私のiDeCo2018年6月:ETFの配当金(分配金)

◎今日のグラフ:iDeCoの時価評価額

当初掛金
(2005年)
リーマン
ショック後
口座商品
変更前
18年5月 18年6月
100 67 198 191 192

退職者はiDeCoの運用先に要注意

私は現在還暦を過ぎていますので、新たに掛け金を掛けることはできません。私が勤めていた会社は21世紀になると、すぐに確定拠出年金制度(DC)を導入しました。

確定拠出年金の運用商品は株式

私は、その全額を外国株式で運用し、その後に国内株式に全額を移管しました。その理由は、厚生年金等全体の年金のバランスを考えると、株式で運用することが望ましいと考えたからです。その後2008年には、リーマンショックが起きたので、評価額は当初掛金の67%まで減少しました。

評価益は9割

2010年以降は、世界的な好景気、円安の影響を受けて当初の掛け金の1.9倍程度で推移しています。

日本人の9割は銀行預金で運用

私の勤めていた会社では、9割の社員が銀行預金での運用を選択したので、当初掛金の100%のままのはずです。しかし、この9割の社員の選択を笑うことはできません。幹事会社の担当者の話では、他の会社でも、軒並み9割の人間が銀行預金を選択しているそうです。2000年の頃は、まだ、バブル経済崩壊の後遺症が残っていて、株式への投資は敬遠されていたのでしょう。

◎今日のテーマ:ETFの配当金(分配金)

インデックスファンドの方が効率的か?

ETFの配当金は自動的に再投資されないので、放っておくと複利で増やすことができません。また、配当の都度、所得税を徴収されてしまいます。従って、インデックスファンドの方が効率的だという考えがあります。それは、人それぞれの、その時々の収入、支出の形や金額によって異なるのではないかと思います。

生活費に補充できるETF配当金は重宝

私の場合、最近では収入と支出が毎年ほぼ同額なのですが、年によって、支出が急増することがあります。そのようなときに、8月に入ってくる1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の配当金がとても助かることがあります。しかも、配当金の額は毎年、大きな変動がありませんから、金額的にも当てにすることができます。もし、2〜3年経って、余ってくれば、再投資用に回しますが、それまでは留保しておいて、急な出費のために備えるということができます。

基本はBuy and Hold

急な出費のたびにETFを売ることになると、取引手数料がかかりますが、配当金には、それがかかりません。それ以前に、私の場合には、Buy And Hold の主義なので、売ること自体が生理的に好きでないということがあります。

少しの無駄は心の余裕にとって必要

それに加えて、少し多めにお金が入って来て、それが増えるという状態は精神的には、いやなものではありません。特に、還暦を過ぎて、昔ほど収入が無くなってきた身にとっては、効率性だけでは説明のできない、ささやかな楽しみという面の効用も、無視できないような気がします。

外貨ETFは基本的に再投資

なお1306の配当金の使い方は以上の通りですが、SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)やVWO(バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF)、VGK(バンガード®・FTSE・ヨーロッパETF)などは、円にすると為替手数料がかかってしまうので、生活費には回さずに、外貨ETFの追加購入に回すようにしています。

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