もし、もう一度やり直せるのなら

もう一度やり直したい

「もしもう一度やれるのなら」ということは、様々な面で思うことがあるかもしれません。子供の頃にちゃんと勉強をしておけばよかった。大事な試合でミスをしたために負けてしまった。あの人と結婚していたら良かったのに。違う会社に入っていれば良かった。子供の教育はこうすればよかった。あの時会社をやめなければよかった。

先人に学ぶ勉強方法

人間はいろいろ思うものです。しかし、過去を変えることはできません。できるのは、先人に学んでこれからの行動を変えることだけです。私が先人に学んで良かったと思うことは、糸川英雄の勉強法で、これを参考にした勉強方法を実践しました。このことは、このブログの 1年で偏差値を20上げる勉強法 にまとめてあります。

世界最大のETFに1990年代から投資すればよかった

資産運用についても、例えば1993年にSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)に全額投資して、その後も貯蓄をSPYに追加投資していれば、現在の資産の数倍になっていたでしょう。

ETF購入は可能だったか

そんなリスキーなことができるのか、あるいはそもそも個人投資家がアメリカのETFを変えたのか、といぶかしがる人がいるかも知れませんが、実際にアメリカ人が401(k)やIRAを利用して貯蓄する場合には、それに近い形で運用しているようです。また、日本人でも1980年代にアメリカの株を買うことは可能でした。私の父も買っていました。

日本でも確定拠出年金制度始まる。

そこでアメリカの制度を見習って、日本でも2001年に確定拠出年金制度が始まり、その後もiDeCoやつみたてNISAが続いたのですし、ウォーレン・バフェットも自分の相続財産の90%はS&P500で運用するように遺言に書き、それを公表しています。

我が家は全員、株式ETFとインデックスファンド

私や連れ合いは株式ETFを中心にした資産運用を始め、このブログでも紹介しているように、長い目で見ると好調な成績を残しています。また、私の子供たちには、インデックスファンドをiDeCo、NISA、つみたてNISAで運用するようにアドバイスしています。

若かった自分へのアドバイス

アメリカのリタイヤ―した人たちが、もし、若かった自分にアドバイスするとしたら、どんなことを言いたいと言っているのでしょうか。FOXBusinessの2020年12月30日の記事で勉強してみましょう。以下は拙訳です。

もう一度やり直せるのなら:リタイヤ―した人達の、若い時分に対するアドバイス

年配からの以下の助言は、老後貯蓄をもっと容易なものにするかも知れません。

もし、リタイヤした人と、人生について話す時間のあった人は、素晴らしい話や、時には恋愛からお金のことまで全てのことについて素晴らしいアドバイスをもらえるかもしれません。最近のプリンシパル社の研究では、リタイヤした人に、若い自分自身に与えることができたら良いと思うお金のアドバイスを少し話してもらうように頼んだところ、以下のトップ5が繰り返し取り上げられました。

1.リタイヤのための計画を早く始める

毎月わずか2、3ドルでも節約

リタイヤした人のうち70%近い人たちが、リタイヤのための計画を人生の早い時期、できれば20代のうちに始めるように、もっと若い自分に進めるだろうと言いました。これは必ずしも容易なことではなく、特に多額の学生ローンを抱えた大学卒業生にとってはなおさらです。しかし、たとえ毎月わずか2、3ドルでも節約で切れば、リタイヤのために貯蓄する価値があります。

40年で15倍、35年では10倍

アーリー・リタイヤメントのための積み立ては、たいてい長期間をかけて成長するので、最も価値あるものとなります。もし今日100ドルを投資して、平均年率リターン7%を稼げれば、40年後には1500ドルの価値になります。すなわち1400ドルの利益です。しかしもし5年待ってから100ドルを投資すると、35年後には1068ドルにしかならず400ドル以上少なくなります。

2.お金のことをについて勉強を続ける

自分のお金を管理することについて学ぶべきことはいつもたくさんあります。老後の計画については何十年もかかるので、特に当てはまるし、その間に、老後の勘定など政府の法令、自身のライフスタイル、リタイヤのための計画など多くのことが変わります。自分のゴールに向かい続け、お金に関して最良の選択をするために、このような変化に順応するすべを知らなければなりません。それを可能にする確実にする方法の一つが、問い続け、より良いことをしようとすることです。例えば、投資方法についてもっと学べば、老後貯蓄するところについて、より賢明な選択することに役立ち、貯蓄をもっと早く増やすことができ、ひょっとすると考えていたより早くリタイヤできるかもしれません。

3.健康でいる

健康でいることはお金のアドバイスには思えないかもしれませんが、健康とお金は直ぐに関わりあうかもしれません。健康状態が悪ければ、頻繁に医者に行き処方薬代金を支払います。考えていたよりも早くリタイヤせざるを得なくなるかもしれないし、その時点までに何とか蓄えたお金で、苦労しながらやって行くことになります。食事をちゃんと取り、定期的に運動し、ストレスを抑える健康戦略を学ぶことに留意すれば、老後の医療費を完全に避けることはできないかもしれませんが、減らすのはできるかも知れません。そうすれば、医療費の代わりに、楽しいことにお金を使う、長く幸せな老後へとつながる可能性があります。

4.将来の貯蓄と今日の生活のバランスをとる

もしリタイヤしたいのであれば、将来のための貯蓄は必須ですが、現在必要なことしたいことと折り合いも付けなければなりません。FIRE((Financial Independence, Retire Early)金銭的独立と早期リタイヤ)として知られる動きは、予算を必要最小限まで切り詰めることを勧めて、楽しい活動をあきらめることも良くあり、そうして収入をできるだけ貯蓄し、仲間よりも数十年早く引退することができます。この手法が本質的に悪いということではありませんが、誰にとっても魅力的だというものではありません。

現在の楽しみを何も許さないというのでは、長期間にわたって貯蓄計画を守ることは難しいかもしれません。長い間維持できるプランを考えた方が良いかも知れません。したい時期にリタイヤするために、毎月いくら貯蓄する必要があるか考えましょう。もしそれがうまく行かないのであれば、リタイヤを遅らせるか、現在の収入を増やすための方法を探して、将来のために蓄えることができ、現在楽しめるようにすることです。

5.経営者401(k)マッチング基金を利用する

調査されたうちの40%近いリタイア済みの人は、若い自分自身に、会社のマッチングを利用可能にする401(k)繰り延べ率を選択することを勧めています。将来の計画をするだけで、無料で手に入るお金ですが、提供起源があります。マッチングを得る年に401(k)に十分なお金を掛けなければ、権利を失います。

以上が拙訳でした。項目は以下のとおりです。

  • 1.リタイヤのための計画を早く始める
  • 2.お金のことをについて勉強を続ける
  • 3.健康でいる
  • 4.将来の貯蓄と今日の生活のバランスをとる
  • 5.経営者401(k)マッチング基金を利用する

これらのうち、5.は日本にマッチング制度がないのでできませんが、他の4項目は実現可能です。