世界で最も裕福な国と考えられているのは、アメリカと考える人は多いでしょう。そして、中南米の貧しく治安の悪い国から、たくさんの人たちがアメリカに移民したがっています。また、ヨーロッパも世界的に見れば裕福な国であり、アフリカから不法移民が続いています。
しかし、アメリカの富は上位1%など、裕福な人たちに集中しています。裕福でない人たちもたくさんいます。富を築く方法が分かっていても、実行されていないのかもしれません。
しかし、お金だけをたくさん持っているで良いわけはありません。ロサンゼルスに住んでいる人の中には、最近刑法の罰則規定が緩やかになったので、治安がますます悪化しているので、アメリカから出て行きたいという人もいるそうです。
2023年10月13日のCNBC makeitの記事を読んで見ましょう。以下は拙訳です。
45% of Americans say this is the best way to build wealth—but only a fraction are doing it
米国人の45%は、これが富を築く最良の方法と回答。しかし実行しているのはごく一部
あなたの個人的な豊かさの定義は、銀行にどれだけお金があるかとはあまり関係がないかもしれない。子供と多くの時間を過ごせるから、あるいは情熱を持ってキャリアを追求しているから、裕福だと感じるかもしれない。
しかし、その定義がどうであれ、最近のレンディングツリーの調査によれば、アメリカ人の大多数(60%近く)が、自分は決して裕福にはなれないと考えている。
オンライン・レンディング・マーケットプレイスは、2000人の成人に自分の富の見通しについてどう思うか尋ねたところ、かなりの悲観論が見られた。現在裕福だと感じていると答えた成人はわずか20%だった。
レンディングツリーの調べによると、大多数の成人は、裕福さとは、6桁の給料を稼ぐとか、100万ドルの純資産を持つといったマイルストーンを達成することよりも、経済的な安定と快適さを手に入れることだと答えている。
以下は、人々が考える富の築き方と、そのために行っていることである。
富を築く鍵は不動産?
現在、購入する住宅は不足しているかもしれないが、バーバラ・コーコランのような大金持ちから、ミシガン州の夫婦のように不動産から毎月1万1000ドルを得ている小口投資家に至るまで、不動産投資を通じて大きな富を築いた例には事欠かない。
また、富を築くための最良の方法を尋ねたところ、不動産という回答が最も多かったことがLendingTreeの調べでわかった:
不動産: 45%
株式市場 32%
貯蓄債券:21
現金: 21
税制優遇退職金口座 16%
不動産が、全体的に最も人気が高いだけでなく、各世代とも富を築く鍵だと答えている。ベビーブーマー(59歳から77歳の成人を指す)は、富を築くために最も重要なものとして不動産投資を挙げる傾向が、他の世代や一般人口よりも若干高かった。彼らはまた、実際にそれを行っている可能性が最も高い世代でもある。
レンディングツリーによると、現在持ち家があると答えた回答者は全体ではわずか22%だが、ベビーブーマー世代では37%に跳ね上がる。本宅以外の不動産に投資していると回答した消費者は、調査対象者全体のわずか14%であった。
アメリカ人の富の定義
このデータは興味深い矛盾を示している: アメリカ人は不動産が富を築く鍵だと考えているが、不動産を所有すること自体が富裕層であるとは考えていない。
実際に何をもって裕福とするかということになると、アメリカ人は特定の資産というよりも感覚であるという意見で一致する傾向がある。調査回答者の半数以上(56%)は、経済的な心配がなく快適に暮らせることが豊かさの定義だと答えている。さらに45%は、経済的な安定こそが豊かさだと答えている。
自宅を所有することが裕福になると答えたのはわずか33%、本宅以外の不動産を所有することが裕福になると答えたのはわずか14%だった。
レンディングツリーの調査によると、アメリカ人のほぼ3人に1人が、裕福とみなされるには少なくとも年収10万ドル以上でなければならないと答えている。
さらに、現在年収10万ドル以上の人のうち31%が、裕福とみなされるには少なくともその5倍は稼ぐ必要があると答えている。
若い世代は富を築く希望と時間がある
自分が裕福になれると思うアメリカ人はわずか41%だが、若い世代はかなり楽観的だ。Z世代の70%近くとミレニアル世代の54%が、自分たちが生きている間に裕福になると考えている。
さらに、若い世代は株式市場を信頼する傾向が年配の世代より若干高い。Z世代では38%、ミレニアル世代では37%が株式市場が富への最良の道だと答えているが、X世代では30%、ベビーブーマー世代では24%に過ぎない。
レンディングツリーのチーフ・クレジット・アナリスト、マット・シュルツ氏はCNBC Make Itにこう語る。「それは大きな、大きな問題です。時間ほど富を築く資産はありません。若いアメリカ人には、高齢のアメリカ人のような収入や金融経験はないかもしれないが、投資や貯蓄を成長させることができる年数が長いという明確な利点がある。」