ビザ、マスター、アメリカンエキスプレス、ダイナース

私は今まで様々なクレジットカードを使ってきました。アメリカンエキスプレス → ダイナース → マスター → ビザ 。これらのカードを振り返って総括したいと思います。

アメリカンエキスプレス

1980年代、頻繁に海外出張をする様になったので、アメリカンエキスプレスのクレジットカードに加入しました。当時、このカードは盛んに広告宣伝をしていたので、当然のごとく加入しました。当時の会費は年間1万円だったと思います。現在の特徴を確認したいと思います。

年会費13,200円(税込)
家族カード6,600円(税込)

うたい文句は次の通りです。

  • 日々のお支払いや特別なお買物で、ポイントがムダなく貯まる
  • 無料で使える空港ラウンジや、海外旅行先での24時間日本語サポート

空港ラウンジは特に使いたいと思いません。海外旅行先での日本語サービスは、今まで必要だと思ったことはありません。最近は常に連れ合いと一緒に旅行するので、英語で何とかなります。そうすると、年会費13,200円を払っても、私の場合無駄だと思います。

ダイナースカード

1990年頃富士銀行(現在のみずほ銀行)の担当者から加入の営業があって、入りました。年会費は当時5万円だったと思います。今から振り返ると、随分気前が良かったというか、無駄なお金を払ったという感じです。現在の特徴を確認したいと思います。

  • 年会費:本会員 130,000円(税抜):家族会員 無料
  • ご利用可能枠:一律の制限なし(ご利用可能枠は、会員お一人様ごとのご利用状況やお支払い実績などによって個別に設定しています。)

利用可能枠の個人ごと設定

年会費はとてつもなく高いですね。このカードの特徴は、利用可能枠が個人ごとに設定されることです。例えば、海外で数百万円、ある位はそれ以上使う可能性のある人はダイナースが良いかも知れません。一方で私は、一回1週間から10日の旅行で、100万円以上の支払いをすることはありません。飛行機代やホテル代は事前にインターネットで支払いが済んでいますので、レストラン、タクシー、お土産代の一部をクレジットカードで支払います。現金も現地通貨で数万円を支払います。ダイナースのカードは年会費が高いため、数年でやめました。

クレジットカード誕生の理由

純粋なクレジットカード会社の歴史としては、「ダイナースクラブ」が最も古いのだそうです。1950年代にアメリカのダイナースクラブが設立されました。きっかけは、ニューヨークのレストランでのこと。食事を終えたお客さんは財布を忘れてきたことに気づき、あわてて郊外の自宅に電話、夫人に現金を届けてもらいました。なんとか支払いは済ませたものの財布の到着を待っているのはかなり気まずいものでした。そこで彼は友人に相談し、二人で1万ドルずつ出し合い、ツケで食事ができるクラブをつくることにしました。こうして、今のようなどこでも使えるカード作りへの第一歩がスタートしました。なお、アメックスも同時期に設立されたそうです。

マスターカード

みずほマイレージクラブは、会社からの給与振込口座だと年会費がかからないということで加入しました。マスターとビザを選べますが、特に理由は憶えていませんがマスターにしました。40歳代50歳代は、海外出張や海外旅行が無くなったのでクレジットカードの利用もほとんどなくなりました。数年前まで、海外旅行の飛行機代、ホテル代、クルーズ代、アマゾンの代金などを払ってきましたが、ビックカメラ・スイカ・ビザカードの方がポイントが得なので、それ以来ほとんど使わなくなりました。しかし、ビックカメラ・スイカ・ビザカードはキャッシングができないという弱点があります。通常キャッシングはしませんが、外国旅行した時に、せざるを得ないときも想定されます。このためみずほマイレージクラブ・マスターカードは今でも保有しています。

ビザカード

ビックカメラ・スイカ・ビュー・ビザカードは、ビューカードからスイカにチャージしたときに1%のポイントが付くので、電車賃・定期代が実質的に1%割引になります。電車を利用する人は検討の余地があると思います。また、貯まったビックポイントはSuicaにチャージできます。ポイントは期限切れなどで無駄にしてしまうことが多いので、この機能は役に立ちます。ビックカメラSuicaカードは、一般的な基準では最強のカードと言われているようです。しかし、私と連れ合いは還暦を過ぎて海外旅行をするようになりました。そうなると、一番得なカードは、電車に強いビックカメラSuicaカードではなく、JALマイレージカードということになります。みずほマイレージクラブでもJALマイレージを加算することができますが、効率が良いのはJALマイレージ自体を利用することです。

JALカード

以上の経緯から、JALカードに入りました。クレジットカード会社はマスターです。しかも年会費3000円を払うとショッピングマイルの積算率が2倍になるという機能が付いています。マイルを特典航空券に最も効率的に交換することができるだろうと考えています。なお、JALとANAの比較に関しては、最近数年間の飛行機利用状況からみて、アメリカンエアラインなどJALの提携会社(ワンワールド アライアンス加盟航空会社)が圧倒的に多いという結果でしたので、JALを選びました。

使い分け

基本的にJAL・マスターカードを使い、電車賃、ビックカメラの電気製品などはビックカメラSuica・ビザカードを補完的に使います。みずほマイレージクラブは、海外でのキャッシング機能をやむを得ず使わなければならない場合の抑えとして持ち続けます。自分に合ったカードを選び、その時々で使い分けるのが賢明のようです。