インデックスファンドの検討1

◎今日のテーマ:インデックスファンドの検討1

ETF、インデックス、アクティブのファンド

私のブログは、ETFとインデックスファンドを対象にしています。世間では今まで、アクティブファンドの取引が多かったのですが、その理由は人気があったり、個人投資家にとってメリットがあったからではなく、証券会社や銀行などの窓口で勧められるままに買っていたからです。しかし、賢い投資家や、少しでも知識のある個人投資家はアクティブファンドにはほとんど目を向けないようです。

ETFとインデックスファンドの使い分け

個人投資家にとって、ETFとインデックスファンドの使い分けは、100万円単位の手許現金をまとめて投資したいという希望があればETF、それより少額の手元資金を投資したい場合、あるいは、積み立てで投資をしたい場合には、インデックスファンドが投資対象になる場合が多いと思います。

私はほとんどETF

私の場合には、年金を受け取る年齢ですので、既に退職金等でETFを購入済みです。ただし、つみたてNISAだけは、インデックスファンドを毎月購入しています。そこでインデックスファンドには現在どのようなものがあるのかを確認しておきたいと思います。

インデックスファンドの選択基準

インデックスファンドを選ぶにあたって大事なポイントは以下の通りです。

1.信託報酬(運用管理費用)が安いこと

10年、20年にわたって長期投資をする場合、信託報酬の高いものは買うべきではありません。アクティブファンドは信託報酬が高いのです。

2.ノーロードである(購入換金手数料が無いこと

少しでもファンドを知っている個人投資家は、ノーロードのファンドを選びます。したがってそういう人はアクティブファンドを選びません。

3.純資産総額がある程度大きいこと

純資産総額が少ない場合には、将来的にその商品が消滅する恐れがあります。ある程度ボリュームがあって、成長しているものでなければ安心して買えません。

4.自分の口座のある金融機関で取り扱っていること

メガバンクや野村、大和などの対面証券会社の扱っているファンドで、上記のハードルをクリアできるものはきわめてわずかです。従って、多くの場合、インデックスファンドを購入する場合は、SBI証券や楽天証券などのネット証券会社に口座を開く必要があります。

TOPIXのインデックスファンド

それでは、個別のファンドを検討しますが、種類が多いので、今回はTOPIXに連動するインデックスファンドを見ます。5位くらいまでは信託報酬が0.155%と、かなり低コストだといえます。しかし、純資産総額を見ると、ニッセイ TOPIXと三井住友・DC 日本株式しか200億円を超えていません。あまりボリュームの無いファンドには不安を感じてしまいます。

日本株式(TOPIX型)インデックスファンド信託報酬ランキング

順位 ファンド名(略称) 信託報酬(税抜) 純資産総額(億円)
1 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 0.155% 67
1 Smart-i  TOPIX 0.155% 2
2 iFree TOPIX 0.159% 9
2 ニッセイ TOPIX 0.159% 216
5 三井住友・DC 日本株式 0.160% 214
6 たわらノーロード TOPIX 0.170% 10
6 i-SMT TOPIX 0.170% 1
8 SMT TOPIX 0.370% 142
9 日本株式 インデックスe 0.370% 31
10 野村(Funds-i) TOPIX 0.400% 30
11 eMAXIS TOPIX 0.400% 190