連れ合いの運用実績2023年4月:過去最高の3千7百万円

運用益が過去最高になりました。1年以上の高原状態を抜けて上昇したように見えます。来月以降はどうなるでしょうか?

平均トータルリターン:6%程度

連れ合いは、投資を始めて実質10年ほどになりますが、平均トータルリターンは6%程度です。この6%という数字は、普通の日本人の感覚からすると、信じられないほど高いでしょうが、ウォーレン・バフェットの推奨した通り、VOO(バンガード社のS&P500ETF)に預けていれば、多少がっかりさせられる数字です。9%程度を期待してもよさそうです。

日本企業の資本コスト

それでは、日本ではどれほどの資本コストが想定されているのでしょうか。2018年に柳良平氏が調べたデータがあります。日本の場合、8%と言う数字が出てきました。

想定資本コスト 全体 日系 外資系
10%以上 19 10 9
9% 8 3 5
8% 77 38 39
7% 25 12 13
6% 7 2 5
5% 2 0 2
4%以下 2 1 1
その他 1 0 1
合計 141 66 75
平均 8.0% 8.0% 8.0%

今回は、グロービス経営大学院の解説などを基に資本コスト関連の勉強をします。

資本コスト Cost of Capital

資本コストとは、企業の資金調達に伴うコスト。

具体的には、借入に対する利息の支払いや、株式に対する配当の支払いと株価上昇期待である。

資本コストの代表的な計算方法としては、WACC(加重平均資本コスト)がある。これは、借入にかかるコストと、株式による調達にかかるコストを加重平均したものである。

なお、投資家の要求を満たすためには、事業計画の収益率は、資本コストを超えなければならない。

資本コストの考え方は、まだ日本のビジネス界では十分に認識されているとはいえない。しかし、資本コストは事業の価値計算において必須であるばかりでなく、グローバルに事業を展開する上で重要な概念である。

企業活動のサイクルと資本コストとの関係は、次のようになる。

・投資家が資本(キャッシュ)を調達する。
・投資家が調達した資本を企業に投資する。企業側から見れば、資本の調達になる。
・企業が資本を投下して資産を形成する。
・企業は資産を有効活用してリターンを生み出す。
・企業は資本を提供してもらった投資家に報酬を返す。

資本コストは、債権者が要求するリターンと、株主が期待するリターンに分かれる。債権者が要求するリターン、つまり債権者に対する資本コストとは利子である。利子は社債を発行する時、借入を行う時にその条件が決められるため、コストの算定は容易である。一方、株主に対する資本コストは利子のように明確には規定されていない。

日本のビジネス界においてしばしば見受けられる誤解は、企業にとって株主に支払わなければならないのは配当だから、株主に対する資本コストは配当である、という認識である。株式は企業が資本を調達するために発行するものとの原点に立ち返れば、誤った認識であることは明らかである。仮に株主が期待できるリターンが配当だけだとすると、投資家はより安全な社債で配当以上のリターン(利子)を得ることもできる。さらに、配当は利子と違って、減配や無配となる可能性もある。従って、資本コストはCAPM(資本資産価格モデル)によって算定しなければならない。

資本コストとは何か?~計算方法について簡単に解説~

資本コストとは、会社の資金調達に伴うコスト(費用)のことです。会社が銀行借入、社債発行、株式発行などによって資金調達する際には、銀行への利子、社債権者への利回り、株主への配当などのコストが必要になります。このように、会社が債権者や投資家に支払うべきコストが資本コストです。資本コストは、株主資本コスト(自己資本コスト)と、負債コスト(他人資本コスト)の2つに分けられます。

資本コストの計算方法

資本コストの代表的な計算方法が、「WACC(Weighted Average Cost of Capital:加重平均資本コスト)」です。WACCは、株主資本コストと負債コストをそれぞれの時価で加重平均して求めます。企業の投資判断に用いられるNPV(正味現在価値)を計算するときの割引率も、このWACCが使われます。

WACC(%) = 株主資本コスト × 株主資本/(有利子負債 + 株主資本) + 負債コスト × (1-実効税率) × 有利子負債/(有利子負債 + 株主資本)

株主資本コスト(自己資本コスト)とは

株主資本コストとは、会社からすると株式での資金調達にかかるコストのことです。株主からすると、出資額に対して期待するリターンであり、株主の会社に対する期待収益率と言えます。株主が期待するリターンとは主に配当であり、これらが自己資本コストです。

負債コスト(他人資本コスト)とは

負債コストとは、会社からすると負債にかかるコストのことです。社債権者や銀行などの債権者からすると、出資額に対して要求するリターンであり、債権者の会社に対する期待収益率と言えます。債権者が期待するリターンとは主に利回りや金利であり、これらが他人資本コストになります。

資金調達と資本コストの関係

会社がスムーズに資金調達するには、資本コストを意識して会社を経営する必要があります。そこで、一つの指標になるのが、キャッシュフローが資本コストを上回っているかどうかです。資本コストを上回るキャッシュフローを獲得できていれば、銀行や投資家、株主などから魅力的な投資先であると見られるため、資金調達がしやすくなります。逆に、キャッシュフローが資本コストを下回っていると、リスクに見合ったリターンを得られない投資先であると見られ、資金調達が難しくなります。

資本コストのまとめ

  • 資本コストとは、会社の資金調達に伴うコスト(費用)のことで、銀行への利子、社債権者への利回り、株主への配当などが該当する。
  • 資本コストは、株主資本コスト(自己資本コスト)と、負債コスト(株主資本コスト)の2つに分けられる。
  • 資本コストとは、自己資本コストと他人資本コストをそれぞれの時価で加重平均したもので、資本コストの代表的な計算方法である。