私のポートフォリオ2021年10月 1

USMMFをUSドルに変換

今月はつみたてNISAの33,000円購入以外に動きがありました。外国株式ETFの分配金を3年間受け取ってUSMMFのままにしてあったのを売却して、外貨預り金にしたのです。なお、その外貨預り金は、この円グラフには載せていません。売却とは、具体的にはUSMMFをUSドルに換えたのです。このUSドルを元手にしてVOO(バンガード社のS&P500ETF)を買う予定です。VOO等の外国株式を購入する場合には、USMMFから直接買うことはできず、いったんUSドルに変換しなければなりません。少し面倒なのですが、やむを得ません。USMMFを売却すると翌日にUSドルになるので、それ以後VOOを買うことができます。

外国株式ETFの購入も野村證券は少し手間

以前は、USMMFの売却や外国株式ETFの購入は電話でしかできなかったのですが、今はインターネットでできますから、少し楽になりました。しかし外国株式の購入は、あらかじめ予約して購入する形なので、株価がどんどん上がると買えないまま1週間が過ぎてしまうことがあり、買い損ねることになります。その点、SBI証券は、夜間、アメリカの取引市場が開いているときに購入できるので便利です。外国株式ETFを買うときに、指値でなく成り行きで買えばすぐに買えるのですが、アメリカの成り行きは本当に成り行きなのでとんでもなく高い価格が付くことがあるので、成り行きにしない方が良いと野村證券の担当者からアドバイスされたことがありました。本当にそうなのかどうかわかりませんが、私の場合、それほど急ぐ売買ではありませんから、そのアドバイスを今も守っています。

連れ合いはうまく買えたが・・・

私がVOO購入予約を入れた2日後に、連れ合いが少し高い価格で指値注文を入れたところ、その晩に購入できました。私は1週間たっても買えないので、2%高い価格で指値注文中ですが、まだ売買が成立していません。

新型コロナショックでも買えなかった

VOOの価格は現在420ドル程度ですが、新型コロナウイルスショック前は320ドル、急落後の底値が200ドルで、その後にV字回復しました。連れ合いは270ドルの時と310ドルの時の2回購入できましたが、私はチャンスを失って1回も買えませんでした。今回も、連れ合いはうまく買えましたが、私はまだ買えていません。細かいところの運不運は必ずありますが、あまり気にせずのんびりやっていてもなんとかなるものです。

「買う」という行為

投資で一番大事なのは買うタイミングではなく、「買う」という行為です。今年中に買っておけば、10年後には2倍になりますから、数パーセントのことであまりイライラしないようにしましょう。

10年で2.7倍

投資を始めて約10年で元金1億円が2億5千万円を超えました。生活費等に引き出した分も加えると2億7千万円になります。私のポートフォリオの特徴を挙げると以下の通りです。

  1. 株式中心で債券は持たない
  2. 個別株式は持たず、株式ETFが中心
  3. 外国株式ETFの割合が多い
  4. インデックスファンドがほとんどない
  5. S&P500の割合が多い
  6. 買いっ放し

1.株式中心で債券は持たない

私のポートフォリオを見る前に、プロであるGPIFのポートフォリオを見てみましょう

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2020年4月1日からの5カ年ポートフォリオは次の通りです。

  • 国内債券: 25%
  • 外国債券: 25%
  • 国内株式: 25%
  • 外国株式: 25%

2014年10月~2015年3月のポートフォリオは次の通りですから国内債券が10%減り、外国債券が10%増えたことになります。その理由は、国内の金利低下によって国内債券の利回りが低下しているので、それを減らして外国債券の割合を増やしたということです。

国内債券: 35%
外国債券: 15%
国内株式: 25%
外国株式: 25%

しかし現在の国内債券の利回りは極めて低いので、それを減らして外国株式を増やすのが理にかなっています。それを実現したのが私のポートフォリオということになります。もし、国内債券の利回りが5%であれば、私も25%を国内債券に割り振るでしょう。しかし、現在の利回りでは全く魅力がありません。

2.個別株式は持たず、株式ETFが中心

私は個別株式を持ちません。かつて勤めていた会社の従業員持ち株会で貯めた株式を持っていたことがありましたが、株価が上昇したタイミングで2500万円全額を売却し、その資金全額で1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))を購入しました。個別株式は株式ETFと違って信託報酬がかかりませんから、売買手数料しかかからない最も低コストな資産です。しかし、株価下落、倒産の不安がありますから、銘柄選び、保有割合、売り時、買い時が難しいのです。そういうことを考えたり情報を集めるのが好きで、時間が十分にある人は個別株式を良いのですが、私からすると、仕事の延長のようですし、他にやりたいことがたくさんあるので、個別株式を持つ考えは今のところありません。将来、登山・旅行・キャンプなどに行けなくなって、家の中に1日中閉じこもるような生活になれば、資産全体の1割ぐらいを趣味として個別株式で運用することになるかもしれませんが、今のところ、買いっ放しで手がかからない株式ETFを中心に運用を続けるつもりです。

<明日に続く>