私のポートフォリオ2021年1月

SPY > 1306

今月も、つみたてNISA(野村つみたて外国株投信)の33,000円積み立て以外は売り買いしていません。ただし、円グラフの割合は1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))が1%下がって、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)が1%上がりました。日本の株式よりもアメリカの株式の方が、2021年1月は上昇ペースが速かったことを意味しています。

将来を見通すことは不可能

金額的には、先月より300万円、1年前より1,500万円上がりました。アメリカ大手企業の業績好調、ワクチン接種が始まって大きな問題がなく推移していること、などが背景にあると思われます。昨年の1月には、新型コロナウイルスがこれほど大きな問題になるとは思わず、3月には、これほど短期間に収束のめどが立つとは思っていなかった1年でした。このことからも、将来を見通して株式を運用することは難しく、おそらく誰にもできないことでしょう。もしできると思っている人がいれば、その人の勘違いであって、過去にたまたま当たった」経験を持っているに過ぎないと思います。

テスラがS&P500の仲間入り

ところで、SPYとVOOはアメリカS&P500に連動したETFですが、このS&P500に最近採用された銘柄が、テスラです。

時価総額はトヨタ自動車の3倍以上

2021年1月末現在の時価総額は、テスラが78兆円、トヨタが24兆円ですから、3倍以上になっています。

フェイスブックに並ぶ

SPYの投資信託組入れ上位銘柄は以下の表のとおりです。突然登場してフェイスブックと並ぶ時価総額になりました。

SPYの投資信託組入れ上位銘柄

名称 ファンドの割合 %
1

アップル

6.83
2

マイクロソフト

5.63
3 アマゾン・ドット・コム 4.30
4 フェイスブック 1.98
5

テスラ

1.97
6

GOOGL:US

1.74
7

GOOG:US

1.68
8

バークシャー・ハサウェイ

1.40
9

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)

1.39
10

JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー

1.24

ブルームバーグの記事で指数採用状況を確認します。

「テスラ10ー12月、利益は市場予想に届かず-時間外で株価下落  2021年1月28日

米電気自動車(EV)メーカー、テスラが27日発表した昨年10ー12月(第4四半期)決算では6四半期連続の黒字となったが、利益が市場予想を下回り、利益率も低下した。株価は時間外取引で下落した。

10ー12月期の調整後1株利益は80セントで、市場予想の1.03ドルに届かず、高水準となった前年同期の2.14ドルも大きく下回った。

発表を受け、テスラの株価は一時7.6%安。

10ー12月の営業利益率は5.4%と、前期の9.2%から低下した。同社はその理由として、中国での積極的な値下げやサプライチェーンのコスト、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)ら幹部の多額の報酬パッケージに言及した。

ループ・ベンチャーズのジーン・マンスター氏はインタビューで「テスラが市場シェア獲得に向け価格について一段と積極的になっていることが利益率低下の要因だ」とした上で、「この日はマイナス材料だが、EV市場が初期段階にあることを考慮すると、長期的にはプラスだ」と指摘した。

同社は今年の具体的な納車台数見通しを示さなかったが、昨年記録した50%の伸び率を上回ると予想していると説明した。これを踏まえると、今年は75万台強に達する計算だ。昨年は全世界で約50万台だった。

ザック・カークホーン最高財務責任者(CFO)は電話会議で10ー12月期について、テスラ株急上昇に関連する幹部報酬拡大などで「騒々しい」四半期となったが、ニューノーマルというより例外だとした上で、「営業利益率は今後、上昇が続き、業界を率いる水準を維持するだろう」と語った。

10ー12月の売上高は107億4000万ドル(約1兆1200億円)と、アナリスト予想の103億8000万ドルを上回り、前年同期実績(73億8000万ドル)も超えた。」

テスラの歴史と現状

テスラについては、知らないことも多いので、歴史や現状を確認しておきましょう。

社名の由来は電気技師であり物理学者であるニコラ・テスラ(1856年生まれ)

テスラは、アメリカ合衆国のシリコンバレーを拠点に、二次電池式電気自動車と電気自動車関連商品、ソーラーパネルや蓄電池等を開発・製造・販売している自動車会社である。本社所在地はカリフォルニア州パロアルトであり、社名は電気技師であり物理学者であるニコラ・テスラにちなむ。

2003年創業

2003年、エンジニアのマーティン・エバーハードとマーク・ターペニングによってアメリカ合衆国デラウェア州にて「テスラ・モーターズ」の社名で設立される。

2004年イーロン・マスクが取締役会長に就任

2004年4月に750万米ドルを調達した第一回シリーズA投資ラウンドは、南アフリカ共和国生まれの起業家でスペースX社CEOのイーロン・マスク(PayPal共同設立者)によって主導され、Compass Technology Partnersが参加した。イーロン・マスクは取締役会長に就任した。

2010年1月7日、テスラ・モーターズとパナソニックは共同で電気自動車用の次世代バッテリーを開発すると発表した。テスラ・モーターズの最新型のバッテリーパックに、パナソニックのリチウム・イオン・バッテリーを採用する。

株価は21年で206倍

2020年に入ってから同年9月1日までにテスラの株価は約500%上昇している。2010年に3.84ドルだったテスラ株は2021年1月29日現在793.53ドルに達している。206倍になった。