投資に対する不安と対応策4

◎今日のテーマ:投資への不安に対策するか4

昨日は、ETFを1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)にすることになりました。今日は3番目の不安への対策です。

③ どの金融機関を使えばよいか分からない。

野村證券、SBI証券

結論から言うと、野村証券かSBI証券が良いと思います。野村証券は日本最大の証券会社なので安心感があり、支店も多いので、いろいろな手続きを頼みやすいという利点があります。一方、問題点としては、品揃えが十分でなく、余計な営業を仕掛けられ、手数料も高い、ということがあげられます。

低コストのインデックスファンドの品揃え

品揃えに関しては、インデックスファンドの中で有望な<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、IVV(アメリカS&P500のETF)などの取り扱いがありません。

余計な営業

余計な営業というのは、例えば、外国債券やアクティブファンド等を電話などで営業したり、自宅まであいさつに来たりすることです。外国債券などは、法人に対して営業をかけて売れ残ったものを個人に営業しているらしいのです。そういう営業は、すべて断れば問題ありませんが、いちいち対応するのは煩わしいものです。

手数料の高さ

手数料については、ETFの購入手数料、売却手数料が、約定代金の1%程(約定代金によって異なります。かかります。)SBI証券などのネット証券は、その10分の1くらいで済みますので、対面証券会社の場合は、支店経費、人件費などを負担することになります。

ネット証券に対する漠然とした不安

一方、SBI証券などのネット証券は、私のように還暦を過ぎた世代には、少し距離を感じます。

野村證券でも大きな不満は無し

私は現在野村証券にしか口座を開設していませんし、特に困っていることはありません。しかし、私の子供たちの世代には、ネット証券が主流になると思いますので、私も近いうちにSBI証券に口座を開設しようと考えています。野村証券になくて、是非ともSBI証券を利用する必要がある商品は、iDeCo、つみたてNISA以外の普通の積立投信です。iDeCoとつみたてNISAについては、金融庁の強力な指導もあって、ある程度満足のいく品揃えがなされました。

将来的にはSBI証券が有望

しかし、普通の積立投信については、野村証券のインデックスファンドはコストが高くて利用したいと思いません。

低コストのインデックスファンド

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用管理費用(信託報酬)が0.11772%なのに対し、野村インデックスファンド・外国株式は0.594%です。この積立投信は、数十年にかけて数千万円を積み立てるので、到底野村證券は採用できません。

対面証券1社、ネット証券1社

最後に、ここでは、対面証券会社を野村證券に、ネット証券をSBI証券1社に絞っていますが、それには私なりの考え方があります。

最大のETF、最大の証券会社に安心感

私は、ETFを選ぶ時も、日本とアメリカで最大の、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)をえらびました。最大であるということは、安心感につながります。

山一証券の廃業

山一証券は1997年に廃業しました。その時、私の親は、山一証券の株式を持っていましたが、価値がゼロになってしまいました。もしかすると、山一証券が野村證券のように大きい会社であれば、つぶれなかったかもしれません。絶対に安全ということは、この世にはありませんが、より安心できる方を選択をしたいのです。

証券会社を親子でリレー

私が野村証券を中心に資産運用し、子供たちがSBI証券を中心に資産運用すれば、私の死後、野村證券の資産は子供たちの資産になります。その結果、ETFは野村證券、インデックスファンドはSBIの口座に入ります。資産の分散化も図れ、結構よいバランスだと思います。