オーストラリアETF分配金

野村證券からSPDR S&P/ASX 200 ETF 分配金お知らせの通知が届きました。

SPDR S&P/ASX 200 ETF分配率
2018/07 0.05%
2018/07 0.07%
2018/07 0.45%
2018/07 0.01%
2018/10 1.36%
2018/10 0.04%
2018/10 0.03%
2019/01 0.82%
2019/01 0.02%
2019/04 0.08%
2019/04 0.95%
2019/04 0.04%
2019/07 0.03%
2019/07 0.04%
2019/07 0.18%
2019/07 0.94%
2019/10 0.06%
2019/10 0.02%
2019/10 1.19%
2020/01 0.06%
2020/01 0.05%
2020/01 0.81%

オーストラリアは州ごとに税率が異なる

オーストラリアのETFの分配金は州ごとに税率が分かれているので、今回は3枚あります。多い時は4枚になります。現在の株価を65.06豪ドルとして分配率を掲載しました。最近1年間の合計分配率は4.45%です。日米の平均分配率が2%弱なので、それに比べるとかなり高い数字です。分配金は株価のような変動が少ないので、安定した収入になります。

資産・通貨の分散投資

オーストラリアのETFを始めた理由は、分散投資の一環として、株式市場だけでなく通貨も豪ドルに分散できるからです。しかも豪ドルMMFの利回りは、リーマンショック前に6%を上回っていた時期もありました。ニュージーランドドルはその頃8%程度で、今から考えると夢のような時代でした。オーストラリアやニュージーランドは、いわば新大陸で、アメリカの1世紀前のような高度成長を期待できるかもしれないと思いました。しかし、それはリーマンショック前までで、今ではさっぱりの成績です。それでも分配率は高いので、10年、20年と気長に保有したいと思います。

5年で5割増し

最近10年間の株価の推移です。オーストラリアのETFは、2015年から16年のチャイナショックの時に株価が下落しましたが、それ以降順調に上昇しています。上記のように分配率が高い上に、株価も上昇しているので、結果的に保有していてよかった銘柄だということになります。オーストラリアは、鉄鉱石、石炭を中国に輸出しているので、中国の景気を敏感に反映します。

トータルリターンは以下の通りです。

アメリカほどは良くないですが、どの期間をとっても好調のようです。

期間 2019年12月31日
1年間 23.17%
3年間 10.07%
5年間 8.74%
設定来(2001/8/24) 8.10%

運用方針

S&P/ASX 200指数のリターンに、経費控除前で、おおむね連動する投資成果を上げることを目標とします。

ベンチマークについて

S&P/ASX 200指数は、オーストラリア株式市場で機関投資家が投資可能なベンチマークとして認識されています。当指数の構成銘柄は、オーストラリア証券取引所に上場する適格会社です。当指数は、浮動株調整時価総額でオーストラリア証券取引所上場の上位適格200銘柄のパフォーマンスを計測することを目標とします。代表的で、流動性があり、取引可能な、オーストラリアの卓越したベンチマークとして広く認識されています。

ファンド特性(2020年01月17日現在)は以下の通りです。

  • 総経費率 0.19% ⇒ かなり高いです
  • 純資産総額  38億豪ドル ⇒ 日本円で2,900億円です。
  • 過去3年間一株当たり利益 (EPS) 成長率 6.09%
  • 配当利回り 4.08%
  • 過去株価収益率 (PER) 19.49 ⇒ かなり高めです
  • 予想株価収益率 (PER) 18.94
  • 株価キャッシュフロー倍率 12.03
  • 株主資本利益率 (ROE) 15.98%
  • 組入銘柄数 203 ⇒ 十分に分散されています

組入上位銘柄(%)
COMMONWEALTH BANK OF AUSTRALIA   8.24
BHP GROUP LTD   6.85
CSL LTD   5.50
WESTPAC BANKING CORP   5.50
AUST AND NZ BANKING GROUP  4.72
NATIONAL AUSTRALIA BANK LTD   4.25
TELSTRA CORP LTD   2.59
WOOLWORTHS GROUP LTD   2.46
WESFARMERS LTD   2.32
MACQUARIE GROUP LTD   2.29

業種別構成比率 (%)
金融(除く不動産投資信託)   32.15
素材   18.82
ヘルスケア   8.53
資本財・サービス   8.41
不動産投資信託   7.53
一般消費財・サービス   5.99
生活必需品   5.40
エネルギー   5.22
電気通信サービス   3.83
情報技術   2.23
公益事業   1.89

素材産業が金融の次に大きな産業です。

鉄鉱石、ボーキサイト、チタン、ウラン、金、オパールが採れます。ボーキサイトの算出は、世界の約27%を占めます(2011年)。化石燃料では石炭、原油、天然ガスなどが重要です。