◎今日のテーマ:インデックスファンドの検討7
債権には関心なし
今日は「先進国債券 インデックスファンド信託報酬ランキング」を見ます。昨日も申し上げましたが、私は現在の債券には関心がありません。その理由は、
① 日本も世界も現在は利回りが低いので、魅力が無いこと
② 日本の国債残高の水準は異常なほど高いので、いつ国債価格が暴落するか分からないこと
です。
しかし、株式と並んで債券は伝統的に重要な資産分散候補の一つですから、現状を把握することは無駄ではないと思います。次の表はインデックスファンドです。
順位 | ファンド名 | 信託報酬(税抜) | 純資産総額(億円) |
1 | たわらノーロード先進国債券 | 0.170% | 58 |
1 | eMAXIS Slim先進国債券 | 0.170% | 31 |
1 | ニッセイ外国債券 | 0.170% | 100 |
1 | Smart-i先進国債券 | 0.170% | 0 |
5 | iFree外国債券 | 0.180% | 14 |
6 | 三井住友・DC外国債券 | 0.210% | 594 |
7 | i-シェアーズ先進国債券 | 0.325% | 3 |
8 | 外国債券インデックスe | 0.500% | 33 |
9 | SMTグローバル債券 | 0.500% | 169 |
10 | 野村(Funds-i)外国債券 | 0.550% | 18 |
11 | eMAXIS先進国債券 | 0.600% | 135 |
eMAXIS Slimと、ニッセイは、どの試算でも有力な候補ですが、たわらノーロードも良い意味で要注意銘柄です。ただし、どの銘柄も純資産総額が小さいので魅力がありません。
また、トータルリターンは以下の通りです。設定日は、2015年12月18日です。現在の低金利を反映して、1~2%程度です。
1ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | |
本ファンド | -0.29% | 2.01% | 1.30% | 1.29% |
カテゴリ平均 | -0.15% | 2.44% | 1.19% | 0.94% |
国・地域別の構成比は、この円グラフの通りです。米国が46.55%で圧倒的です。以下、フランス、イタリア、英国、ドイツの順です。
次に、通貨別の構成比を見ます。資産の分散化は重要ですが、できれば通貨も分散化することが望ましいと言われています。しかし、現在ユーロMMFが利用できない状態が、続いています。従って、通貨の分散化という観点からは、インデックスファンドが有利な状況にあります。USドルが46.55%、ユーロが38.78%で、ユーロが資産分散化で活躍しています。その後には、イギリス・ポンド、オーストラリア・ドル、カナダ・ドルなどが続いています。
たわらノーロードは、アセットマネジメントOneの商品です。アセットマネジメントOne株式の経済持分比率はみずほフィナンシャルグループが70%、第一生命ホールディングスが30%ですが、議決権保有比率はみずほフィナンシャルグループが51%、第一生命ホールディングスが49%となっています。