百万長者への道 2

<昨日の続き>

昨日は百万長者の一般的な傾向について調べましたが、今日はインサイダー誌の2021年10月14日の記事に基づいて考えます。以下は拙訳です。

6年後にリタイアする計画の38歳ミリオネーアは、4つのシンプルな戦略がここまで来るのに役立ったと言います

  • ミア・ファマは2027年に44歳でリタイヤする計画です
  • 38歳のミア・ファマは既にミリオネーアの地位に達し、2027年にリタイヤする計画です
  • 早くから投資を始め、FIREについて学んだあとは投資割合を増やしました
  • 財力よりかなり低い生活もして、よりたくさん投資し、ライフスタイルが贅沢にならないようにしています
  • 他の人が使っている様々なワザを勉強して、取り入れたり自分なりに改良する

2027年6月にミア・ファムはリタイヤする計画です。連邦公務員のファムは、44歳で夫――48歳になる――と一緒に職場を離れ、子供二人と一緒に世界旅行する計画です。

増えつつあるFIRE(経済的独立と早期退職)の考えを持っていて、インサイダー誌が確認したところ、この大目標のために既に百万ドルを貯蓄しました。それ自体が素晴らしいのですが、更にすごいことには、子供が二人いてサンディエゴに生活していることです――この都市は生活費が高いことで有名です。貯蓄額は夫のとは別で、二人の純資産評価額を合わせると2百万ドル弱です。

「夫とは別に、自分の貯蓄だけで7桁(ミリオネーア)には、今年まで達しませんでした。夫との合計ではなく自分だけの貯蓄で7桁にしたかったので、達成して本当に興奮しています」とファムは言います。

二人の口座は別々ですが、目標は強く結びついています。数年前に、息子がたまたまピーナッツを食べた後に、食物アレルギーの一つであるアナフィラキシー・ショックを起こし、病院に駆け込まざるを得ませんでした。幸い回復しましたが、その衝撃的な事件が、時間とお金に関する夫婦の関係を変えました。

「その事件以降、私たち夫婦は人生がいかにもろいものであるかを悟ったので、人生における私の優先事項が大きく変化しました」とファムは言います。娘にもひどいアレルギーがあって、アナフィラキシー・ショックを起こし、経済的独立を達成したいというファムの願望が強くなりました。

「このような状況になって私たち夫婦が気付いたことは、物事を俯瞰的に見れば、家族とともに過ごす時間の方が、自分たちが若いころにお金を使っていた物よりも重要であり、満足感を得られるということでした」とインサイダー誌に言います。

ある程度の道楽をライフスタイルから削ったことが事実ですが、楽しみのない生活をしているわけではあります。その代わりに戦略的な生活をしています。そして4つの単純な手段に従うことによって、家族は最終目標に近づくことができています。

1.早くから投資した

「高校生の時、パーソナル・ファイナンスに関心を持ちました…しかし、指導してくれる人――言ってくれたり見せてくれるはいませんでした。あったのは私の頭の中にある理論だけでした。」

理論が実践になったのは、大学の会計学の授業からでした。教授が練習として、ロスIRAの申告書を学生に記入させ、投資の重要性を強調したのです。それは練習に過ぎなかったので申請書を送る必要はなかったのですが、ファムは送りました。

「私は移民の家族の中で育ち、大学に初めて行ったので、私の家族は誰も株式に投資したことがなく、母親はギャンブルだと考えました」と言いました。しかし、教授のアドバイスは心に残りました。

1年目は貯蓄口座を最高額にすることはできませんでしたが、時間をかけゆっくりと掛金を上げることができました。今でもこの頃のことが、現在の成功に最も影響を与えてくれるものの一つだと評価しています。

2.FIREについて学んだあとは投資割合を増やした

ファムは長年投資をしてきましたが、掛け金をかなり増やしたのは2017年でした――その頃、FIREの動きを知ったのです。

ファムと夫は家を買うために貯蓄をしてきましたが、早期退職を決めるとすぐに戦略を変えました。

「株式は不動産より効率が良い――今回のパンデミックの利回りは除く――と知って、もっと小さい家を買うことに決めました」と説明します。こうして、二人はより多くのお金を投資勘定に振り向けたのです。

ロスIRAとTSP(連邦公務員向けに特化した401(k)のような退職勘定)を最大限にすることから始めました。それからお金を証券口座に集中させます。これらのての勘定の中で、バークシャー・ハザウェイ・クラスB株式とアップル株を保有しましたが、大部分をインデックスファンドに投資しました。

掛け金のほとんどを自動化することによって、投資を合理化、単純化するように維持しています。投資には自制心が必要ですが、自動化すれば容易になると、彼女は言います。

<明日に続く>