近づかない方が良い金融商品1

◎今日のテーマ:近づかない方が良い金融商品1

このブログでは、今までさまざまの金融商品を取り上げてきました。そこで、それらを図にして分かりやすく評価付けします。

金融商品全体図

■ 緑:個人投資家にとって優良な金融商品

 黄:個人投資家にとって安心できない金融資産であり、注意深く動向を見て、できれば緑色の商品に変換した方が良い金融商品

 赤:元々購入すべきでなかったか、時代の変化についていけないで、コストが多大な商品

金融商品を色分け

この図は、私が、今まで10年以上に亘って、勤めていた会社の人事部門の福利厚生部門・厚生年金基金・銀行の勤務経験、銀行・郵便局窓口で直接ヒアリングした商品、書籍・雑誌・ブログで納得した内容を元に判断した商品、各商品のホームページなどで調べた商品について、私ならどう判断するかという結果を表したものです。従って、この図は誰にでも当てはまるものでは有りません。また、調査時点が異なっているため、この色分けが現在でも当てはまるかどうかは不明です。当然、将来的にも色分けが変化する可能性があります。

1.預金

数か月分の生活費

銀行口座には、ある程度の預金がなければ、クレジットカード・税金等の引き落としができません。また、不意の出費などに備えて、数か月分の生活費を置いておくことは必要であると思います。

ペイオフ

しかし、それ以上の預金は、ほぼ金利ゼロの定期預金も含めて、資産運用としては非効率であり、特に1000万円以上の預金については、預金保険制度の対象外ですから、安心できません。三菱、三井住友、みずほのメガバンクなら大丈夫だろうと考える人もいますが、果たしてそうでしょうか。日本の国債残高はとてつもないレベルにまで増加していますし、当面、日銀の異次元緩和の金融政策に出口は見えそうにありません。更に、出口が見え始めた時が大変なことになるでしょう。

ハイパーインフレ

昭和の時代には、日本は、預金封鎖、200倍のインフレを経験しています。現在の国債残高は、その当時と同じレベルにありますから、何が起きてもおかしくはありません。しかし、慌てて、1000万円以上の預金を引き出して、他の商品を買えばいいというものでは有りません。

外貨MMFで200万円の損失

私の失敗談をお話しします。私は、自宅用の土地を2004年に購入しましたが、その数年前から、いわゆる、銀行預金のペイオフ、つまり、預金保険制度では1000万円までしか保証しないという話題がニュースを賑わしていました。そこで、私は、引き下ろした資金の一部を証券会社の外貨MMFに変換しました。購入する土地が決まって、その支払いをする時点では、円高になっていました。結局、為替差損で、200万円を失いました。余り慌てずに、賢い資産運用に心がけた方が良いと思います。