iDeCo(確定拠出年金) 2026年7月:来年以降のiDeCo掛け金額について

2002年に確定拠出年金を開始し、元本600万円が現在4,500万円(過去2年間の受取額を含む)に増えました。

2027年からiDeCo掛け金の上限額が増えますが、このことについては引用文のように、様々な意見があります。

私の意見は、若いうちにできるだけたくさん積み立てたほうが良いということです。もし、資産が増えすぎる恐れがあるのなら、65歳まで積み立てずに、40歳(積立期間18年間)くらいで中止すれば良いのです。税額控除はできるだけ早く利用して退職一時金として受け取り、住宅ローンを繰り上げ返済するなど、使い方は自由です。

年齢 利回り5%で運用
毎年の積立額 資産評価額 毎年の積立額 資産評価額
23 744,000 744,000 744,000 744,000
24 744,000 1,525,200 744,000 1,525,200
25 744,000 2,345,460 744,000 2,345,460
26 744,000 3,206,733 744,000 3,206,733
27 744,000 4,111,070 744,000 4,111,070
28 744,000 5,060,623 744,000 5,060,623
29 744,000 6,057,654 744,000 6,057,654
30 744,000 7,104,537 744,000 7,104,537
31 744,000 8,203,764 744,000 8,203,764
32 744,000 9,357,952 744,000 9,357,952
33 744,000 10,569,850 744,000 10,569,850
34 744,000 11,842,342 744,000 11,842,342
35 744,000 13,178,459 744,000 13,178,459
36 744,000 14,581,382 744,000 14,581,382
37 744,000 16,054,451 744,000 16,054,451
38 744,000 17,601,174 744,000 17,601,174
39 744,000 19,225,233 744,000 19,225,233
40 744,000 20,930,494 744,000 20,930,494
41 744,000 22,721,019 0 21,977,019
42 744,000 24,601,070 0 23,075,870
43 744,000 26,575,123 0 24,229,663
44 744,000 28,647,880 0 25,441,147
45 744,000 30,824,273 0 26,713,204
46 744,000 33,109,487 0 28,048,864
47 744,000 35,508,962 0 29,451,307
48 744,000 38,028,410 0 30,923,873
49 744,000 40,673,830 0 32,470,066
50 744,000 43,451,522 0 34,093,570
51 744,000 46,368,098 0 35,798,248
52 744,000 49,430,503 0 37,588,160
53 744,000 52,646,028 0 39,467,568
54 744,000 56,022,329 0 41,440,947
55 744,000 59,567,446 0 43,512,994
56 744,000 63,289,818 0 45,688,644
57 744,000 67,198,309 0 47,973,076
58 744,000 71,302,224 0 50,371,730
59 744,000 75,611,335 0 52,890,316
60 744,000 80,135,902 0 55,534,832
61 744,000 84,886,697 0 58,311,574
62 744,000 89,875,032 0 61,227,153
63 744,000 95,112,784 0 64,288,510
64 744,000 100,612,423 0 67,502,936
65 744,000 106,387,044 0 70,878,082

2027年からの「アンチiDeCoファースト論」。掛金上限6.2万円時代に考える、NISAとの賢い併用術

2026/6/10 トウシル

「iDeCoファースト」は来年も継続でいい?

インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさんが「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)ファースト」論に対して異議を示し、投資系SNSではちょっとした盛り上がりを見せました。

先日、水瀬さんとお会いしたとき、「私も反論記事を書いてもいいか?」と話をしたところ快諾いただいたので、今回はまとめてみたいと思います。

「iDeCoファースト」という言葉は、小池百合子都知事の掲げた「都民ファースト」という言葉が流行した直後から、私自身も積極的に使ってきました。

しかし私は「2027年には、iDeCoファースト論は『ちょっと待った!』に変わる」と考えています。

「iDeCoファースト」を言い続けてきた当人がなぜ、主張を変えようとしているのでしょうか。

2026年までは「iDeCoファースト」でよかったが状況に変化

私がiDeCoファースト論を主張していた前提は「iDeCoの限度額はまだ小さいのだから、NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)にたくさん積み立てられる人は月2万円程度のiDeCo枠を先に埋めて、残りをNISA枠に振り向けてはどうか」というものでした。

特に、40代以降であれば老後のことも考えなければいけない年代ですし、「60歳まで引き出せない」というiDeCoの制約を気にするよりも「60歳まで解約できない」という強制力を、虎の子の老後資産を守るために生かすべきだと考えていました。

やはり、所得税・住民税の軽減効果を毎年見過ごすのはもったいないからこそ(40代以上であれば税率も高くなる傾向にあるので効果が大きくなる)、「iDeCoファースト」というわけでした。

ところが、この前提が2027年から変わろうとしています。iDeCo2.0というべき大幅な限度額引き上げ措置が、2027年1月引き落としの掛金から実現するからです。

会社員や公務員の場合、現行の月2.0万~2.3万円から、最大月6.2万円まで限度額がアップします。企業年金などがある場合はその掛金額が差し引かれるため、実際の上限額は加入状況によって異なります。

例えば、公務員であれば月6.2万円から企業年金相当分の0.8万円を差し引いた月5.4万円が上限となります。このように企業年金のある会社員は個々の条件で変わりますが、いずれにせよ多くの人にとって限度額が大幅に引き上げられることになります。

特に大きいのは企業年金のない会社員で、無条件で月6.2万円まで積み立てできるようになるので、月2.3万円から大幅アップとなります。

「無条件のiDeCoファースト」にするとiDeCo資産が多すぎる心配

月6.2万円という掛金額は、旧つみたてNISAの年40万円を超え、新NISAのつみたて投資枠の約3分の2に相当します。老後の安心づくりとして考えれば枠は大きいほどいいですが、「iDeCoは中途解約できない」ことを考えると、枠が大きすぎる心配があります。

「所得税・住民税の軽減効果を最大化したい」という理由で無条件に上限まで投入することは避けたほうがいいでしょう。ここでは「NISAならいつでも売却できる」こととのバランスを考える必要があります。

昔、税制改正要望書を作る仕事に関わったことがありますが、iDeCoの解約制限については規制緩和される可能性は期待しにくいと感じています。現金化ニーズを考慮しない「積み立て過ぎ」は避けたほうがいいでしょう。つまり、2027年以降は「iDeCoファースト」が通用する時代が終わるといえます。

あえて今後も「iDeCoファースト」といえる人がいるとしたら、企業年金のない会社員でしょうか。企業年金のない会社では退職金があっても水準が高くない(あるいは退職金もない)ケースを考慮すると、iDeCoを使って自力で退職金をつくっておく必要があります。

上限まで入金するかは家計次第ですが、現行の月2.3万円くらいはiDeCoに積み立てておくことをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です