運用益が1億円超え
今月は先月に比べて評価額が700万円近く上昇しました。この結果、運用益は10,600万円になりました。
折れ線グラフでもかなり伸びていることが分かります。運用益が伸びるときはいつもこんな感じで、いつの間にかするすると伸びるような気がします。
米国大統領の任期中の騰落率
トランプ大統領は今年、任期3年目ですが、過去の大統領の任期の時の株価上昇率はどうなっていたのでしょうか。
S&P500 | 過去の大統領の騰落率 | トランプ大統領の騰落率 |
1年目 | 6.2% | 19.4% |
2年目 | 6.7% | -6.2% |
3年目 | 16.1% | 13.1%(11月まで) |
4年目 | 6.7% |
3年目が最大の上昇
1年目6.2%、2年目6.7%、3年目16.1%、4年目6.7%上昇しました。つまり3年目だけ16%で、それ以外の年は6%台でした。それではトランプ大統領はどうでしょうか。1年目19.4%、2年目-6.2%、3年目は11月までで13.1%です。やはり3年目は大きく上昇したのでした。
他の年も6%上昇
それにしても、それ以外の年も6%上昇するのですから、米国の株式(またはそのETF)を買いたくなるのは十分理解できます。過去はこのように株価が上昇してきました。
長期では今後も上昇しそう
それでは今後どうなるのでしょうか。このトレンドが突然終わるとは考えにくいと思います。ただし、2~3年の短期では下落もあるので、10年~20年の長期で構えることが必要だと思います。ウォーレン・バフェットも、S&P500とアクティブファンドのどちらが良いパフォーマンスを出すかということについて賭けをしたときに、10年の期間を設定しました。(参照: ウォーレンバフェットの賭け )
SPY、IVV、VOO
私がSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を購入したのは2015年ですから、保有してまだ4年しか経っていません。SPYは、同種のETFであるIVVやVOOよりも経費が高いので、最近はあまり良い評判を聞きませんが、実際には実力があります。経費率がIVVやVOOの3倍もするのに、純資産総額で世界最大のETFの地位を維持しています。今からアメリカ株式のETFを購入したい場合、S&P500ならVOOかIVVが経費的に有利ですが、SPYが大きく劣るというわけでは有りません。100万円を投資した場合のコストはどうなるでしょうか。
- SPY:1,000,000円 ✖ 0.0945% =945円
- VOO:1,000,000円 ✖ 0.03% =300円
となりますので645円、1千万円なら6,450円、1億円なら64,500円の差になります。アメリカの投資家で財産家のウォーレンバフェットは、自分の相続財産1000億円のうち900億円をVOOで運用するように推奨しています。
900億円 ✖ 64,500円/億円 =58,050,000円
ですから、SPYよりVOOの方が6千万円近く得です。しかし、私は既にSPYを保有していますので、それをVOOにわざわざ買い替える必要はないと思います。それに、SPYは世界最大という安心感と、流動性の高さもあります。(という負け惜しみを言っておきたいと思います。)
ここで、SPYについて現状の確認をしたいと思います。
● 運用方針
S&P 500 指数の価格と利回りに、経費控除前で連動する投資成果を上げることを目標とします。
● プライマリーベンチマーク S&P 500 指数
● 当初設定日 1993年01月22日
● 時価総額加重平均 2902億ドル (32兆円)
- 1年トータルリターン 19.89%
- 3年トータルリターン 14.67%
- 5年トータルリターン 10.90%
- 10年トータルリターン 14.52%(2019年6月末時点)
- 設定来トータルリターン 9.50%(2019年6月末時点)
株価収益率(PER) 17.91
組入銘柄数 506
株価純資産倍率(PBR) 1.47
組入上位銘柄(2019年06月末時点)
マイクロソフト 4.20%
アップル 3.54%
アマゾン・ドット・コム 3.21%
フェイスブック クラスA 1.90%
バークシャー・ハサウェイ クラスB 1.69%
ジョンソン&ジョンソン 1.51%
JPモルガン・チェース 1.48%
アルファベット クラスC 1.36%
アルファベット クラスA 1.33%
エクソン・モービル 1.33%
(注)
- 「クラスA株式」:1株あたり1議決権を持った普通の株式
- 「クラスB株式」:1株あたり10の議決権が付与され、主に創業者達が保有
- 「クラスC株式」:議決権なしの株