◎今日のテーマ:DCの評価額推移2019年5月

年金は年齢とともに
今から30年以上前、私は職場の上司から、「若いうちから年金のことなんか気にするな。」と言われました。実際にあまり心配せずに過ごしてきたような気がしますし、50歳ころに、勤めていた会社にDB(確定給付年金)とDC(確定拠出年金)が導入されたときにも、「なんとか暮らしていけるだろう」くらいの気持ちでいました。それでも50歳から、財形年金を積み立てました。その後、DCにおける商品は、ネット証券を中心に運用管理費用(信託報酬)がかなり安くなってきました。
DCをみずほ銀行から野村證券に移管
私は昨年の初めまで、みずほ銀行でDCを運用していたのですが、信託報酬(0.5%以上)が高いので移管しようと思い、野村證券とSBI証券に絞って、比較検討しました。外国株式インデックスファンドの信託報酬は両方とも当時0.22%でしたが、SBI証券は紙の報告書を送ってくれないということなので、野村證券を選択して、みずほ銀行から移管しました。なお、信託報酬は6月18日から0.14% に引き下がります。更に、野村アセットマネジメント株式会社は、確定拠出年金向けファンドのうち、国内債券、外国債券、国内株式等についても、信託報酬率を引き下げます。
純資産額、収益率、リスク
野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIの主な投資対象は、「外国株式MSCI-KOKUSAIマザーファンド」受益証券を主要投資対象とし、ベンチマークはMSCI-KOKUSAI指数です。純資産総額 は536.2億円ですから、比較的大きなファンドです。
過去の収益率とリスクは以下の通りです。
| 収益率 | リスク | |
| 1年間 | 9.21% | 18.32% |
| 3年間 | 11.86% | 14.96% |
| 5年間 | 9.20% | 16.08% |
| 10年間 | 13.58% | 17.84% |
国別のウエイトは次の通りです。アメリカが全体の3分の2を占めています。
| 国 | ファンドのウエイト |
| アメリカ | 65.80% |
| イギリス | 6.23% |
| フランス | 3.99% |
| カナダ | 3.79% |
| スイス | 3.57% |
株式組入上位10銘柄は次の通りです。上位9位までがアメリカ、10位にようやくスイスが入りました。
| 銘柄名 | ファンドのウエイト | 国 |
| APPLE INC | 2.56% | アメリカ |
| MICROSOFT CORP | 2.48% | アメリカ |
| AMAZON.COM INC | 2.08% | アメリカ |
| FACEBOOK INC-A | 1.22% | アメリカ |
| ALPHABET INC-CL C | 1.04% | アメリカ |
| ALPAHBET INC-CL A | 1.00% | アメリカ |
| JPMORGAN CHASE & CO | 0.99% | アメリカ |
| JOHNSON & HOHNSON | 0.98% | アメリカ |
| EXXON MOBIL CORP | 0.91% | アメリカ |
| NESTEL SA-REG | 0.77% | スイス |