「貯蓄の心得」6

◎今日のテーマ:「貯蓄の心得」6

昨日に続いて、「投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント」   の第1章「まず貯蓄を始めよう」の「大きく貯める」方法の考察の続きです。

◆ 手数料の安い商品に投資を集中するとよい。

低コストのETF

私は、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の、VOO、VGK、VWOなど、運用管理費用(信託報酬)の安いETFに、集中して投資しています。

iDeCoは管理会社自体を変更

iDeCoについては、信託報酬の高い商品しかないみずほ銀行から、安い野村證券に移管することによって、コスト低減を実現できました。つみたてNISAは野村證券で運用しています。しかし、コスト低減を徹底するのであれば、証券会社をSBI証券に、1306を1308に、SPYをIVVかVOOにすることも考えられます。ただし、コスト低減だけでなく、安心感も得たいのであれば、私や連れ合いのように、野村證券で運用することも有力です。1997年に証券業界第4位の山一證券が自主廃業しましたが、絶対に安全ということは無いので、業界第1位の野村證券の方が安心感は高いと受け止めています。

◆ 新車に近い中古車か、これまで乗っていた車より小さい車を買うこと。

連れ合いの所有している自動車は、中古で買った大衆車で、10年乗っています。一方、私は車の免許を持っていません。なお、連れ合いの自動車を買う時も、私は1円も払っていません。私は東京23区以外に住んだことがありませんので、運転免許を必要だと思ったことがありません。自動車購入費、駐車場代金、ガソリン代、保険、車検などの維持費、ドライブに伴う出費を合計すると年間100万円の出費になります。毎日3000円ずつ、タクシーに乗った場合1年間で100万円です。JR、メトロ、私鉄、バスの走っている東京23区では自動車は必要ありません。私の家から徒歩20分以内に、鉄道の駅は4路線6駅あります。

◆ それほどでもない事故や火災に対しては、自分の貯蓄で備える方が良い。自動車保険と火災保険はかなり税控除があるので、大きな事故や火災に対してはしっかりと保険をかけよう。保険会社のコストのほとんどは、少額な請求関連のペーパーワークによるものだ。

この方法は、アメリカ人に対してのものなので、日本人向けには、自動車保険、火災保険に加えて地震保険が必要でしょう。我が家では、この3つの保険に加入し、それ以外は加入していません。

◆ 今年の支出は、2、3年前の支出以下に抑える

この文章を読んだときに、「今でも十分に節約しているし、難しいな。」というのが実感です。しかし、50年代半ばで生命保険、医療保険をすべてやめたように、大きな固定費を見直す必要があるかもしれません。当面の課題は、新聞、固定電話、スマホの契約変更でしょうか。数年後に仕事を止めてから、じっくり考えようと思います。一方で、体が動くうちに海外旅行などをしたいので、1点豪華主義で悔いのない支出も大事なことだと思っています。