投資に対する不安と対応策12

◎今日のテーマ:投資に対する不安と対応策12

つみたてNISA、iDeCo

昨日まで、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)やSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)などのETFを中心に投資のお話をしてきました。しかし、投資に不安があっても、気楽に投資を始める方法が用意されました。それがつみたてNISAであり、iDeCoです。

始めるハードルは低い

SBI証券のつみたてNISAの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、100円以上1円単位で買い付けられます。

年間、数千円か数万円で始められる

何事も、一番最初は不安が付き物です。私も最初にアマゾンで本を買う時には、緊張しました。外国の書籍を買う時にも、中古の本を買う時も、不安がありましたが、今は慣れてしまいました。年間で、数千円から数万円で始められますから、捨てても良いという気持ち(実際には捨てることにはなりませんが)でSBI証券などで始めることが可能です。

野村證券でも大きな問題は無し

もし、SBI証券はネット証券なので、不安だし、相談もできないから、どうしても窓口のある証券会社の方が安心という場合には、野村證券でつみたてNISAを少額から始めればよいと思います。私の証券口座は野村証券1社だけです。

野村證券はコストが少し高い

私のつみたてNISAは、野村つみたて外国株投信 で、運用管理費用 (信託報酬)は年0.2052%です。私のiDeCoは野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIで、運用管理費用(信託報酬)は0.2376%です。どんどんコスト低減に努力している<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの0.11772%に比べると高めですが、一応許容範囲に入ります。どうしても、このニッセイの商品にしたければ、SBI証券などのネット証券で運用するしかありません。野村證券で安心感を得るか、SBI証券で低コストを採るか、という選択です。どちらにしてもスタートすることが大事です。

普通の投信積立、ETF購入

つみたてNISAとiDeCoだけだと、一か月の積立額が4~5万円なので、老後の蓄えや、住宅購入には足りません。そこで、次のステップとして、普通の投資信託積立や、ETF購入による資産運用が必要になります。

初心者は、つみたてNISAで始めれば安心

平成時代に初めに、知り合いになった山一証券の社員から、「投資信託だけは買わない方が良い」と言われました。その理由は、購入手数料、運用管理費用(信託報酬)が高く、しかも、買い替えの営業攻勢をかけられるからだそうです。しかし、現在のつみたてNISAに限っては、そんな心配が要りません。コストも安く、証券会社に手数料を稼がれる心配はあまり要りません。まず少額から始めることができる時代なのです。

Buy and Hold

そして始めた後は、評価額が下がっても、売らずに保有し続けることです。買うことを始めること、そして、売らないで持ち続けること。英語でBuy and Holdです。私の連れ合いも、リーマンショックの直前にETFを買い、評価額が半分以下に暴落しましたが、一度も売らずに追加購入を続けた結果、現在は高級車2台分の運用益を生み出しました。売らずに持ち続ける Hold は、大事ですが、それ以上に大事なのが、 Buy です。まず、買うという行動を、起こさなければ、何も始まりません。行動しなければ、ただの知識で終わります。わずかなお金で、できるのですから、まずは始めることです。