連れ合いの運用実績2019年4月

◎今日のテーマ:連れ合いの運用実績2019年4月 運用益は高級車1台とコンパクトカー1台の合計2台分相当

サブプライムローン、リーマンショック

連れ合いは、2007年中ごろに1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の投資を始めました。しかし、直後にサブプライムローン問題が表面化しました。リーマンショックが発生しました。「リーマンショック」とは、2008年9月15日アメリカの証券会社「リーマン・ブラザーズ」の経営破綻に端を発し、株価が大暴落したことを指します。 この日は月曜日でした。

経済評論家も予想できず

NHKラジオの朝6時40分から「経済展望」という番組があって、ある経済評論家が「今回のサブプライムローン問題は間もなく収束して経済は回復する」という趣旨の原稿を用意していました。ところが、この番組の直前にリーマンショックが発生したので、原稿を修正する時間がなく、まずは元々の原稿を読んだのですが、現実とは全く逆の解説だったのですから、NHKアナウンサーから問い詰められてしまいました。結局まともな解説をできないまま番組が終了しました。このことから推測されるのは、経済評論家も含めて多くの専門家は、リーマン・ブラザースを救済するはずだと考えていたということです。しかし、最終的には、今までさんざん儲けてきた金融機関を、国民の税金を使って救済することは許されないとの判断に行きついたのでした。

アメリカ金融機関のモラルハザード

アメリカをモラルハザードに陥れてはいけないということです。この時の米国財務長官は元ゴールドマンサックスのCEOのヘンリー・ポールソンでした。ポールソンはゴールドマンサックスを2006年に辞めるとき、ゴールドマンサックス株をすべて売却しましたが、その額は約500億円でした。

我が家も大変だった

このリーマンショックで、大変なことになったのは、アメリカ、日本、ヨーロッパだけではありません。我が家も大変なことになりました。昨年1000万円で購入した1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の時価評価額が半分以下になったのです。その購入を連れ合いに強く推奨したのが私なのですから、私は連れ合いから散々責められることになりました。

一度も売却せず

しかし、連れ合いは一度も売却することなく、逆に日本の株式相場が上向いてきた2013年から追加購入を始めました。底値で買えばよかったのですが、実際の場面では、それほど冷静な判断はできません。損切りせずに嵐が過ぎ去るのをじっと待っただけでも立派です。リーマンショックの時には、慌てて売って損失を出した個人投資家が多かったように聞きます。2015年に初めて運用益がプラスになり、その後チャイナショックで停滞していた時期もありますが、やっと高級車1台とコンパクトカー1台の運用益が出るところまで来ました。高級車3台か4台までの水準になれば、私としても安心できるのですが、まだまだ心配です。