SPY, IVV, VOO, VTI, QQQ, VYM, VGK, VWO, VT, 1306, 1321の純資産総額、リターン、信託報酬等比較 2022年1月

純資産総額、リターン、信託報酬

主要な株式ETFのリターンは、かなり大きく変動しています。

ティッカー・銘柄コード 設定日 資産総額 (外国は百万ドル、日本は十億円) 経費率 1年トータルリターン 3年トータルリターン 5年トータルリターン
SPY 1993年1月22日 410,415 0.09% 15.52% 19.96% 16.11%
IVV 2000年5月19日 306,718 0.03% 15.62% 20.02% 16.17%
VOO 2010年9月9日 258,570 0.03% 15.60% 20.01% 16.17%
VTI 2001年5月31日 275,999 0.03% 11.22% 19.23% 15.54%
QQQ 1999年3月10日 187,261 0.20% 8.28% 29.37% 24.24%
VYM 2006年11月16日 42,115 0.06% 19.67% 13.73% 11.20%
VGK 2005年3月10日 21,744 0.08% 9.13% 12.16% 9.48%
VWO 2005年3月10日 82,194 0.10% -6.30% 9.92% 8.90%
VT 2008年6月26日 24,743 0.08% 7.04% 15.57% 12.56%
1306 2001年7月13日 15,943 0.09% 6.02% 9.93% 7.32%
1321 2001年7月9日 7,658 0.18% -2.26% 12.11% 9.78%

1か月前の半分

1か月前の1年トータルリターンは27%だったのですが、現在は15%ですから約半減しました。ウクライナ情勢やFOMCへの警戒感が強くなって、一気にリスクオフになったようです。SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の株価チャートも、最近1か月では480ドルから、440ドルまで下落しました。1割近く下落したので少しがっかりしますが、それでもまだ1年間で15%上昇しているのですから、かなり高い水準です。

1年間では大したことは無い

1年間のチャートで確認しましょう。最後のところで下落していますが、それほど大きな急落とは言えません

29年間では全く気にならない

1993年からの29年間のチャートでは、ほとんど気になるレベルではありません。最近では2020年3月の新型コロナショックの急落が目につきます。

個別の銘柄で気になるところを見てみましょう。

ナスダックは急落

QQQ(ナスダックのETF)はSPY(S&P500のETF)などに比べて落ち込みが激しいようです。エミンユルマズが、最近テレビで、「テスラの株価は高すぎる。トヨタよりもはるかに高いなんてあり得ない。バブルははじける」という趣旨の発言をしていましたが、当たっているかもしれません。

VTIは小型株が多い

SPYやVOOに比べてVTIのリターンが低いのは、SPYなどが上位500社だけに投資しているのに対し、VTIは中小型株にも投資し、リスクオフの観点から中小型株が敬遠されているからでしょう。

新興国も敬遠

VWO(新興国のETF)がまいなす6%になっているのも、アメリカの小型株と同様にリスクオフの対象銘柄だからでしょう。

新興国の株価が下がれば、世界に投資しているVTも当然不調になります。

日経平均は下落幅が大きい

1306(TOPIX連動(ETF))よりも、1321(日経225連動ETF)の方がリターンが少なく、マイナスになっていますが、これは日本銀行の購入対象から外れたことと、今まで買われ過ぎたからでしょう。

コード 銘柄名 ETF概要
SPY SPDR S&P500 ETF SPDR S&P500 ETFトラスト(SPDR S&P 500 ETF Trust)は米国籍のETF(上場投資信託)。S&P500種指数に連動する投資成果を目指す。S&P500種指数の全構成銘柄を組み入れる。主に米国の大型株を保有。ユニット型投資信託であり、四半期ベースで配当を支払う。保有銘柄のウエートは時価総額ベースで算定。
IVV iシェアーズS&P500 ETF iシェアーズ・コアS&P500 ETF(iShares Core S&P 500 ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、主に米国の大型株を保有。四半期ごとに時価総額方式を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスする。
VOO バンガードS&P500ETF バンガードS&P 500 ETF(Vanguard S&P 500 ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。S&P500種指数のパフォーマンスに連動する投資成果を目指す。主に米国の大型株を保有。S&P500種指数の全構成銘柄に投資し、四半期ごとに時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定し、リバランスする。
VTI バンガード・トータル・ストック・マーケットETF バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market ETF)は、米国籍のETF(上場投資信託)。CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資 成果を目指す。あらゆる時価総額規模の米国株式を保有。米国株式市場全体を投資対象とする。3500以上の銘柄を保有し、時価総額ベースでウエートを算定。
QQQ Invesco QQQ Trust Series 1 インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)は、米国籍のETF( 上場投資信託)。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指す。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。
VYM バンガード・ハイディビデンドイールドETF バンガード・ハイディビデンド・イールドETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)は 、米国籍のETF(上場投資信託)。平均以上の配当を出す普通株で構成されるFTSEハイデ ィビデンド・イールド指数に連動する投資成果を目的とする。時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。
VGK バンガード・FTSE・ヨーロッパETF バンガードFTSEヨーロッパETF(Vanguard FTSE Europe ETF)は米国籍のETF(上場投資信託)。FTSEディベロップド・ヨーロッパ大中小型株インデックスに連動する投資成果を目指す。同指数は、欧州主要市場に拠点を置く企業が発行した株式の投資リターンを測定。時価総額加重平均を用いて保有銘柄のウエートを算定。
VWO バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF(Vanguard FTSE Emerging Markets ETF) は米国籍のETF(上場投資信託)。FTSEエマージング・マーケッツ・インデックスに連動 する投資成果を目指す。ブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカなど、世界中の新興国市場で大型・中型株を保有する。時価総額加重型。
VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock ETF)は 、米国籍のETF(上場投資信託)。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連 動する投資成果を目指す。同指数は、先進国と新興国市場の両方を対象とし、米国内外の株式で構成。時価総額加重の算出法を採用し、保有銘柄は四半期ごとにリバランスされる。
1306 NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 TOPIXに採用されているまたは採用が決定された銘柄の株式のみに投資を 行ない、信託財産中に占める個別銘柄の株数の比率をTOPIXにおける個別銘柄の比率に 維持することを目的とした運用を行ない、TOPIXに連動する運用成果を目指します。 投資制限:株式への投資には制限を設けません。
1321 NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信 日経225に採用されているまたは採用が決定された銘柄の株式のみに投資を 行ない、信託財産中に占める個別銘柄の株数の比率を日経225における個別銘柄の比率に 維持することを目的とし、これに連動する成果を目指します。 投資制限:株式への投資には制限を設けません。 売買単位:1口単位 決算日:7月8日  分配:配当等収益から経費を控除後、全額分配することを原則とします。 受託銀行:三菱UFJ信託銀行 信託期間:無期限