立だ。
上記諸々の考察を踏まえると、日米協調介入の神通力だけで円安を止め続けるのは難しそうだ。理屈上は自国通貨であるドルを為替市場で無限に売り続けたり、日本政府にドル売り原資を貸し付けたりする能力がある米国政府が日本の円買い介入に助け舟を出してくれたことで、160円超の円安進行をせき止める期間が延びる可能性は高まった。
ただ、近年の外為市場では日米政府の為替介入以外に円を一方向に買い続ける担い手を見つけるのが難しくなりつつある。昨今の円安進行の原因になっているとみられる日本の財政規律弛緩懸念や日銀による実質マイナス金利政策が解消されない限り、「米国政府の援助を受けなければ、円安を止められなくなっている」という日本の実情を根本から変えるのは難しい日々が続くだろう。
「自国通貨の安定を自力では確保できない国になり始めたのではないか」という日本の現状に危機感を抱いているのは、筆者だけではないだろう。今後、日本政府と日本銀行による円安防御の自助努力が進むか否かに注目したい。