確定給付年金の受取

◎今日のテーマ:確定給付企業年金の受取

DB支払い通知

確定給付企業年金(DB:Defined Benefit Plan)の支払い通知が届きました。DBは確定給付企業年金法に基づいて実施される企業年金制度であり、規約型企業年金と基金型企業年金の2種類に分かれます。

規約型と基金型

規約型は、事業主が従業員の同意を得て、制度内容を定めた年金規約に基づき、掛金を外部に拠出することにより、その年金資産を管理・運用し、年金給付を行うものをいいます。私の受け取っているDBはこのタイプです。また、基金型は、事業主が従業員の同意を得て、別法人として設立された企業年金基金が、制度内容を定めた年金規約に基づき、年金資産を管理運用するものをいいます。

2.5%の確定利回り

私のDBの利回りは2.5%で、それほど高くはありませんが、確定利回りなので価値はあると思います。私のポートフォリオは、9割が株式のETFなので、全体のバランスから見て、このまま支払いを受けようと思っています。ただし、日本のインフレ率が将来、例えば10%になってしまえば、残りの全額を現金で受け取り、他の運用を考えなければならないかも知れませんが、現在のような低インフレでは、それを考える必要はありません。

ポートフォリオは年金も含めた全体の中で考える

私の金融資産の9割がETFと書くと、リスキーでギャンブル好きなのではないかと思われるかもしれませんが、私はギャンブルは全くやりませんし、妥当な判断に基づいて運用しているつもりです。65歳になると厚生年金を満額受け取ることになります。その時点における受取金額の見通しが立つものは以下の通りです。

厚生年金        250万円

確定給付企業年金   50万円

財形年金       70万円(65歳まで)

確定拠出年金      ?円(70歳から)

1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の配当金 100万円

年収400万円

従って65歳時点での収入が470万円、66歳以降は400万円になります。配当金は、株価が上がっても下がってもあまり大きな変動がありませんから、結構頼りになる見通しの立つ収入です。

日本版コーポレートガバナンス・コード

最近の1306の分配金(100口当たり、課税前)は以下の通りで、日本版コーポレートガバナンス・コードのおかげで、少しずつ上昇しています。

2018年7月 3,050 円
2017年7月 2,600 円
2016年7月 2,730 円
2015年7月 2,300 円
2014年7月 2,060 円

外貨ETfの分配金は再投資

上記以外にSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)等、外貨ETFの配当金が200万円ほどありますが、それはすべて外貨ETFに再投資する考えですので使う予定はありません。

偶数月は厚生年金、奇数月はDB

特別支給の老齢厚生年金は偶数月の支払ですが、私のDBは奇数月の受取です。2か月分で約13万円ですが、そこから所得税を1万円差し引かれて、振込額は12万円です。翌年の確定申告によって多少の還付があります。