投資に対する不安と対応策9

◎今日のテーマ:投資に対する不安と対応策9

昨日に続いて、今日は6番目の不安への対策の続きです。

⑥ 投資のことを誰に相談してよいか分からない。3

広告の載っている雑誌

昨日は新聞について書きましたが、今日は雑誌です。雑誌を見ると、2種類あるようです。一つは、広告宣伝の載っている雑誌で、毎月発刊されています。この種の雑誌は、個別株式の売買で運用益を出した記事、株主優待の特集、高配当銘柄の研究などを扱っています。稀にSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)などの大型ETFを取り上げることがありますが、多くはありません。私が保有していた持株会株式の予想株価が10倍になるという記事が出たことがありましたが、その数年後、リーマンショックで株価は大幅に下落しました。個別株式の予想が当たることは、偶然以外には有りません。株主優待の株は割高ですし、株主優待を無理して利用するつもりはありません。私は、広告の載っている雑誌は買いません。

広告のない雑誌

広告の載っていない雑誌も店頭には並んでいます。広告の載っている雑誌よりは、信頼できそうですが、注意は必要です。ある雑誌には、推奨銘柄として、低コストのインデックスファンドの一覧表を掲載していました。2017年のiDeCo、2018年のつみたてNISAがスタートしたので、低コストのインデックスファンドが脚光を浴びています。

投資信託の選択基準はコストだけではない

私は投資商品を選ぶ時は、コスト(特に運用管理費用(信託報酬))と、純資産総額を基準にしています。信託報酬は、長期運用する場合に、大きく成果に影響しますので、できるだけ低コストの商品を選ぶべきです。しかし、どんなに低コストでも、純資産総額が小さくていつの間にか償還(会社でいえば解散)されてしまっては困ります。

DCの投信が償還された

私は、十数年前に確定拠出年金の運用資産を外国株式インデックスファンドにしたことがありました。このファンドの信託報酬は、なんと、ゼロだったのです。しかし、数年後にこのファンドは償還になってしまい、日本株式のインデックスファンドに変更したことがありました。株式のETFについて、私は基本的に1兆円以上の大型ETFしか購入していません。iDeCo、つみたてNISAは、野村證券の外国株式インデックスファンドを選んでいますので、償還になる恐れはなく、時間が経つにつれ着実に大規模に成長すると思っています。

雑誌には注意が必要

iDeCo、つみたてNISAなどの積立用投資信託を特集するときは、コストだけでなく、純資産総額の現状と将来見通しの載せてある記事が、信頼に足ると思います。